堺市北区の大阪中央環状線(府道2号線)沿いに、堺中央総合卸売市場がある。
今年(2018年)8月24日、その敷地内に「街のみなと まぐろパーク」がオープンした。
市場の向かって右側に「街のみなと堺本店」が元々あり、さらにその右側にあった家電量販店のジョーシンが閉店、そこに「まぐろパーク」が誕生したわけだ。
「街のみなと まぐろパーク」は回転寿司チェーン店などでお馴染みの大起水産が運営しており、同じ敷地内には同社の回転寿司店および海鮮レストラン「天下の台所」(この記事を書いている時点では改装のため休業中)もある。
また「街のみなと まぐろパーク」は繋がった店舗になっているので、どこからどこまでが「街のみなと」で「まぐろパーク」なのか店内にいるとわからない。
というより、同じ店舗と考えていいだろう。
元々あった200坪の「街のみなと」
「街のみなと」の右隣りにできたジョーシン跡の600坪「まぐろパーク」
◎「街のみなと まぐろパーク」の目玉、フードコート「街のみなと食堂」
「街のみなと まぐろパーク」で注目を集めているのはフードコート「街のみなと食堂」だ。
その名の通りマグロはもちろん、様々な海産物が新鮮な状態で食べることができる。
海鮮定食や海鮮丼、寿司はもちろん、本まぐろカレーや本まぐろ柚子塩ラーメンなんてメニューもある。
実に豊富でバラエティに富んだ「街のみなと食堂」のメニュー
ちなみに、筆者が食したのは「まぐろ味比べ丼」。
生・本まぐろ赤身・まぐろ・びんちょうまぐろがタップリ入ってボリューム満点。
ご飯は酢飯となっている。
これだけマグロが入って、値段は税別780円也!
このボリュームで税別780円は安い
「街のみなと食堂」はいつも大賑わい
◎毎日行われる「生・本まぐろ解体ショー」
食事が終わったら鮮魚市場の方へ。
豊富な海産物が揃っており、広い店内を歩くだけでも楽しい。
また海産物だけではなく、野菜や肉類なども売っているので、普通のスーパーとしても利用できる。
そして、フードコートと並ぶ目玉が、毎日行われる「生・本まぐろ解体ショー」だ。
残念ながら筆者が行った時間には解体ショーは行っていなかったが、かなりの迫力らしい。
解体ショーで捌かれたマグロを、「街のみなと食堂」で食べることができる。
この奥で「生・本まぐろ解体ショー」が行われる
◎隣りにあるのは昔ながらの卸売市場
前述したように「街のみなと まぐろパーク」は堺中央総合卸売市場の隣りにある。
ここはその名の通り、昔ながらの卸売市場だ。
残念ながら現在では寂れており、空き店舗も多いのだが、懐かしい風情を堪能できる。
店のオッちゃんやオバちゃんと会話しながら買い物をするのは、まさしく日本の原風景だ。
もちろん、海産物中心の「街のみなと まぐろパーク」では販売されていない物も売っている。
「街のみなと まぐろパーク」へ行った際には、ぜひ立ち寄りたい。
昔ながらの風情が残る堺中央総合卸売市場
◎「街のみなと まぐろパーク」へのアクセス
場所は、駅からかなり離れているため、車での来場をお勧めする。
ただし、広大な駐車場があるものの、人気店のため満車の可能性があるのでご注意を。
前述した通り、大阪中央環状線の東行き車線沿いにある。
大阪市内からだと、阪神高速道路15号堺線の堺出口を降りて、フェニックス通りを左折すると、そのまま東方面へ直進していれば自然に中央環状線に入る。
公共交通機関を利用の場合は、地下鉄御堂筋線の新金岡駅から南海バス45系統の北野田駅前行きもしくは46系統の美原区役所前行きに乗り約5分、八下中学校前のバス停で下車すぐの所にある。
定休日は1月1日と2日のみで、それ以外は全て営業。
営業時間は9時~21時、鮮魚市場は9時~19時で、フードコートは11時~21時(ラスト・オーダーは20時30分)だ。
新鮮な海鮮料理を食べたいなと思ったら、わざわざ海の近くに行くよりも「街のみなと まぐろパーク」へ行ってみませんか?