現在、野球ではWBCの話題が沸騰中だが、もうすぐ関西初の独立リーグが開幕する。
関西独立リーグで話題を独占しているのが、女性初のプロ野球選手である神戸9クルーズの吉田えり投手だ。
その神戸と3月27日に京セラドーム大阪で開幕戦を戦うのだ大阪ゴールドビリケーンズである。
この両チームは、先日放送された朝日放送の「探偵!ナイトスクープ・ザ・ゴールデン」でも搭乗していた。
そして先日、僕は「関西スポーツビジネス交流会(略称:カンスポ)」ではビリケーンズのGMともお会いした。
それでビリケーンズの練習を見に行ったわけである。
ビリケーンズは大阪府と奈良県の県境に近い生駒山あたりの球場で練習していた。
こんなところに野球場があるとは全然知らなかった。
冬場なので枯れているとはいえ、外野にはちゃんと芝生があり、両翼96m、中堅120mの立派な球場である。
駅からは遠く離れているが、車では阪奈道路のすぐ脇にあるので、不便さは感じられない。
ただし、グラウンドに入るには大阪側からのみで、また退場する時は奈良側にしか出られないという不便さがある。
僕が球場に入った時、紅白戦が行われていた。
ちなみに、球審を務めているのは「探偵!ナイトスクープ・ザ・ゴールデン」に登場していた小学生ではない。
どうやらこのチームのマネージャーらしい。
それだけではなく、この試合は摩訶不思議な紅白戦だった。
普通、紅白戦と言えば、主力組と控え組に分かれるか、戦力を均衡させるために主力組と控え組をブレンドさせるのだが、なんとビリケーンズの紅白戦は「野手チーム」と「投手チーム」に分かれているのである。
なぜこんな分け方をしたのか、その真意は全くわからない。
投手陣と野手陣に分かれたらレベルの差がわかるものだが、この紅白戦では違いがよくわからなかった。
投手陣でもしっかりしたバッティングをしていたし、野手陣では見事な投球をするピッチャーもいた(背番号2の長谷川勇太選手。小気味よい投球ぶりは野手とは思えなかった)。
試合は結局、投手チームが6−4で野手チームに勝った。
負けた野手チームは罰として、外野フェンス際をランニングさせられていた。
それにしても、なぜこんな不可解な紅白戦をしたのか、全く理解できない……。