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安威川敏樹のネターランド王国

お前はチョーマイヨミか!?

ネターランド王国憲法

第1条 本国の国名を「ネターランド王国(英名:Kingdom of the Neterlands)」と言う。
第2条 本国の国王は「禁句゛(=きんぐ)、戒名:安威川敏樹」とする。
第3条 本国は国王が行政・立法・司法の三権を司る、絶対王制国家である。
第4条 本国の公用語は日本語とする。それ以外の言語は国王が理解できないため使用禁止。
第5条 本国唯一の立法機関は「日記」なる国会で、国王が一方的に発言する。
第6条 本国の国民は国会での「コメント」で発言することができる。
第7条 「コメント」で、国王に不利益な発言をすると言論弾圧を行うこともある。
第8条 「コメント」で誹謗・中傷などがあった場合は、国王の独断で強制国外退去に踏み切る場合がある。
第9条 本国の国歌は「ネタおろし」とする(歌詞はid:aigawa2007の「ユーザー名」に記載)。
第10条 本国と国交のある国は「貿易国」に登録される。
第11条 本国の文章や写真を国王に無断で転載してはならない。
第12条 その他、上記以外のややこしいことが起きれば、国王が独断で決めることができる。

ラグビー・ワールドカップ2015

9月18日(現地時間)、いよいよイングランドで第8回ラグビー・ワールドカップが開幕する。

日本代表(ジャパン)もこれまで全ての大会に出場しているが、その戦績は1勝21敗2分という惨憺たるもの。

唯一の1勝というのは今から24年前の第2回大会、ジンバブエ戦で52-8と大勝した。

ジャパンのワールドカップ唯一の勝利については、こちらを参照されたい。

 

宿沢ジャパン平尾組〜W杯唯一の勝利〜その1

宿沢ジャパン平尾組〜W杯唯一の勝利〜その2

宿沢ジャパン平尾組〜W杯唯一の勝利〜その3

宿沢ジャパン平尾組〜W杯唯一の勝利〜その4

宿沢ジャパン平尾組〜W杯唯一の勝利〜その5

宿沢ジャパン平尾組〜W杯唯一の勝利〜その6

宿沢ジャパン平尾組〜W杯唯一の勝利〜その7

宿沢ジャパン平尾組〜W杯唯一の勝利〜その8

宿沢ジャパン平尾組〜W杯唯一の勝利〜その9

宿沢ジャパン平尾組〜W杯唯一の勝利〜あとがき

 

前回大会が終わった4年前からジャパンを率いているのがヘッドコーチのエディー・ジョーンズである。

エディーは今大会でジャパンのHCを辞めることになっており、いわば集大成の大会となるわけだ。

そんなエディーが目標に掲げるのがベスト8入りである。

 

ワールドカップの参加国は20ヵ国。

それをA~Dの4つの組に分けて、即ち5チームの中から上位2チーム、計8ヵ国が決勝トーナメントに進むことになる。

つまり、ベスト8に進出するには3勝1敗(最低でも2勝2敗)で勝ち上がらなければならない。

では、世界ランキング13位のジャパンに、それが可能なのか検証してみたい。

日本が所属するのはB組であり、対戦相手は南アフリカスプリングボクス)、スコットランドサモア、アメリカの4ヵ国だ。

 

南アフリカ(3位)=絶対に勝てません

スコットランド(10位)=勝てません

サモア(12位)=まず勝てません

アメリカ(15位)=勝たなければいけません

 

つまり、筆者の予想では1勝3敗と、世界8強入りは無理という結論だ。

ラグビー・ライターの中には3勝1敗と予想している人もいるが、これは甘い見通しというよりも、リップ・サービスだろう。

大会前に、あまり悲観的な予想を立てても仕方がない。

とはいえ、どれだけ楽観的な予想をしても、2勝2敗が精一杯ではないか。

それでは、対戦相手をシミュレーションしてみよう。

 

まずは初戦でぶつかる南アフリカスプリングボクスから。

世界3強の一つに数えられ、ワールドカップでは最多タイとなる2度の優勝を誇る。

しかもアパルトヘイト策によりラグビー界からボイコットされていたため、ワールドカップに参加したのは第3回大会からで、それでも2度の優勝を誇るという、優勝率№1の国である。

意外にもジャパンとテストマッチで対戦したことは1度もなく、今回が初顔合わせとなる。

それでも、日本のトップリーグでプレーする南アフリカの選手は多くおり、今大会に出場するSHフーリー・デュプレアはサントリー・サンゴリアスに所属する選手だ。

つまり、日本のラグビー南アフリカに知り尽くされているので、勝つことは極めて難しい。

ただ、ワールドカップ直前のテストマッチスプリングボクスは世界8位のアルゼンチン(ロス・プーマス)に初めて敗れており、調子は今一つだ。

 

