※今回の写真は全てスマホ撮影
少し前の話だが、盆休みに姉が帰省した。
その時、母親も共に3人で、今年のゴールデン・ウィークにも行った奈良県天理市の中西ピーナッツへ向かったのである。
ところが、中西ピーナッツは盆休みだった。
中西ピーナッツは日祝が休みとはいえ、この日は平日。
サービス業にもかかわらず、盆休みをしっかり取っているということは、中西ピーナッツはホワイト企業なのだろう。
やむを得ず、ランチを食べるため国道169号線を南へ。
GWの時は鰻屋の「みしまや」へ行ったのだが、盆休みの間は超満員になるのは必至。
さらに南下すれば、三輪素麺の本拠地である桜井市になるが、どこの素麺店も夏は満員に違いない。
そこで、桜井市の手前、天理市の最南端にある「大和まほろば」という店に行った。
ここは、自家製麺を売りにしたうどん・そばの店である。
実を言うと、盆休みとあって開店時刻の11時を少し回った頃には既に満員となっており、30分ぐらい待たされたのだが、普段の土日なら11時頃ではこれほどまでに満員にはならない。
あまりの暑さに、アッサリしたものを食べたかった我々は、いずれも「まほろば山かけそば(冷)」を注文(税込1,350円)。
これがまた絶品だった。
ざるそばの上に、当たり前だがとろろが掛けられていて、その上に生卵の黄身が乗っている。
別の小皿には天かすがあって、それをざるそばの上にパラパラと振り掛けると旨さが増した。
そして、とろろは完全に摺り下ろしているのではなく、山芋の欠片が少しだけ残っている。
この山芋の食感が、また堪らない。
もちろん、メニューは蕎麦だけではなく、うどんや丼物、定食もあるので選り取り見取りだ。
素麺が目当てで桜井市に来たものの、どの店も超満員で困ったという方は、この「大和まほろば」を強くお勧めする。