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安威川敏樹のネターランド王国

お前はチョーマイヨミか!?

ネターランド王国憲法

第1条 本国の国名を「ネターランド王国(英名:Kingdom of the Neterlands)」と言う。
第2条 本国の国王は「禁句゛(=きんぐ)、戒名:安威川敏樹」とする。
第3条 本国は国王が行政・立法・司法の三権を司る、絶対王制国家である。
第4条 本国の公用語は日本語とする。それ以外の言語は国王が理解できないため使用禁止。
第5条 本国唯一の立法機関は「日記」なる国会で、国王が一方的に発言する。
第6条 本国の国民は国会での「コメント」で発言することができる。
第7条 「コメント」で、国王に不利益な発言をすると言論弾圧を行うこともある。
第8条 「コメント」で誹謗・中傷などがあった場合は、国王の独断で強制国外退去に踏み切る場合がある。
第9条 本国の国歌は「ネタおろし」とする(歌詞はid:aigawa2007の「ユーザー名」に記載)。
第10条 本国と国交のある国は「貿易国」に登録される。
第11条 本国の文章や写真を国王に無断で転載してはならない。
第12条 その他、上記以外のややこしいことが起きれば、国王が独断で決めることができる。

ラグビー部マーラー懇親トークライブVol.2

11月12日、大阪市内にあるマーラーという店で行われた「ラグビー部マーラー懇親トークライブVol.2」というイベントに行ってきた。
「Vol.2」というからには第1回もあったわけだが、僕がこのイベントに参加するのは初めて。
というよりも、マーラーという店に行くのすら初めてだった。


司会はラグビージャーナリストの村上晃一さん。
村上さんはラグビーマガジン(ラグマガ)の編集長を務めていたことで有名であり、ラグビーファンで村上さんの名前を知らない人はいまい。
そんな雲の上のような人であるが、、僕と村上さんにはある接点があった。
村上さんはテレビのラグビー解説も務めているが、J−SPORTSでは実況の大前一樹さんとよくコンビを組んでいる。
大前さんとは会ったことがないが、実は僕と同じベースボール・タイムズ(BT)の番記者(大前さんはオリックス、僕は阪神担当)である。
こんな接点があったのが嬉しくて、ぜひとも村上さんとはお会いしたいとずっと思っていた。
村上さんのブログはこちら↓
http://koichi-murakami.cocolog-nifty.com/


この日のゲストは、近鉄ライナーズのタウファ統悦選手、成昴徳(ソン・アンドク)選手、田邉篤選手の三名。
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(左から村上さん、統悦選手、成選手、田邉選手)


ジャパンのフランカーでもある統悦選手とは花園のラグビー酒場で何度か会ったことがあるが、成選手と田邉選手は初めて。
この二人は共にプロップで、帝京大出身の同期。
同じプロップと言っても、田邉選手は左プロップ(1番)、成選手は右プロップ(3番)で、その役割は全く違う。
1番はルースヘッド・プロップと言い、スクラムの際に片方の首は自由が利くが、タイトヘッド・プロップと呼ばれる3番は首の両側を相手の第一列(1番と2番=フッカー)の選手に挟まれて自由が利かない。
つまり3番は1番に比べて苦しく耐えるだけというイメージがあるが、成選手によると3番ならではの楽しみもあるのだそうだ。
3番が相手に乗りかかるようにスクラムを組むとトイメン(対面)の1番がひしゃげて、コラプシングの反則を得ることができる、というテクニックだ。
逆にコラプシングを取られた1番は「別にスクラムを崩したわけじゃねえよ」と思うらしく、ある意味屈辱だろう。
この辺りがスクラムにおける駆け引きであり、スタンドからはなかなかわかりにくい。


そもそも両プロップおよびフッカーの第一列とは、ラグビーの中でもかなり特殊なポジションだ。
野球でもピッチャーとキャッチャーのバッテリーだけは守備位置が完全に決められているように(バッテリー以外は、打者の妨害をしない限りフェア地域のどこを守ってもよい)、ラグビーでの第一列も完全に決められている。
シンビンや退場者が出た場合は一名足りなくなるが、その選手が第一列の選手ならば、第一列を務めることができる代わりの選手を入れなければならない(ただし、他の選手が一名、退くことになるが)。
ルールでは、第一列の選手は適切に訓練され、かつ経験がなければならない、とある。
つまり、それだけ危険なポジションというわけだ。


統悦選手についてはもう説明もいらないだろう。
トンガ出身の、ジャパンの押しも押されもせぬフランカー
日本人以上に日本人のハートを持っている選手である。
と言ってもやっぱりトンガ人の血は流れていて、ブチ当たるのが三度のメシよりも好き、というプレイヤー。
子供の頃から相手にブチ当たる遊びばかりしていたそうで、村上さんからは「それって遊びなの?」とツッこまれていた。
FWなんだから頭のいいプレーはいらない、相手にブチかますだけ、というのが信条なのだそうだ。
そんな統悦選手が生まれ変わったらどのポジションがいいか、と訊けば「スタンドオフ」というのだからよくわからない。
もっとも、統悦選手がイヤな相手というのはトイメンのフランカーではなく、イヤらしいキックをしてくるスタンドオフだそうで、自分がイヤなことを相手にしたいのかもしれない。


そんなこんなで最初の1時間はトークライブ、あとの1時間半は懇親会として村上さんと選手たちは一人ひとり各テーブルについて我々と酒を酌み交わしながら談笑した。
そしていかにもラグビーの店らしいのが、ビールの注ぎ方。
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なんとピッチャーではなく、ビールをヤカンに入れている!
オールドファンなら誰もが「魔法の水」という言葉を知っているだろう。
ラグビーの試合中、相手選手と激突して失神した選手に駆け寄るトレーナー。
入念な治療を行うのかと思いきや、昔のトレーナーはそんなことはしない。
ヤカンに入った水を倒れた選手にただブッ掛けるのみである。
そんな無茶な治療法があるものか、と今の人は思うだろうが、水をブッ掛けられた選手はアラ不思議、さっきまで気絶していたのにいきなり立ち上がって戦列復帰するのだ。
んなアホな、と思えることが実際に起こるから、ヤカンに入った水を「魔法の水」と呼ぶ所以である。
あの水にはひょっとして覚醒剤が入っていたのだろうか。
そんなことはともかく、ヤカンの中にビールを入れた方が、もっと効果てき面だったかも知れない。
気絶していても、ビールをブッ掛けられたらたちまち元気になるだろう。


ビールにヤカンと言えば、広岡達郎監督時代の西武ライオンズを思い出す。
徹底した管理野球を押し進めてきた広岡監督は禁酒令を施した。
しかし、野武士軍団たる西鉄ライオンズの残党である東尾修らは広岡監督に反発し、カムフラージュのためにビールをヤカンに入れて呑み干したという。
この話を聞いた時、ヤカンに入れたビールなど旨くはなかろう、と思ったのだが、今回のマーラーで体験してみたら、ヤカンに入れたビールは旨い!
ピッチャーに入ったビールと遜色ない。
いやむしろ、注ぎ易いので余計な泡が立たず、かえって旨いかも知れない。


宴もたけなわ、四人によるプレゼントの抽選会が始まった。
そして僕は、四人のサイン入りTシャツをゲット!
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こちらは2019年に日本で開催されるラグビーワールドカップの成功を祈願した「ノーサイド・プロジェクト」カード。
これはプレゼントではなく、1枚200円也。
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「修ちゃんを救う会」の募金活動もしていた。
詳細はこちら↓
http://syu-chan.com/