今日、ナゴヤドームでセントラルリーグCS(クライマックス・シリーズ)第一戦が行われ、中日ドラゴンズが阪神タイガースを5−3で破り、通算2勝0敗で第二ステージ進出を決めた。
ハッキリ言って阪神には勝ち目がなく、初回に5点を奪われた段階で国王は中日球団に祝電を打ったのだが、その後は意外にも接戦となった。
結局、阪神の敗因は先発投手陣のひ弱さと貧打線だった。
来年は、JFKとアニキ金本に頼る戦略を見直さねばなるまい。
いつまでもアニキが四番を打っているような打線では心もとないし、5回持てば御の字の先発陣では話にならないだろう。
一方の中日は、主砲の福留を欠きながら、よくぞ戦力を持ち直した。
これも選手層が厚いからこそできる芸当だ。
個人的には、CS第一ステージで二試合とも平田良介がスタメンに入っているのが嬉しかった。
パCSでは、第一ステージで福岡ソフトバンクホークスを2勝1敗で破った北海道日本ハムファイターズがパ覇者の千葉ロッテマリーンズと第二ステージで戦い、現在のところは1勝1敗の五分と五分。
パCSでは、セCSよりも盛り上がっている感がある。
パCS第一ステージの千葉マリンスタジアム、第二ステージの札幌ドームの歓声は、阪神本拠地の甲子園を上回るものだった。
パ・リーグにおける地域密着の底力を見た思いである。
海の向こうのアメリカでもMLBのリーグ・チャンピオンシップ・シリーズに突入した。
そしてフランスでは、ラグビーワールドカップの決勝トーナメント・準決勝を迎えた。
準々決勝ではイングランドが優勝候補のワラビーズ(オーストラリア代表)を破り、フランスが世界ランキング一位のオールブラックス(ニュージーランド代表)を倒した。
誰もが驚くこの結果で、北半球の両雄が準決勝でぶつかり、ディフェンディングチャンピオンでラグビー発祥国であるイングランドが開催国のフランスを破り、W杯初の連覇にリーチをかけた。
明日は準決勝第二試合で、決勝進出したイングランドに今大会36−0で圧勝したスプリングボクス(南アフリカ代表)と、旧IRB加盟8カ国以外で初めてW杯4強入りしたアルゼンチンとの戦いである。
アルゼンチンは今大会の開幕戦でフランスを破っており、スプリングボクスを破るのは決して夢物語ではない。
残念ながら、僕はこの準決勝を見ることはできない。
それでも、今秋のスポーツシーンには目が離せないだろう。