パソコンの故障のため書くのが遅れたが、今年の盆には大阪・ミナミへ行ってきた。
それにしても今のミナミはインバウンドが凄い。
歩いている人の多くは外人さんである。
以前の外人さんと言えば「青い目」と表現されていたが、今では日本人と変わらない顔の人が意味不明の言葉を喋っている。
道頓堀の看板も、中国式の漢字やハングル文字が目立っていた。
日韓関係の悪化で、韓国人の来日者数は大幅減になったそうだが、その影響すらあまり感じられない。
◎ごちぶらナンバ
まずはランチということで、近鉄線および阪神線の大阪難波駅へ。
え、そんな所に何があるの?と思われる人が多いだろうが、最近は駅構内に「Time's Place難波」というゾーンができた。
そこでショッピングや食事を堪能できるのだが、グルメ・ゾーンは「ごちぶらナンバ」と呼ばれており、2019年8月現在では10店舗も入っている。
東側(大阪メトロ御堂筋線側)から見た、近鉄線および阪神線の大阪難波駅の構内
駅構内にある「ごちぶらナンバ」の看板
ここで一つの疑問が浮かばないだろうか。
駅構内に店舗があるということは、電車に乗ってきた人はそのまま利用できるが、改札口の外にいる人は入場券が必要ではないのか?ということ。
実は、切符の自動販売機には「サービス券付入場券」を販売しており、それを買って改札口を通ればいいのだ。
そして買い物か飲食をすれば、2時間以内ならサービス券と引き換えに入場料はキャッシュバックされる。
さて、サービス券付入場券を買って駅構内へ。
ブラブラ歩いて、色々な店を物色してみる。
結局、入ったのは最も西側(大阪メトロ四つ橋線側)にあった「グリル千本」だ。
「小皿鉄板酒場」というキャッチフレーズで、可愛い小さなフライパンに鉄板焼き料理が乗せられている。
もちろん、酒場ということで、お酒も楽しめるわけだ。
このときは午前11時頃で、酒場なのでまだ空いている。
それに、御堂筋線がある東側に比べると、四つ橋線の西側は人通りが少ない。
僕は「バーグロッシーニ・トリュフソース」を注文し、ハンバーグの上にフォアグラが乗っているという、実に美味だった(680円)。
最も西側にある「グリル千本」
バーグロッシーニ・トリュフソース。上に乗っているのはフォアグラ
牡蠣のコンフィ
仔羊のハンバーグ
油かすのチャーハン。ご飯物は皿がやや大きめ
ランチを終えて、地下街を出てミナミの街を歩く。
しかし、何しろ暑い。
どこか涼める場所はないかと思ったら、いい所があった。
カラオケである。
カラオケなんて、何年ぶりだろう。
とりあえず、一緒に行ったゴスペル歌手(!)に「World In Union」を歌ってもらった。
ラグビー・ワールドカップも、いよいよ9月20日に開幕である。
前回(2015年)、イングランド大会の開会式での「World In Union」
◎昭和大衆ホルモン
久しぶりのカラオケも堪能し、ちょっと早いがディナーへ。
近鉄線で言えば大阪難波駅から1駅歩いて日本橋駅近くにあった「昭和大衆ホルモン」という店に入る。
僕はホルモンが苦手なのだが、赤身の肉もあるようなので心配はない。
実は間違えてホルモンを食べてしまったのだが、苦手な筆者でも食べられるほど柔らかかった。
そして、店名通り店内はレトロそのもの。
店内に流れている音楽も、昭和の歌ばかりだ(80年代ポップスを含む)。
店内には戦後間もない頃の映画の看板が掲げられている
ネットでたまたま見つけた店だったが、これが大当たり。
肉が美味しいのはもちろんだが、とにかく安い。
かなり食って呑んでも、1人3千円ぐらい。
何しろ生ビール(中)や超炭酸ハイボールは、19時まで190円(税別)なのだから。
そして肉は七輪で焼くので、独特の風味がある。
七輪の炭火焼き
見よ、この安さ!
ここはオススメできる。
特にホルモン好きには堪らないだろう。