カウンター

安威川敏樹のネターランド王国

お前はチョーマイヨミか!?

ネターランド王国憲法

第1条 本国の国名を「ネターランド王国(英名:Kingdom of the Neterlands)」と言う。
第2条 本国の国王は「禁句゛(=きんぐ)、戒名:安威川敏樹」とする。
第3条 本国は国王が行政・立法・司法の三権を司る、絶対王制国家である。
第4条 本国の公用語は日本語とする。それ以外の言語は国王が理解できないため使用禁止。
第5条 本国唯一の立法機関は「日記」なる国会で、国王が一方的に発言する。
第6条 本国の国民は国会での「コメント」で発言することができる。
第7条 「コメント」で、国王に不利益な発言をすると言論弾圧を行うこともある。
第8条 「コメント」で誹謗・中傷などがあった場合は、国王の独断で強制国外退去に踏み切る場合がある。
第9条 本国の国歌は「ネタおろし」とする(歌詞はid:aigawa2007の「ユーザー名」に記載)。
第10条 本国と国交のある国は「貿易国」に登録される。
第11条 本国の文章や写真を国王に無断で転載してはならない。
第12条 その他、上記以外のややこしいことが起きれば、国王が独断で決めることができる。

火星大接近

今年(2018年)の7月31日、15年ぶりに火星が地球に大接近した。

地球から見れば、ちょうど太陽の反対側に火星がある。

 

今の時期は20時頃から空を見ると、西に木星、南に土星、そして東の方に赤く輝く火星が見えるはずだ。

惑星が一度に3つも見えるのも珍しいが、普段はこの中で最も明るいのは木星

しかし、今回の大接近により火星はマイナス2.8等級となり、木星よりも明るく見える。

 

夏と言えば代表的な星座はさそり座。

さそり座の中心に、光輝く1等星のアンタレスがある。

アンタレスとは、火星のように赤い星なので「火星の敵」という意味だ。

今夏はアンタレスと火星が同時に見ることができるが、今回は火星の方が遥かに明るいので、アンタレスはとても「火星の敵」ではない。

ちなみにアンタレスは光度を変える脈動変光星赤色巨星で、最高光度は0.9等級だ。

 

7月31日、南東の方に赤く輝く星があった。

紛れもなくアンタレスではない、火星である。

なお、今回の大接近の後は、地球の公転が火星を追い越すため、夜空で火星が逆行するのだ。

もちろん、一晩で逆行するわけではなく、日を追って観測すると逆行するわけである。

 

f:id:aigawa2007:20180731215654j:plain

 

星の撮影は、望遠にするとすぐブレるので難しい。

上の写真が最も綺麗に撮れた火星だ。

 

f:id:aigawa2007:20180731215518j:plain

 

この写真が、中心からズレているが最も大きく撮れた写真。

やっぱりブレているのが残念。

 

さて今回、再接近した火星と地球の距離は約5,760万km。

光だと3分ちょっとかかる距離だ。

ちなみに、宇宙戦艦ヤマトが初めてワープを行ったのが月から火星の間。

距離的には地球から火星とほぼ同じと言っていい。

 

ヤマトは月から火星へ、ワープでは1分ちょっとで行くことができた。

さすがヤマト、ワープの速度は光速の約3倍である。

 

……って、たったの3倍!?

地球から大マゼラン星雲のイスカンダルまでは、片道14万8千光年。

これを往復で1年以内に還って来なければならないのだから、距離としては29万6千光年で、要するに光速の29万6千倍のスピードが必要である。

ワープの速度が光速の3倍しかなかったら、イスカンダルとの往復には9万8千666年もかかってしまう。

 

いやいや、よく考えてみると火星まで5,760万kmというのは今回の、極めて近い距離となった場合だ。

では、火星が地球から最も遠くなった場合はどうなるだろう。

このケースでは、地球から見て火星は太陽の向こう側にあるわけで、わざわざ重力の影響を大きく受ける太陽を飛び越えてワープするとは思えないのだが、そこは目を瞑ることにしよう。

きっとヤマトは、火星が最も遠い位置にあったときに、ワープを行ったに違いない。

 

そこで、火星が最も遠くにあったときに、地球から火星まで光速でどれぐらいかかるか計算してみたら、約21分だった。

つまり、地球から最も遠いときの火星にワープで行くと1分かかったとしたら、ワープの速度は光速の21倍ということだ。

おお、さっきの7倍もの速度になったぞ!

 

……って、それでもたったの21倍かよ。

つまり、イスカンダルまでの往復には1万4千95年もかかってしまう。

結局、ヤマトが地球に帰還する1万4千94年前に、放射能によって地球人は住めなくなり、ガミラス星人の住み家となっているだろう。