ラグビー日本代表、そして神戸製鋼コベルコスティーラーズのトライゲッターとして君臨してきた大畑大介(35)。
1月9日のホームズスタジアム神戸でのトップリーグ最終戦、豊田自動織機シャトルズ戦で負傷退場し、事実上の引退試合となった。
今季の開幕前から引退を公言していたが、トップリーグが終わってもワイルドカード、及び日本選手権にも出場可能だった。
しかし、この日の大怪我のためにもう大畑の雄姿は見られない。
日本ラグビー史上に残るWTB(ウイング)の大畑。
テストマッチ(国別代表戦)では69トライという世界最高記録保持者の大畑。
CTB(センター)やFB(フルバック)も務めた大畑だが、やはり背番号14番、WTBがいちばん似合っていた。
全盛期では「大畑がボールを持つと必ずトライになる」とまで言われていた。
まさしくジャパンが誇る翼(ウイング)だった。
年末のテレビ番組「スポーツマンNo.1決定戦」でも、他競技のアスリートたちを相手に2度の優勝を果たし、ラガーマンの身体能力の高さを見せつけた。
しかし、驚異的なパフォーマンスに対して176cm、82kgという決して大きくない身体は悲鳴をあげ、二度もアキレス腱を断裂するなど、常に怪我との戦いを強いられた。
それでは、大畑のトライシーンを見てみよう。
早稲田を完膚なきまでに叩きのめした京産大時代。
香港セブンスでのスコットランド戦で、自陣ゴール前から一気にトライに持ち込み、逆転勝ちした伝説のトライ。
http://www.youtube.com/watch?v=AuduzxkFd6s&feature=related
現役最後のトライとなった、昨年12月27日の、ホムスタでのサントリー戦のトライ。この時に右肩を脱臼してしまった。
最後に、大畑だけではないけれど、ワールドカップにおける日本代表のトライシーン。
http://www.youtube.com/watch?v=XbsuKm-7UZk&feature=related