第2戦で対戦するスコットランドは、英国ホームユニオン4ヵ国の一つ。

つまり伝統国だが、今までワールドカップでの優勝はなく、ベスト4が最高だ。

ジャパンとの因縁も深く、1989年にジャパンが初めて旧IRB加盟8ヵ国にテストマッチで勝利した相手が、このスコットランドだった。

もっとも、この時のスコットランドはベストメンバーではなく、スコットランドではテストマッチ扱いしていなかったが……。

スプリングボクスに負けるとして、ジャパンが決勝トーナメント進出するにはスコットランドは絶対に負けられない相手だが、やはりかなり厳しい。

ベストコンディションで戦うならばそれなりにいい勝負になるかも知れないが、第1戦のスプリングボクス戦から僅か中3日しかない。

これがラグビーワールドカップの特徴で、弱小国(ティア2)には不利な日程になるのだ。

しかも、ワールドカップ直前のテストマッチでは、世界14位のイタリアに48-7と大勝しており、調子は上がってきた。

ジャパンが中3日で対戦する相手としては、あまりにも荷が重い。

 

第3戦で対戦する世界12位のサモアは、南太平洋トライアングル3国の一つ。

他の2ヵ国はトンガとフィジーだが、サモアが最もバランスがいい。

世界ランキングではジャパンより僅か1つ上とはいえ、その実力は計り知れない。

実力的にはジャパンと同じティア2に属するが、今大会では日程的にも恵まれた。

それだけ世界がサモアの実力を認めたということだろう。

今やサモアは、旧IRB加盟国と肩を並べる実力国と言っても過言ではない。

日本にもお馴染みの選手も多く、特にSOトゥシ・ピシはサントリー・サンゴリアスでプレーしており、その兄弟であるCTBジョージとWTBケンのピシ三兄弟は、今大会の目玉だ。

仮にジャパンがベスト8に進出できなくても、太平洋地域のライバルであるサモアはぜひ勝っておきたい相手である。

 

最終の第4戦で当たるのがアメリカ

世界ランキングでは15位とジャパンよりも格下だが、甘く見てはいけない。

アメリカがワールドカップで勝ったのは僅か3勝だが、そのうちの2勝は日本戦なのだ。

実力的にはジャパンの方が上にもかかわらず、なぜかアメリカには相性が悪い。

ここ数年のテストマッチではほとんどジャパンが勝っているが、今年7月のテストマッチでは、ベストメンバーではなかったとはいえ18-23とアメリカに苦杯をなめた。

アメリカのラグビーは、わかりやすく言えばパワー一辺倒。

このFWでゴリゴリ押してくるアメリカが、ジャパンはどうも苦手のようだ。

さらに今大会でのアメリカはBKでもタレントを揃えて来ており、決して油断できない。

7人制ラグビーがオリンピック種目になってから、アメリカもラグビーに力を入れており、かなり手強い相手と言えよう。

 

それでは、今大会の優勝予想に移ろう。

まずは、各組の予選突破の予想から。

 

A組=①イングランド(4位)②オーストラリア(2位)

B組=①南アフリカ(3位)②スコットランド(10位)

C組=①ニュージーランド(1位)②アルゼンチン(8位)

D組=①フランス(7位)②アイルランド(6位)

 

まずは「死の組」と呼ばれるA組から。

ここには過去2回の優勝を誇るオーストラリア(ワラビーズ)と、北半球で唯一の優勝経験があるイングランドが入っている。

このワラビーズ×イングランドの一戦が、今大会の行方を左右するのは間違いない。

1位通過すれば、決勝トーナメントではB組2位のチームと当たり、2位通過ならB組1位(おそらくスプリングボクス)と対戦する。

また、A組には世界ランキング5位のウェールズと、同9位のフィジーも入っており、全く予断を許さない。

この4チームは、そのまま決勝トーナメントに進出させてもいいぐらいの実力国だ。

もう一つの国は世界ランキング19位のウルグアイだが、予選突破はかなり厳しい。

 

B組については、先述したので詳しくは割愛する。

普通に考えれば1位がスプリングボクス、2位がスコットランドだが、ここにサモアが絡んでくるか注目したい。

 

C組はニュージーランドオールブラックス)の独壇場と言えよう。

2位争いはアルゼンチン(ロス・プーマス)と、世界ランキング11位のトンガとの一騎打ちとなるが、ロス・プーマスに一日の長があると見る。

特にロス・プーマスはテストマッチスプリングボクスを破り、勢いに乗っているのが好材料だ。

世界ランキング16位のジョージアと、同20位のナミビアは、予選突破の可能性はかなり薄い。

 

