世界遺産登録がほぼ確実になった百舌鳥・古市古墳群のある大阪府藤井寺市に、イオン藤井寺ショッピングセンターが今年(2019年)の夏にオープン予定だ。
近鉄南大阪線藤井寺駅と直結しているわけではないが、同駅から徒歩数分と非常に便利な場所にある。
藤井寺駅と言えば、今は無き藤井寺球場の最寄り駅として知られており、現在でも乗降客は、近鉄南大阪線の中ではターミナル駅の大阪阿部野橋駅に次いで多い。
以前、この場所にはイオンモール藤井寺があり、2014年2月28日に閉店、後に解体された。
藤井寺駅の近くには他にニチイ(後にサティ)があったのだが、イオンモールよりも先に撤退している。
つまり、藤井寺駅付近には大型スーパーが2件あったのにも関わらず、イオンモール閉店以降は5年間も、大型スーパーが藤井寺駅前から姿を消していたのだ。
したがって、周辺住民が大きな買い物をする場合は、電車に乗って大阪市内の阿倍野にある近鉄百貨店へ行くか、車利用なら堺市内の北花田にあるイオンモールあたりへ行かなければならなかったのである。
旧イオンモール藤井寺は地上4階、地下1階、屋上にはイベント広場もあり、近所の住民は日々の買い物のみならずデパート代わりにも利用していた。
旧イオンモール藤井寺は地上4階、地下1階で、いつも賑わっていた
地下の食料品売り場へは、地上から直接行くことができた
屋上はイベント広場になっていた
屋上と直結の屋内部分は5階扱いでゲームセンターに
旧イオンモールの跡地に建つ、新しいイオン藤井寺ショッピングセンターは、造りを見る限り地上2階、地下はなさそうだ。
旧イオンモール藤井寺の地上4階、地下1階に比べると、小振りになりそうである。
ただし、かつては駐車場だった部分も店舗になるので、面積は広くなる。
駐車場は、かつての駐車場の南側に、新たに建設するようだ。
駐車場と店舗は、渡り廊下で繋ぐようである。
駅側の入口から駐車場側までは、かなり遠くなりそうだが。
また、旧イオンモール藤井寺から道路を挟んで南側にはAPTという商業施設があり、イオンとは地下で繋がっていたが、イオンの閉店後にはAPTも閉鎖されていた。
APTの建物は残っているが、イオン藤井寺ショッピングセンターに生まれ変わったら、APTも復活するのだろうか?
イオン藤井寺ショッピングセンターが地域経済の起爆剤となるか、今からオープンが楽しみである。
駅側の入口。高さ的にはかなり低くなるイオン藤井寺ショッピングセンター
現在は閉鎖中のAPTは、イオン藤井寺ショッピングセンターが開業するとどうなる?
右側がかつての駐車場で、店舗になる。左側が新しい駐車場で、渡り廊下で繋ぐ