秋と言えば味覚。
色々な食材が美味しい季節になった。
そんな中で、秋の果物と言えば梨、そして柿。
梨はもう終わりのようだが、柿はこれからが本番だ。
柿の産地として有名なのが奈良県の南西部にある五條市と、その西隣りの和歌山県橋本市(収穫量は全国1位が和歌山県、奈良県は2位)。
この辺りは、特産品として「柿の葉寿司」がある。
海から遠く離れたこの地域では、殺菌作用がある柿の葉を寿司に巻いて、保存食としているのだ。
これも、柿の産地がなせる業である。
そこで今回は、五條市の西吉野にある「JA ならけん西吉野柿選果場」へ行ってきた。
ここには柿の直売所がある。
西吉野は元々、西吉野村という自治体だったが、平成の大合併により五條市に編入された。
地名こそ西吉野となっているが、桜や紅葉などで有名な吉野山(吉野町)からは結構離れている。
鉄道で言えば、JRの和歌山線の五条駅が出発点(五條市と五条駅では「じょう」の漢字が違う)。
車ならば、京奈和自動車道(無料)の五條インターチェンジが最も近く、奈良県側および和歌山県側いずれからも降りることが可能だ。
五条駅や五條ICから程近い、国道24号線と国道310号線、そして国道168号線が交わる本陣交差点から、国道168号線を南下する。
五條病院近くの野原西6丁目交差点を左折、しばらく走ると智辯学園が左に見えてくるので、そこを右折すると県道138号線に入り、あとはずっと直進だ。
途中、センターラインのない細い道はあるが、それ以外は片側1車線で、しかも渋滞がほとんどないので快適なドライブ。
やがて「JA ならけん西吉野柿選果場」が見えてくると、フルーツロードを左折し、しばらくすれば駐車場がある。
本陣交差点からは車で10数分と、案外近い。
ただし、途中の行き先表示がほとんどないので、ナビを頼りに行った方がいいだろう。
そうしないと、信号も少ないため左折や右折の交差点が判りにくい。
JAに着くと、直売所自体はさほど大きくはないが、広大な駐車場はほぼ満車状態。
大勢の人が来ていた。
籠にドッサリ入っていた訳アリの柿が、1kg200円。
それを買い物カゴに入れて目方を量るわけだが、客用の秤も置いているのでそれが目安になる。
筆者の場合、端数は四捨五入ではなくて、700g分を切り捨ててくれた。
単価にすると、1個約40円という安さ。
別の棚には綺麗な柿が売られていて、1袋が700円だった。
9個入っていたので、単価にすると約77円。
これもお買い得である。
左下のビニール袋に入った綺麗な柿が1袋700円
11月23日(祝)には「柿まつり」があるので、行ってみてはいかが?
柿の詰め放題や、キッズコーナーなどもあるようだ。
ただし、当日は渋滞が予想されるので、電車で行って五条駅から、あるいは車の場合なら臨時駐車場に停めて、いずれも無料の送迎バスに乗って行った方がいいだろう。
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