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安威川敏樹のネターランド王国

お前はチョーマイヨミか!?

ネターランド王国憲法

第1条 本国の国名を「ネターランド王国(英名:Kingdom of the Neterlands)」と言う。
第2条 本国の国王は「禁句゛(=きんぐ)、戒名:安威川敏樹」とする。
第3条 本国は国王が行政・立法・司法の三権を司る、絶対王制国家である。
第4条 本国の公用語は日本語とする。それ以外の言語は国王が理解できないため使用禁止。
第5条 本国唯一の立法機関は「日記」なる国会で、国王が一方的に発言する。
第6条 本国の国民は国会での「コメント」で発言することができる。
第7条 「コメント」で、国王に不利益な発言をすると言論弾圧を行うこともある。
第8条 「コメント」で誹謗・中傷などがあった場合は、国王の独断で強制国外退去に踏み切る場合がある。
第9条 本国の国歌は「ネタおろし」とする(歌詞はid:aigawa2007の「ユーザー名」に記載)。
第10条 本国と国交のある国は「貿易国」に登録される。
第11条 本国の文章や写真を国王に無断で転載してはならない。
第12条 その他、上記以外のややこしいことが起きれば、国王が独断で決めることができる。

一眼カメラはやめとけ!国王がコンデジを推す理由

 

最近、写真撮影を趣味にする人が激増している。

にもかかわらず、カメラ産業は衰退するばかりだ。

いったい、どういうことなのか。

 

元々、カメラは高価な物なので、撮影を趣味にする人は限られていた。

しかし、1970年代後半にオート・フォーカスが可能なカメラが登場して、素人でも撮影できるようになったのでハードルが下がる。

それでも、高いカネを出してまでオート・フォーカスのカメラを買う人は少なかったのだが、1990年代に「写ルンです」のような使い捨てカメラが発売されたので、一般人が写真撮影する機会が増えた。

その後、デジタル・カメラが発売され、ますますカメラが手に入りやすくなる。

 

やがて携帯電話が普及し、21世紀になるとカメラ機能付き携帯電話が登場したため、一気に写真撮影の機会が増えた。

それはスマートフォンに受け継がれ、今や写真撮影しない人の方が珍しいだろう。

しかも、今のスマホのカメラ機能はデジカメ顔負けで、わざわざデジカメを買う必要もなくなったので、カメラ産業が衰退したわけだ。

 

とはいえ、スマホでの写真撮影がキッカケで、本格的にカメラを始めようとする人も少なからずいる。

そういう人は、どうせ買うなら一眼カメラにしようと思うのではないか。

しかし筆者は「一眼カメラなんてやめときなはれ。コンパクト・デジタル・カメラ(コンデジ)で充分」とアドバイスしたい。

それは何故なのか。

 

ちなみに、本稿で言う一眼カメラとは、一眼レフもしくはミラーレス一眼のこと。

一眼カメラとコンデジとの大きな違いは、レンズ交換ができるか否かだ。

一眼カメラは、カメラ本体だけでは撮影できず、必ずレンズを装着する必要がある。

その代わり、広角レンズから標準レンズ、望遠レンズなど、レンズの付け替えが可能だ。

一方のコンデジは、カメラ本体とレンズが一体になっており、わざわざレンズを取り付ける必要はない。

逆に言えば、コンデジではレンズ交換が不可だ。

 

さっきはコンデジで充分と書いたが、コンデジでも光学5倍ズーム程度の安いコンデジなら買う必要はないだろう。

なぜなら、その程度なら現在のスマホのカメラ機能はかなり優秀なので、コンデジなど買わなくてもスマホで充分だからだ。

ちなみに、国王が買った初代デジカメ(もちろんコンデジ)は光学3倍ズームだった。

 

▼国王が買った初代デジカメ(コンデジ)のFUJIFILM FinePix A210

 

aigawa2007.hatenablog.com

 

国王が推すコンデジは、光学30倍ズーム以上のタイプだ。

このコンデジは、見た目が一眼カメラに似ているのでネオ一眼と呼ばれる。

ただし、レンズの交換は不可能なので、分類上は一眼カメラではなくコンデジだ。

国王が初めて買ったネオ一眼は三代目デジカメで光学18倍ズーム、四代目にいたっては光学40倍ズームというスグレモノだった。

 

▼四代目デジカメのFUJIFILM FinePix S8200は光学40倍ズームのネオ一眼

 

