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安威川敏樹のネターランド王国

お前はチョーマイヨミか!?

ネターランド王国憲法

第1条 本国の国名を「ネターランド王国(英名:Kingdom of the Neterlands)」と言う。
第2条 本国の国王は「禁句゛(=きんぐ)、戒名:安威川敏樹」とする。
第3条 本国は国王が行政・立法・司法の三権を司る、絶対王制国家である。
第4条 本国の公用語は日本語とする。それ以外の言語は国王が理解できないため使用禁止。
第5条 本国唯一の立法機関は「日記」なる国会で、国王が一方的に発言する。
第6条 本国の国民は国会での「コメント」で発言することができる。
第7条 「コメント」で、国王に不利益な発言をすると言論弾圧を行うこともある。
第8条 「コメント」で誹謗・中傷などがあった場合は、国王の独断で強制国外退去に踏み切る場合がある。
第9条 本国の国歌は「ネタおろし」とする(歌詞はid:aigawa2007の「ユーザー名」に記載)。
第10条 本国と国交のある国は「貿易国」に登録される。
第11条 本国の文章や写真を国王に無断で転載してはならない。
第12条 その他、上記以外のややこしいことが起きれば、国王が独断で決めることができる。

単焦点レンズ・デビュー(夜景編)

 

50㎜(カメラはAPS-C)の単焦点レンズを購入して初めての休日、三連休の中日となった11月3日に大阪市内へ出掛けた。

社会人野球日本選手権が行われている京セラドーム大阪である。

 

前日の大嵐から打って変わって、まさしくピーカン。

地下鉄のドーム前千代崎駅が最寄り駅なのだが、せっかくの晴天なので、少々離れているがJRの大阪環状線大正駅から歩くことにした。

ドームは室内だし、カメラを持っているのに、このお天道様をみすみすスルーするのはもったいないと考えたのである。

ドームまで行く道すがら撮影しようという魂胆だが、ここではまだ単焦点レンズは使わない。

 

▼岩松橋から北東方向を撮影。露出を上げ過ぎてやや白飛びしてしまった

 

▼京セラドーム大阪。露出は抑えている

 

また、野球観戦では単焦点レンズの出番はないので、ドーム内ではダブルズームキット、特に55-300㎜望遠ズームレンズが活躍。

そして、普段は絞り優先モードを使用することが多いのだが、動きの多いスポーツ撮影ではやはりシャッター・スピード優先モードが中心となる。

 

到着したのが第一試合の途中だったため、チーム券(早い話がタダ券)を貰えるブースはなかったので、チケットなしでも入ることができる「パノラマビアホール GRILL FESTA」に直行。

このビアホールはレフトスタンド下にあり、試合を観ながらの食事が可能なのだ。

しかもこの日は予約がなかったようで、テラス席に座ることができた。

店内からでも試合は観れるのだが、ガラス越しのため臨場感がなく、生の音が聞こえるテラス席の方が圧倒的に良い。

前のネットが少々邪魔だが、これがないとライナー性のホームラン・ボールがビール・ジョッキに飛び込んでくる可能性がある。

とはいえ、オート・フォーカスにするとネットに焦点が合ってしまうため、マニュアル・フォーカスでピントを合わせなければならない。

とにもかくにも、生ビールとソーセージ・セットを注文して久々の野球観戦。

 

▼テラス席から撮影。プレーの妨げになるためフラッシュは使わずISO感度を上げる

 

第一試合は三菱重工Westと日本製鉄鹿島との対戦だ。

この日の目玉は、三菱Wの先発投手の竹田祐と三番・セカンドの北條史也である。

竹田は先日のドラフトで、横浜DeNAベイスターズから1位指名を受けた。

奇しくもこの日の夜、横浜DeNA日本シリーズ福岡ソフトバンク ホークスを4勝2敗で破り日本一に輝いている。

また、北條は元:阪神タイガース内野手(主にショート)だった。

 

▼横浜DeNAベイスターズからドラフト1位指名を受けた三菱重工Westの竹田祐

 

阪神タイガースを退団後、社会人野球の三菱重工Westでプレーする北條史也

 

結果は残念ながら三菱Wは1-2で敗れて初戦敗退。

竹田は6回を投げて被安打5の5奪三振そして失点・自責点ともに2点で敗戦投手、北條は4打席3打数0安打1三振1死球だった。

 

第一試合終了後、ビアホールを出てドーム内のバファローズ・ショップを散策。

バファローズ・ショップでありながら、大谷翔平グッズが多数並んでいる。

ドームから出て、第二試合に登場する三菱重工Eastのブースへ行くと、既に長蛇の列ができていた。

ここに並んでいる連中は、タダで野球を観ようという不届きな輩どもだ。

もっとも、国王もその一人だが。

なぜ三菱Eのチケットを貰うのかというと、第一試合で敗れた三菱Wの兄弟分だからではなく、単に三塁側だからである。

京セラドームの正面は三塁側に近く、相手チームの一塁側まで回るのは面倒という理由だ。

三菱Eの相手は、日本製鉄東海REXという、奇しくも第一試合と同じく三菱×日鉄の対戦となった。

チーム券を貰うと、ブラスバンド応援団の真っ只中でやかましいという欠点があるが、タダ券を貰った身なので文句は言えない。

 