D組は、アイルランドとフランスという、北半球の強豪国による対決となる。

もし2位通過となれば、決勝トーナメントではC組1位(おそらくオールブラックス)との対戦となるので、是が非でも1位通過したいところだ。

前回準優勝のフランスは、シャンパン・ラグビーと呼ばれる華麗なプレイで世界のラグビー・ファンを魅了する。

一方のアイルランドは、2年連続で北半球のシックス・ネーションズを制し、勢いに乗って来た。

パワーのアイルランドと技のフランス、全く異なるラグビーをする北半球2強対決に目が離せない。

この2強に割って入るのは、世界ランキング14位のイタリアか。

イタリアは現在、シックス・ネーションズでも他の5ヵ国(イングランドスコットランドウェールズアイルランド、フランス)と互角の勝負を演じており、アイルランドやフランスにとっても決して侮れない相手のはずだ。

世界ランキング17位のルーマニアと、同18位のカナダも、決勝トーナメント進出を虎視眈々と狙う。

カナダはジャパンとはワールドカップで2戦2引き分けという因縁の相手だが、第2回ワールドカップではベスト8に進出した強豪国だ。

 

では、どこが優勝するのか。

それを予想してみる。

 

本命:ニュージーランドオールブラックス

対抗:イングランド

穴馬:オーストラリア(ワラビーズ

大穴:フランス

 

まずは、本命のオールブラックスから。

前回優勝のオールブラックスは、実力的にはやはり飛び抜けている。

ワールドカップ史上初の2連覇なるか、注目されるところだが、不安材料がないわけではない。

なにしろオールブラックスと言えば、毎回優勝候補に挙げられながら、そのたびにポシャっているのである。

過去2回の優勝は、いずれも自国開催でのもの。

敵地では、いくら実力があっても、その実力が発揮できないままに終わってしまうのだ。

その脆さが気掛かりである。

 

対抗に挙げたイングランドは、やはり自国開催ということで、地の利を活かしたいところ。

そのためにはまず、予選でワラビーズを粉砕しなければならない。

もし敗れたら、決勝トーナメントでスプリングボクスと戦わなければならないのだ。

それでも、今大会はイングランドのサポーターが付いている。

トゥイッケナム競技場に流れるスイング・ロウ・スイート・チャリオットは、他国にとって脅威になるだろう。

何よりも、ラグビー母国による自国開催ということで、上位進出の執念はハンパではないはずだ。

 

ロンドン郊外のトゥイッケナム競技場で行われた、イングランド×オールブラックステストマッチイングランドの大観衆が「スイング・ロウ・スイート・チャリオット」を大合唱し、オールブラックスの試合前の儀式である「ハカ」を掻き消した

www.youtube.com

 

穴馬はワラビーズとしたが、穴馬にするにはもったいないぐらいの実力国。

ただ、今大会に関してはイングランドの執念が勝るような気がする。

予選ラウンドのイングランドに敗れ、決勝トーナメントでスプリングボクスに敗れるのではないか?と危惧するのだ。

ただし、予選ラウンドでイングランドに勝てば、そのまま優勝戦線に突っ走る可能性もある。

 

大穴はスプリングボクスではなく、フランスを推した。

とにかくフランスというチームは、わけがわからないのである。

ヘンなところで大ポカをやったと思えば、とんでもない大物食いをやってしまうのだ。

前回大会ではジャパンに苦戦し、予選2位通過だったもののの、最終的には準優勝までこぎつけている。

 

いずれにしても、ジャパンにとっては2019年に自国開催が決まっているだけに、なんとしても好成績を残したい。

この大会で、ジャパンの真価が問われるのである。

 

ラグビーワールドカップの日本戦での放送スケジュール(全て日本時間)

 

9月20日 午前0時15分 南アフリカ戦(生)J-SPORTS

9月20日 午前0時00分 南アフリカ戦(生)NHK-BS1

9月20日 午後1時15分 南アフリカ戦(録画)日本テレビ

9月23日 午後10時00分 スコットランド戦(生)J-SPORTS

9月23日 午後10時15分 スコットランド戦(生)日本テレビ

9月24日 午前1時00分 スコットランド戦(録画)NHK-BS1

10月3日 午後10時00分 サモア戦(生)J-SPORTS

10月3日 午後10時15分 サモア戦(生)日本テレビ

10月4日 午前1時00分 サモア戦(録画)NHK-BS1

10月12日 午前2時50分 アメリカ戦(生)NHK-BS1

10月12日 午前3時30分 アメリカ戦(生)J-SPORTS

10月12日 午前3時45分 アメリカ戦(生)日本テレビ

※放送時間は変更になる場合があります。

 

その他、J-SPORTS1~3では、日本戦を含む全ての試合を生放送。

日本テレビNHK-BS1でも、主要試合を中継。

 

World in Union 2015

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