ところで、さっきから「光学○倍ズーム」と言っているが、これは何を意味するものなのか。

簡単に言えば、コンデジで倍率を示す数字で、○倍の数字が大きいほど望遠で撮影することができる。

ところが、この「光学○倍ズーム」という言い方は、一眼カメラでは使用しない。

 

国王もネオ一眼から一眼レフに買い替える時、既に一眼カメラを持っていた友人に「300㎜のレンズって、光学で何倍ズームなの?」と訊いたところ「一眼カメラではそういう言い方はしないので判らない」という答えだった。

当時の国王は、なぜ判らないのか判らなかったが、今なら判る。

 

それを説明する前に、イメージセンサーについて見てみよう。

一眼カメラ(一眼レフ、ミラーレス共)のイメージセンサーには、フルサイズ、APS-Cと、さらに小さいマイクロフォーサーズや1インチなどがある。

一眼カメラで主流なのがフルサイズとAPS-Cだが、フルサイズは35㎜判とも言い、フィルム・カメラ時代から使われている大きさで、プロやアマチュア上級者で使用されるカメラだ。

APS-Cはフルサイズよりもやや小さく、手頃で軽くフルサイズよりも安価なので、初心者用カメラとして重宝される。

当然のことながらフルサイズの方が画質はいいのだが、望遠レンズを使用する場合はAPS-Cの方が有利に働くのだから面白い。

 

一般的に、フルサイズよりもAPS-Cの方が1.5倍も大きく写るのだ(キヤノンは1.6倍)。

たとえば300㎜のレンズをAPS-Cの一眼カメラに装着した場合、実際にはその1.5倍の450㎜になる。

APS-C用レンズのパンフレットなどに「300㎜(35㎜判換算で450㎜)」などと書いているのはそのためだ。

気を付けなければならないのは、APS-Cで標準レンズを使いたいとき、たとえば50㎜の単焦点レンズ(ズームできないレンズ)を買うと、実際には75㎜で中望遠レンズになってしまったなんてことが起きることである。

したがって、自分が使っているカメラはフルサイズなのかAPS-Cなのか、常に意識しなければならない。

 

話をコンデジの「光学○倍ズーム」に戻すと、前述の光学40倍ズームのネオ一眼のスペックを見れば、焦点距離が4.3~172.2㎜となっている。

172㎜なら大した望遠でもなさそうだが、それよりも広角側の4.3㎜という小ささが異常だ。

普通は超広角でも24㎜以下であり、一眼カメラで4.3㎜のレンズなんて聞いたことがない。

 

これにはカラクリがあって、前述のように35㎜判換算にすると、24~960㎜というトンデモない数字になるのだ。

つまり、広角から超望遠まで、ネオ一眼ではレンズ交換する必要もなく、たった1台のカメラでカバーしてしまうのである。

APS-Cで600㎜のレンズを装着しても、35㎜判換算で900㎜にしかならない。

600㎜のレンズは、新品で買おうとすれば数十万円から高い物なら百万円ぐらいするだろう。

筆者が光学40倍ズームのネオ一眼を買ったときは、約1万8千円だった。

 

最近では、光学125倍ズームのネオ一眼なんて化け物カメラまで発売されている。

35㎜判換算だと24~3000㎜という、超モンスター級だ。

そもそも一眼カメラ用の3000㎜レンズなんて存在しない。

この光学125倍ズームのネオ一眼は、さすがに15万円ぐらいするようだが、それでもスペックを考えれば安いものだ。

 

一眼カメラの場合は、カメラ本体に標準ズームレンズの18~55㎜(35㎜判換算で27~83㎜)を付けて、どれだけ安くても10万円ぐらいはする。

そのうち、標準ズームレンズだけでは飽き足らなくなるので、他のレンズを買い足していくと、あっという間に20万円越えだ。

前述のように600㎜のレンズまで買うと、百万円越えもあるかも知れない。

それでも、光学125倍ズームはおろか光学40倍ズームにも劣るのである。

 

国王が持っている一眼レフはAPS-Cで、最も大きい望遠ズームレンズは55~300㎜(35㎜判換算で83~450㎜)だが、それでも光学40倍ズームの足元にも及ばない。

広角側を24㎜とすると、ネオ一眼に換算すれば光学18倍ズームで、国王の三代目デジカメとほぼ同じである。

つまり、わざわざ高い一眼カメラを買う理由がないのだ。

 

