
今回のタイトルをウオノメと読んだ人は不幸だ。
国王も子供の頃、足の親指にウオノメが出来て非常に痛い思いをしたことがある。
今回のテーマはウオノメではなく魚眼レンズ。
玄関ドアに付いている、訪問者を覗き込むあのレンズだ。
去年の暮れ、ジョーシンで洗濯機を買った際、15,000ポイントが付いた。
1月22日までの期間限定ポイントだったために、それまでに使い切らないと損をする。
いずれは必要となるプリンタのインクなどは買ったが、それでも7,600ポイントほど余った。
残りを何に使おうかと思案し、最初はPLフィルターを買おうと思ったが、店員に聞くと国王が欲しかったサイズのPLフィルターはジョーシンには無いという。
そこで思い切って、アシが出るのを覚悟でレンズを探してみた。
国王が欲しかったのは、焦点距離17㎜以下の広角レンズ。
もちろん、それはあるのだが、あまりにも高過ぎて、いくら期間限定ポイントを使うためとはいえ、なかなか手が出せない。
そこで見つけたのは、5万7千円ほどの焦点距離10~17㎜という超広角ズームレンズだ。
ポイントを使うと5万円を切り、かなり安い。
ただ、HD PENTAX-DA FISH-EYE10-17mmF3.5-4.5EDという商品名にちょっと引っ掛かった。
FISH-EYE……?
そう、直訳すると魚の眼、つまり魚眼レンズである。
国王が欲しかったのは広角レンズで、魚眼レンズではない。
魚眼レンズだと端が歪んでしまい、正確な写真が撮れなくなってしまう。
しかし、超広角から魚眼までこの1本でカバー、という触れ込みだったので、このレンズに決めた。
要するに望遠側だと超広角レンズとしても使えるし、何しろ魚眼レンズとすれば超安値なのだ。
広角レンズと兼ねて魚眼レンズとしても楽しめるのなら、それも良かろう。
ジョーシンでネット注文し、取り寄せなので受注から2週間ほどかかるということだったが、実際には1週間ほどで届いた。
ちなみに現在のジョーシンのサイトを見ると、この魚眼レンズは1本だけ在庫アリとなっているので、国王が注文した際に2本取り寄せたのだろう。
これで、国王の元にあるレンズは4本。
10~17㎜(魚眼)、18~55㎜(キット)、55~300㎜(キット)、50㎜(単焦点)と、一応はほとんどの焦点距離をカバーしている。
とりあえず、部屋の中で試し撮り。
しかし、買ってしまって少し後悔した。
魚眼効果は文句ないのだが、望遠側の焦点距離17㎜で撮っても、端が少し歪んでいるのだ。
超広角から魚眼という触れ込みだったのに、これではオール魚眼になってしまう。
ところで、魚眼レンズと普通のレンズとの違いを見てみよう。
まずは、標準ズームレンズの広角側の焦点距離18㎜(35㎜判換算で約27㎜)で、8畳の部屋を撮った写真がこちら。

同じ場所から、魚眼レンズの焦点距離10㎜(35㎜判換算で約15㎜)で同じ距離から撮るとこうなるのだ。
僅か8畳しかない部屋が、異常に広く感じてしまう。

魚眼レンズが届いた翌々日の休日、さっそく外へ出掛けてみる。
行先はお馴染みの奈良県営馬見丘陵公園。
馬見丘陵公園は国王の大好きな場所だが、ハッキリ言ってこの季節は観るべき花がない。
それでも、魚眼レンズを試すためだけに行ってみた。
だが、そこにあったのは、今まで体験したことのない空間だったのだ。
この時期は何の変哲もない、だだっ広い公園が、魚眼レンズのために異次元ワールドを生み出したのである。
実は、魚眼レンズの他にもう一つ、単焦点レンズの焦点距離15㎜(35㎜判換算で約22.5㎜)も候補にあった。
魚眼レンズより1万円ほど安く、魚眼レンズの望遠側で歪みがあったとき、やはり15㎜単焦点レンズにすれば良かったと後悔したのである。
だが、実際に撮影してみると、魚眼ズームレンズにして良かった。
広い場所で撮影すると、望遠側では思ったより歪みが少ない。
これは、50㎜単焦点レンズよりもハマってしまいそうな世界だ。
この日は雲がほとんどないピーカンで、1月中旬とは思えないほど暖かく、絶好の撮影日和となった。
それでは、魚眼レンズの世界を堪能していただこう。



▼地面の湾曲具合を見よ


▼実はこの写真、地面スレスレで花に思い切り近寄って撮影



▼たまたま飛行機が飛んできた

▼地球が反対方向に丸くなっている

▼望遠側(焦点距離17㎜)で撮ると超広角レンズとなる


▼思い切り近寄りF値を開放の3.5にすると、奥がボケてしかも魚眼特有の歪み

▼同じ構図でF値を絞って11にすると、歪みがハッキリ

魚眼レンズや超広角レンズで気を付けなければならないのは、広い範囲をカバーするために余計な物まで写ってしまうこと。
今回も、気付かずに自分のジャンパーの腕の部分が端に写ってしまっていたため、いいと思っていた写真も何枚かボツにした。
今後、注意すべき撮影ポイントだ。
この魚眼レンズは正直言って、買って良かったと思えるレンズである。
とはいえ、レンズが5万円で安いと思えるようになってしまった金銭感覚がヤバい。
一眼レフを買う以前は、光学40倍ズームのネオ一眼デジタルカメラを約1万8千円で購入して大喜びだったのに、たかがレンズ1本で5万円も平気で使ってしまうことに、危機感を覚えねばならないだろう。
だが、カメラに関する散財は、この魚眼レンズでフィニッシュだ。
これ以上、悪魔の囁きに動じることなく、決してレンズ沼にハマらないことを強く心に誓う(いや、ホントに)。
