大阪府南東部にある富田林市、近鉄長野線(南大阪線系統)の富田林駅近くに関西スーパーが2020年11月13日(金)にオープンした。
なんと、13日の金曜日に開店したのである。
関西スーパーはその名の通り、関西に展開する食品スーパーだ。
関西スーパーは南海高野線の金剛駅近くにもあるので、富田林市としては2店舗目となる。
西友になる前は富田林デパートだったが、富田林デパートが西友になり、西友が閉店するとボウリング場やカラオケ店になったのだ。
ただし、西友が撤退した後も「じゃんぼスクエア富田林」という名が残っていて、八百屋や魚屋などの個人商店が入っていたのである。
そのあたりの歴史については、以下の記事を参照していただきたい。
富田林の西友のライバルはダイエーだったが、それも現在はコノミヤになっている(2階は家電量販店のエディオン)。
富田林駅前から西友とダイエーという大型スーパーが撤退したが、そのかわり食品スーパーの激戦区となった。
関西スーパーのすぐ近くには、コノミヤの他にサンプラザ(南河内地区に展開する食品スーパー)が2店舗、他に業務スーパーと強力なライバルがひしめき合う。
さらに、今年の夏には2駅先だが川西駅近くに格安ディスカウント・ストアのトライアルがオープンした。
この関西スーパー、4階建てだった西友を全て取り壊して、新たな店舗として再出発している。
食品スーパーだけあって、関西スーパーは1階部分のみだ。
しかし、「じゃんぼSQUARE」の文字はあるが、個人商店は入ってないらしい。
どうやら、関西スーパーを中心とした店舗群を「じゃんぼスクエア富田林」と呼ぶようだ。
関西スーパーを出て2階に上がると、百円ショップのSeriaが入っていた。
Seriaは富田林初出店である。
なお、コノミヤの敷地内にはCan★Do、さらにその近くにはダイソーがあり、富田林の百均戦争も激化しそうだ。
今のところ「じゃんぼスクエア富田林」に入っているのは、関西スーパーとSeriaの2店舗のみ。
しかし、テナントが入るスペースは1階、2階ともにあり、まだ店やクリニックなどが開業するかも知れない。
ちなみに、駐車場は1階の平面部分のみで、さほど広くはないのだが、駅の近くにもかかわらず駐車料金は無料だ。
果たして「じゃんぼスクエア富田林」は、富田林のスーパー競争を生き抜くことができるのか!?
▼1階の空きスペース
▼2階の空きスペース
▼西友撤退後も、じゃんぼスクエア富田林が営業していた。2015年9月撮影
▼じゃんぼスクエア富田林も立体駐車場も完全に取り壊された。2019年6月撮影
▼現在の「じゃんぼスクエア富田林」