▼一眼レフの300㎜レンズ(35㎜判換算で450㎜)でPLタワーを撮影

 

▼上と同じ場所から光学40倍ズームのネオ一眼でPLタワーを撮影。一眼レフの300㎜レンズよりも遥かに望遠で撮影できる。背後に見えるのは明石海峡大橋

 

そして、国王が一眼カメラよりもネオ一眼を推す理由は他にもある。

それは以下の通りだ。

 

①せっかく一眼カメラを買っても、結局は使わずにカネが無駄になる

②一眼カメラにドハマリして、レンズやアクセサリーを買いまくって散財してしまう

 

つまり、①と②のどちらに転んでも、一眼カメラは金食い虫ということだ。

まず①について、一眼カメラを買っても結局は使わない人が多い。

理由は、一眼カメラは面倒くさいからだ。

コンデジはレンズを着ける必要はないが、一眼カメラではレンズをいちいち装着しなければ撮影できない。

しかも、あらゆるシーンを撮影しようとすれば、レンズを着け換える必要があるのだ。

実際に、撮影現場でレンズを着け換えるのは本当に面倒くさいのである。

その点、ネオ一眼はレンズを着け換えることなく、光学125倍ズームなら24~3000㎜までワンタッチでカバーできるので楽ちんだ。

 

さらに、レンズの着け換えは重大な副作用を伴う。

それは、レンズを外した際に、イメージセンサーにゴミや埃が入る恐れがあるのだ。

特に外で着け換える場合は、充分に注意しなければならない。

イメージセンサーにゴミが入ると、当然のことながら写真にも汚れが写ってしまう。

そのため、撮影後はメンテナンスや手入れが必要だが、これが結構面倒なのだ。

また、イメージセンサーの汚れは避けられないので、年に一度は自分で清掃するか、業者にカネを払ってクリーニングしてもらう必要がある。

一方のネオ一眼などのコンデジはレンズを着け換えることはないので、イメージセンサーのメンテナンスなど必要なく、レンズや本体を拭く程度で構わない。

 

レンズの着け換えやメンテナンスが面倒になると、もうスマホ撮影でいいやと一眼カメラを放り出してしまう。

また、一眼カメラやレンズを持って歩くのは結構重いので、結局はスマホに頼ってしまうわけだ。

 

②について、不思議に思うことはないだろうか。

ネオ一眼で事足りるのに、なぜ一眼カメラにドハマリしてしまうのか、と。

それは、一眼カメラには今まで述べた欠点を補って余りあるほどの魅力があるからだ。

 

その魅力とは、まずはネオ一眼に比べて一眼カメラは画質がいいことと、カメラを設定しレンズを着け換えることで自分のイメージ通りにカメラを操れる点である。

たとえば、一眼カメラの特徴はボケだ。

一眼カメラではレンズの種類や絞り値によってボケを調節できるが、ネオ一眼を含むコンデジスマホではこれができない。

綺麗なボケを表現するには、コンデジスマホイメージセンサーが小さすぎるのだ。

 

▼ネオ一眼でコスモスを撮影。F3.2と絞りをかなり開放したが全然ボケてない

 

▼一眼レフの55~300㎜(35㎜判換算で83~450)レンズでコスモスを撮影。F4.5とさほど開放しなかったが、見事にボケた

 

▼一眼レフの50㎜(35㎜判換算で75㎜)単焦点レンズでF1.8、イルミネーションの玉ボケを表現

 

他にも、魚眼レンズやマクロレンズなど、コンデジスマホでは装着不可のレンズを着けることができるのも一眼カメラの魅力である。

また、ネオ一眼でもカメラを自分用に設定することはできるのだが、表現できる範囲が狭いのでオートに頼ってしまいがちだ。

 

▼一眼レフの魚眼レンズを使って桜を撮影

 

今、欲しいレンズは150~450㎜(35㎜判換算で225~675㎜)の超望遠ズームレンズ。

しかも、約20万円もかけて。

こんな高価な超望遠レンズでも、光学40倍ズームのネオ一眼よりも劣ると判っているのに、困ったものだ。

こんな散財をしないためにも、これからカメラを始める人には、一眼カメラには手を出さずにネオ一眼で強く勧めるのである。

さもなければ、一眼カメラの魅力に憑りつかれて沼から抜けられなくなっても知りませんよ(^^♪