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安威川敏樹のネターランド王国

お前はチョーマイヨミか!?

ネターランド王国憲法

第1条 本国の国名を「ネターランド王国(英名:Kingdom of the Neterlands)」と言う。
第2条 本国の国王は「禁句゛(=きんぐ)、戒名:安威川敏樹」とする。
第3条 本国は国王が行政・立法・司法の三権を司る、絶対王制国家である。
第4条 本国の公用語は日本語とする。それ以外の言語は国王が理解できないため使用禁止。
第5条 本国唯一の立法機関は「日記」なる国会で、国王が一方的に発言する。
第6条 本国の国民は国会での「コメント」で発言することができる。
第7条 「コメント」で、国王に不利益な発言をすると言論弾圧を行うこともある。
第8条 「コメント」で誹謗・中傷などがあった場合は、国王の独断で強制国外退去に踏み切る場合がある。
第9条 本国の国歌は「ネタおろし」とする(歌詞はid:aigawa2007の「ユーザー名」に記載)。
第10条 本国と国交のある国は「貿易国」に登録される。
第11条 本国の文章や写真を国王に無断で転載してはならない。
第12条 その他、上記以外のややこしいことが起きれば、国王が独断で決めることができる。

2017ラグビー・リーグ関西ディビジョンR1@大阪国際大学・枚方キャンパス

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6月18日、大阪府枚方市にある大阪国際大学枚方キャンパスで、ラグビー・リーグJRLナショナル・カップ2017関西ディビジョン第1ラウンドが行われた。

ラグビー・リーグというのは、五郎丸歩らがプレーしている15人制やオリンピック種目になった7人制のラグビー・ユニオンとは異なる球技である。

ラグビー・リーグとラグビー・ユニオンとの違いはここでも何度か書いたことがあるが、もう一度おさらいすると主な違いは以下の通り。

 

①リーグにもユニオンと同じくスクラムはあるが、ユニオンと違って押し合うことはほとんどなく、またラインアウトもない。

②リーグには、ユニオンではお馴染みのモールやラックなどの密集プレーがない。つまりと合わせて、ユニオンにおけるフォワード(FW)のプレーがほとんどない。

③ユニオンと違って攻撃側と守備側に分かれており、タックルが成立するとプレーが止まって新たな攻撃がスタート。6回攻撃して得点を取れなかったら攻撃権が相手側に移るという、アメリカン・フットボール的要素がある。

④得点方法はユニオンと同じだが、トライ4点(ユニオンでは5点)、コンバージョン・ゴール2点(ユニオンも同じ)、ペナルティ・ゴール2点(ユニオンでは3点)、ドロップ・ゴール1点(ユニオンでは3点)などの差異がある。

 

筆者がラグビー・リーグを観戦するのは今回で4回目。

過去の記事は以下をクリックしてご参照いただきたい。

 

2013年7月21日(7人制、於:追手門学院大学)

2015年8月23日(9人制、於:近畿大学)

2016年3月13日(13人制、於:大阪体育大学)

 

日本ではラグビーというとユニオンを指すので、リーグの試合を見る機会はなかなかない。

ましてや、関西となるとなおさらだ。

最近でこそリーグ出身のソニー・ビル・ウィリアムズ(SBW)やクレイグ・ウィングらが日本のユニオンでプレーするようになって、日本のラグビー・ファンにもリーグの存在が浸透しつつあるが、一般人にはラグビーが2種類あるなんてほとんど知られていないだろう。

しかし、過去8回のワールドカップ(RWC)で2度の優勝を誇るユニオンの強豪国・オーストラリア(ワラビーズ)ですら、本国での人気はユニオンよりもリーグの方が上なのだ。

 

さて、今回は関西での公式戦。

関西雷ウェストミックス関西との対戦だ。

9人制で行われ、試合時間は各10分のクォーター制。

リーグはユニオンと違って夏のスポーツとはいえ、デーゲームは選手にとってやはり暑いだろう。

しかし、空梅雨模様の今年も、この日は曇りだったのでコンディション的にはまだ良かった。

13時15分、人工芝にボールが置かれ、いざキック・オフ!(リーグのキック・オフはユニオンと違ってプレース・キック)

 

キック・オフはプレース・キック(ユニオンはドロップ・キック)

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両チームとも日本人と外国人の混成チーム。

そして、ウェストミックスには、日本ラグビー・リーグ協会の会長が御自ら選手として参加していた!

しかも、見事なトライまで決めたのである。

外国人選手はやはりデカいが、小さい日本人選手も果敢にタックルを仕掛ける。

 

今回の試合風景

www.youtube.com

 

そして、いつも思うのが、選手たちはどうやって攻撃回数を数えているんだろう、ということ。

前述したとおり、リーグでは6回の攻撃の間に点を奪わなければ相手に攻撃権を渡してしまうので、何回目の攻撃か把握していなければならない。

アメリカン・フットボールだと、攻撃が止まればハドル(作戦会議)を行ったりするので間があるが、リーグはタックルが成立してもどんどんゲームが流れるのである。

少なくとも観戦している時には、何回目の攻撃かわからなかった。

タックルが成立すると、上の動画にもあるように、リーグ独特のプレイ・ザ・ボールからすぐに試合を再開する。

プレイ・ザ・ボールは、ユニオンにはないプレーだ。

 

プレイ・ザ・ボール

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もちろん、リーグも元々はユニオンから派生したスポーツであり、ラグビーには違いないのだから、ユニオンとの共通点も多い。

トライを取るという目的は同じだし、前へのパス(フォワード・パス)は禁止、ボールを前に落としてもダメ(ノックオン)、ボールより前にいる選手がプレーに参加するとオフサイドの反則になるのもユニオンと同じだ。

 

ボールを持って疾走、相手がタックルに行くのはリーグもユニオンも同じ

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結局、試合はウェストミックスが関西雷に40-34(前半18-20)で勝った。

試合後はユニオンと同じく敵味方なしのノーサイド、両チームで記念撮影した。

 

両チームの選手およびその子供も入って記念撮影

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この後はアフター・マッチ・ファンクション、と言いたいところだが、せっかくの関西でのゲームなのにたった1試合だけではもったいない!ということで、やる気満々の選手たちは公式戦後もエキシビション・マッチを行った。

なんと女性も交えての試合となったのである。

 

エキシビション・マッチでの独走トライが決まる

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日本のラグビー・リーグにも代表チームがあり、日本代表の愛称はサムライズという。

もちろん、他国とのテストマッチも行われるし、海外遠征もある。

リーグの悩みは、日本では競技人口が少ないこと。

ユニオンとの掛け持ちの選手も多いようなので、ユニオン経験者はリーグもプレーし、できればサムライズ入りを目指してもらいたい。

そして、試合後に会長にもお願いしたのだが、ぜひとも大阪でテストマッチを行って欲しいものである。

 

おまけショット:初めて見たゴール・ポストの解体作業。真ん中のバーは取り外せるようになっていたのか

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