京セラドーム大阪で第35回社会人野球日本選手権大会が行われています。
日本選手権といえば、夏の都市対抗と並ぶ社会人野球の二大大会のうちの一つで、チームの日本一を決めるのは秋の日本選手権の方です。
そもそも、日本選手権が始まった経緯は……、なんて話をし始めると、昨日の「明治神宮大会」みたいに長くなるので、この件はまた後日の講釈にて。
2日目の第三試合、東北楽天ゴールデンイーグルスのドラフト1位、藤原紘通投手(NTT西日本)が先発、JR四国を3安打完封しました。
楽天は最初に野本圭外野手(日本通運)を指名するもクジで外し、藤原投手を外れ1位で獲得しました。
そんな中で3安打完封ですから、ノムさんの期待に応えたというところでしょう。
しかし見た限りでは、ドラフト1位の投手にしてはスケールの小ささが気になるところ。
MAX144km/hですが、そんな球も稀で、ストレートは140km/hに届くかどうかという球がほとんど。
ただ、コントロールとスライダーのキレは良くて、実戦向きの技巧派左腕というイメージでした。
でも、プロでどこまで通用するかは疑問です。
敵の打者が慣れないうちはそこそこ抑えるでしょうが、慣れられたらあまり特徴のない投手だけに捉まる恐れがあります。
先発ローテの一角に食い込めたらいい方で、むしろ貴重な左腕中継ぎとしての方が活路を見いだせるかも知れません。
ちなみに、この藤原投手を楽天と獲り合ったのが阪神タイガース。
阪神は松本啓二朗外野手(早稲田大)を外し、藤原投手を外して、外れ外れでドラフト1位は蕭一傑投手(奈良産業大)。
ということは、蕭一傑投手は藤原投手以下ってこと?
だとすれば由々しき問題ですが、外れ1位やドラフト下位指名の選手の方が大成する例もありますので、どの選手が成功するかは神のみが知るところです。
第二試合では、楽天との争奪戦に勝って中日ドラゴンズが1位指名した野本選手が登場。
立ちはだかるのがトヨタ自動車のエース、今年のドラフト候補だった大谷智久投手。
野本選手は大谷投手の前に無安打。
その大谷投手は日本通運を8安打完封でその実力を見せました。
大谷投手といえば、高校時代は春のセンバツで絶対的なエースとして報徳学園を優勝に導きました。
その頃からプロも注目してましたが、早稲田大に進学。
早大でもエースとして活躍しましたが、卒業後はプロからの指名はなくトヨタ自動車に入社。
今年は社会人拘束期間の二年を過ぎたので当然ドラフト候補でしたが、やはりプロからの指名はありませんでした。
社会人3年目の来年がプロ入りのラストチャンスかも知れませんが、果たしてプロ入りできるのでしょうか。
高校時代の大谷投手を見た時、これは大物になると注目していました。
しかし、早大時代はもちろん主力投手として活躍したものの、こじんまりとまとまっちゃったなあという印象でした。
そして社会人入りして、今日見た限りでは、完封したとはいえ「そこそこ大崩れのしないピッチャー」という感じです。
MAXが145km/hで、ほとんどのストレートが140km/hチョイといったところ。
即戦力になるかも知れませんが、プロから見ればあまり魅力を感じない投手なのではないでしょうか。
また、終盤になると疲労からかコントロールを乱す場面が目立ち、スタミナに一抹の不安を感じました。
藤原、野本、大谷を見ると、今年は不作のドラフトだったと言われていた意味がわかるような気がします。
第一試合では茨城ゴールデンゴールズが登場。
去年は監督でありながら監督登録せず、スタンドから応援していた欽ちゃんは、今回は監督登録(部長兼任)して、堂々とベンチに座っていました。
選手交代もちゃんと審判にマジメに告げていました。
しかし武運つたなく、ヤマハに1−5の完敗。
でも、クラブ選手権二連覇しただけあって想像以上にレベルが高く、社会人の強豪に対して臆することはありませんでした。
試合後は日本橋に行ってデジカメをゲット。
今までのデジカメは右上辺りに黒い汚れが付いていて、気になっていたのです。
レンズの裏側が汚れていたらしく、一眼レフではないので汚れを取るには修理が必要で、それには1万円もかかるということでした。
それならば買った方が早いと思い、ズーム機能がもっと優れた物が欲しかったので、思い切って買うことにしました。
上の写真を見てもらえればわかりますが、今までのカメラだと目一杯ズームにすると相当ぼやけてしまいます。
前のカメラでは光学3倍ズームでしたが、今日買ったのはなんと18倍ズーム。
前のカメラと比べると実に6倍も拡大できるのです。
しかも最近出た機種で、にもかかわらず値段もお手ごろ。
名古屋行きを前に、いい買い物をしました。
コンパクトデジカメに比べるとかなりデカイのが玉にキズですが。
今まではセカンドバッグに入れていたのですが、これからはカメラの入れ物も考えなければいけませんね。