▼三塁側スタンドからの光景。長蛇の列と言っても、スタンドに入るとガラガラ

 

この試合のお目当ては、オリックス・バファローズからドラフト4位指名を受けた三菱Eの山中稜真

ドラフトでの登録は捕手だが、この日の山中は三番・ファーストだった。

結論から言うと、三菱Eが1-0で勝って初戦突破したが、山中は4打席3打数0安打1三振1四球、盗塁死1で振るわず。

ビアホールと違い、ネットが近くにないためオート・フォーカスで撮影できると思ったが、三塁側フェンスの上には高いネットが張り巡らされていたため、300㎜望遠ズームにするとマニュアル・フォーカスで撮影せざるを得なかった。

 

オリックスのドラ4、三菱Eの山中はこの打席、外角低めを泳がされてレフトフライ

 

▼ちなみに、この選手は「あぼ」と読みます。顔の色がヘン

 

第二試合が終わったのは16時半頃で、京セラドームを後にした国王は次の目的地である梅田に向かう。

もちろん、梅田の夜景を撮影するためだ。

ここでも、ドーム周りの夕景を撮るために地下鉄ではなく環状線大正駅へ向かうことにする。

そしていよいよ、単焦点レンズの出番となった。

 

▼夕陽をバックにビルのシルエット、手前の鉄橋は大阪環状線。F値は最小の1.8

 

大正駅から環状線外回りに乗り込んで、いざ梅田へ。

大阪駅に着いた時には、まだ明るく夜景撮影には早すぎる。

そこで、危険地帯のヨドバシカメラへ行くことにした。

カメラ愛好家にとってヨドバシカメラは聖地だが、国王のようなビギナーにとっては伏魔殿でしかない。

こんな所に初心者が入ったら最後、カメラ沼・レンズ沼の餌食となる。

国王がカメラを購入したのはほとんどネットで、ヨドバシカメラへ行くのは15年ぶりぐらいだ。

 

そもそも、大阪にはカメラ系の家電量販店が少ない。

国王がよく行くのは八尾アリオのビックカメラだが、他の家電量販店とは比べ物にならないほどカメラ関係の商品が揃っている。

それでも、梅田のヨドバシカメラとは比較にならない。

ヨドバシカメラカメラ店と銘打ちながら、地上5階から地下2階までのうちカメラ店があるのは2階フロアのみで、完全な巨大デパートなのだが(しかも、6階以上にはレストランや他の店舗が入っている)、それでもカメラ関係の品揃えは圧倒的だ。

この日は、ウィンドウ・ショッピングだけで、何も買うまいと心に誓い、陽が沈むのを待って悪魔の館であるヨドバシカメラを出た。

 

▼カメラ初心者がこんな所に長居していたら、カネがいくらあっても足りない

 

久しぶりに来たヨドバシカメラは、外の風景も以前とは全く変わってしまっている。

JRの大阪駅に通じる歩道橋が出来ており、大勢の人で賑わっていた。

梅田の人の流れは、完全に大阪駅の北側に移動している。

以前は大阪駅の南側、阪神の大阪梅田駅方面にもっと人がいたように思えたが、阪神側は寂しくなった感じだ。

 

▼梅田の北側に大勢の人が移動する

 

さて、ここからが本来の目的である、単焦点レンズによる梅田の夜景撮影だ。

ところが、これが簡単ではなかった。

梅田のビル群は密集しているため、APS-Cの50㎜単焦点レンズ(35㎜判換算で76.5㎜相当)では、画角が狭すぎるのだ。

いつも使用しているズームレンズなら、簡単に距離を変えることが可能だが、単焦点レンズではそれもできない。

改めて、ズームレンズの有難さを実感すると同時に、単焦点レンズならやはり35㎜を買うべきだったかと、少し後悔。

しかし、ここで諦めては何のために単焦点レンズを買ったのか判らない。

頑張って、50㎜単焦点レンズによる夜景撮影に挑戦した。

 

▼歩道橋から阪神側を撮影

 

そもそも、一眼レフを買ってから夜景撮影などほとんどしたことがないので、明るさやシャッター・スピードでかなり手こずる。

なかなか思うような明るさにならず、さらに三脚は使っていないので手ブレしてしまうのだ。

それまでは絞り優先モードで撮っていたのだが、思い切ってマニュアル・モードで調整してみた。

ちょうど東側にイルミネーションを施している樹があったので、それを撮影する。

もちろん、フラッシュは使用しない。

 

▼絞り優先で撮ったイルミネーション。F1.8、SS―1/80、ISO―1600

 

▼マニュアル・モードで撮影。F1.8、SS―1/50、ISO―3200

 

▼マニュアル・モードで撮影。F8、SS―1/13、ISO―1600

 

大阪駅に電車が滑り込む。設定は同上

 

▼マニュアル・モードで撮影。F1.8、SS―1/60、ISO―1600

 

▼梅田の東側を撮影。設定は同上

 

初の単焦点レンズ、しかも慣れない夜景撮影とあって、成功したとは言い難かった。

しかし、三連休最終日の明日は晴天が予想される。

単焦点レンズでの昼間撮影に期待しよう。