毎日、猛暑が続く。
こんな時に、食べたくなるのは素麺。
僕はさほど素麺が好きなわけではないが、さすがにこの暑さでは素麺が恋しくなった。
そこで行ったのが、素麺の本場である三輪素麺の地元、奈良県桜井市にある老舗の『山本』である。
何しろ、素麺の値段は三輪山の麓にある大神(おおみわ)神社で決められるのだ。
お昼時に行ったため、お食事処は超満員。
『山本』はお食事処だけではなく、お持ち帰りやご進物用の素麺の売店もあるのだが、店内は両方の客でいっぱいだった。
小一時間ほど待たされて、ようやくテーブルに案内される。
せっかく来たのだから、普通の冷素麺ではなく、『白髪(しらが)』という冷素麺を注文した。
ちなみに、普通の冷素麺は税込880円、『白髪』は税込990円である。
普通の素麺と『白髪』の違いは、麺の太さ。
普通の素麺は直径0.6㎜なのに対し、『白髪』はその半分の0.3㎜である。
冷や麦に比べると、約1/5の細さだ。
なお、今回の写真は一眼レフではなく、全てスマホ撮影である。
▼冷素麺のブランド『白髪』。隣りにあるのは、一緒に注文した鰻ご飯
▼『白髪』を箸で持ち上げてみる。麺の細さが判るかな?
▼麺つゆに浸けた状態の方が、『白髪』の細さが判るかも
当然のことながら、普通の素麺とは食感が違う。
どちらが好きかと言えば、個人によって好みが分かれるところ。
食べ応えがある素麺が好きな人は普通の素麺(あるいは冷や麦)、細かい食感が好きな人は『白髪』だろう。
ちなみに、僕が夏にいちばん食べたいのは、ざるそばである。