開幕シリーズで宿敵・読売ジャイアンツに1勝2敗で負け越した阪神タイガースが英断を下した。
3試合で27失点、第2戦は勝ったものの16安打を浴び、巨人の拙攻と拙守に助けられたようなもので、内容的には3連敗だった。
開幕早々の投壊現象に、阪神球団内では早くも優勝絶望の声が上がっている。
そこで出された案が、縦縞ユニフォームの廃止だ。
縦縞ユニフォームといえば阪神の代名詞と言ってもいい伝統あるデザインだが、実際には9年間も優勝から遠ざかっており、2リーグ分裂後も日本一はたった一度だけ。
しかも90年代には暗黒時代も経験しているユニフォームだ。
伝統はあるが、ゲンの悪いユニフォームとも言える。
そこで思い切って、縦縞ユニフォームを廃止して、横縞ユニフォームに変更すると阪神球団内で決定した。
横縞ユニフォーム案は今回が初めてではなく、1996年オフに当時は西武ライオンズ(現・埼玉西武ライオンズ)の選手だった清原和博がフリーエージェント(FA)宣言をして、阪神と巨人で争奪戦が行われたとき、当時の阪神監督だった吉田義男が、
「キミが阪神に来てくれるのなら、ユニフォームを縦縞から横縞にするよ」
と口説いた。
結局、清原は巨人に入団して、阪神の横縞ユニフォームはお蔵入りとなったが、今年はそれが実現しそうだ。
しかし、阪神の坂井信也オーナーは強く否定しており、
「なんてヨコシマな記事だ!」
と憤慨している。
【4月1日=USO通信】