JRの和歌山駅から和歌山市内を東に走り、紀の川市に至る和歌山電鐡貴志川線。
元々は南海電鉄のローカル線だったが、赤字経営のため南海電鉄から分離して存続することになった。
そして誕生したのが岡山電気軌道傘下の和歌山電鐡である。
当初は経営難が覚悟されたが、ここへきて一気に大ブレイクした。
そう、あの日本一有名な駅長が誕生したからである。
電車がこちら↓
これがウワサの「たま電車」である。
正面にはちゃんとヒゲが生えている。
そして、車両の横には「たま駅長」のイラストが描かれていた↓
「たま電車」は今年の3月21日から走らせていた。
実はこの「たま電車」は一編成(二両)しかないのだが、僕は「たまたま」この電車に乗ることができた。
他には特別車両として「いちご電車」と「おもちゃ電車」があるが、この二編成は車庫でお休み。
ちなみに、その他の車両は南海電車の車両で、この日は「たま電車」と南海電車二編成で運行されていた。
たまたま「たま電車」に乗れたのは実にラッキーだった。
1時間に二本のローカル線ダイヤで、「たま電車」に乗れるのは1時間半に一本のみ。
普段の行いがいいと、こういう幸運に恵まれる。
車内に入ると、たま駅長だらけ↓
宙吊り広告だって、車両を仕切る暖簾だって、みーんなたま駅長↓
神棚らしきものだってある↓
乗客たちは車内で写真を撮りまくり。
乗客が増えたことによって地元の人たちは少々迷惑しているようだが、経営難に陥って路線廃止になるともっと困るので、ここは我慢してもらいたい。
終点の貴志駅に着いた。
ここには本物のたま駅長がいる。
そしてこのお方こそ、貴志川線の救世主、たま駅長だ!↓
あらら、勤務中なのに寝ちゃってるよ。
なんて怠惰な駅長なんだろう。
無賃乗車しちゃうぞ。
さらに助役も勤務中にもかかわらずおねんねタイム↓
乗客に対し背中を向けて眠るという失礼千万な態度だったので、ミーコ助役かちび助役かは確認できず。
さあ、アナタもこのぐうたらな駅長や助役に会いに、和歌山まで行ってみてはいかが?
さて、ここで恒例の難読駅名クイズ。
今日はもちろん、和歌山電鐡貴志川線の駅名。