
警察庁から我が社へ、以下のようなメールが届いた。
青字部分がメールの本文だ。
【件名:警察?】
警察庁:お子様が窃盗の容疑で逮捕されました。以下のいずれかの口座に150万円の保釈金を振り込んでください。2025年12月10日までに振り込まれない場合、3年から5年の懲役刑が科せられます。ご不明な点がございましたら、警察庁までお問い合わせください。
融機関名:三菱UFJ銀行(ミツビシユーエフジエイ)
支店名:上野支店(ウエノ)
支店番号:337
口座番号:×××××××
フリガナ:カ)×××キヨウイク
名前:株式会社××教育
電話番号 03-3581-0141(代表)
国王に子供はいないのだが、これは同僚のメールアドレスに届いた文である。
その同僚には子供がいるとはいえ、なぜ会社のメールに送ったのだろう?
自宅に連絡すればいいではないか。
そもそもが、件名からして「警察?」と自分を見失っている。
お子様と言っても、その同僚には複数の子供がいるのだから、どの子なのか判らない。
せめて誰が逮捕されたのか、名前ぐらい明記してもらいたいものだ。
それにしても、窃盗ごときで警察庁から連絡が入るとは、また大層な。
所轄の警察署は何をやっているのだろうか。
あるいは、警察庁は特命係のようによほどヒマなのかも知れない。
また、警察庁が保釈金を要求するとは驚いた。
てっきり保釈金とは裁判所に納めるものだと思っていたが。
しかも、保釈金を払えば無罪放免になるの!?
保釈金って免罪符だったのか。
さらに、保釈金を納めなければ3年から5年の懲役刑になるって、裁判も行われていないのに警察庁が勝手に量刑を決めちゃっている。
まあ、決めちゃってるって言っても、懲役3年から5年ってズイブン曖昧だが。
しかも、たかが窃盗でいきなり実刑!?
同僚の子供はみんな未成年だが、実刑ということは何度も罪を犯しているか、よほど高額なカネか物を盗みやがったな。
まったく、なんてガキだ。
そして、振込先(本文中には「いずれか」と書いていたが、一つしか記されていない)の「融機関名」って何だ?
まあ、これは「金融機関名」の間違いだろうが、警察庁ならこれぐらいの脱字はキチンとチェックしていただきたい。
あ、「×」は国王が伏字で書いたので、警察庁の間違いではないからご安心を(何を安心するの?)。
そして、保釈金の振込先が警察庁ではなく、教育系の株式会社!
なんでわざわざ営利企業に振り込むのか。
そうか、同僚の子供は未成年だから、これから教育しようってことか。
ついでに言えば、警察庁から送られてきたメールアドレスは、明らかに個人名だった。
なお、住所と電話番号は本当の警察庁である。
このメールが送られてきたのが12月8日で、保釈金の締め切りは12月10日。
もう一刻の猶予もない。
我が子を釈放させるべく150万円を支払うか、あるいはデカい罪を犯し過ぎた我が子を更生させるために敢えてムショで臭いメシを食わせるか。
さあ同僚よ、どーする!?
【追記】
2025年6月1日より、懲役と禁固が廃止され「拘禁刑」となった。
警察庁はそれを知らなかったらしい。