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安威川敏樹のネターランド王国

お前はチョーマイヨミか!?

ネターランド王国憲法

第1条 本国の国名を「ネターランド王国(英名:Kingdom of the Neterlands)」と言う。
第2条 本国の国王は「禁句゛(=きんぐ)、戒名:安威川敏樹」とする。
第3条 本国は国王が行政・立法・司法の三権を司る、絶対王制国家である。
第4条 本国の公用語は日本語とする。それ以外の言語は国王が理解できないため使用禁止。
第5条 本国唯一の立法機関は「日記」なる国会で、国王が一方的に発言する。
第6条 本国の国民は国会での「コメント」で発言することができる。
第7条 「コメント」で、国王に不利益な発言をすると言論弾圧を行うこともある。
第8条 「コメント」で誹謗・中傷などがあった場合は、国王の独断で強制国外退去に踏み切る場合がある。
第9条 本国の国歌は「ネタおろし」とする(歌詞はid:aigawa2007の「ユーザー名」に記載)。
第10条 本国と国交のある国は「貿易国」に登録される。
第11条 本国の文章や写真を国王に無断で転載してはならない。
第12条 その他、上記以外のややこしいことが起きれば、国王が独断で決めることができる。

和歌山〜五条〜高田(和歌山線)

紀州路快速の和歌山入りは3分遅れてしまい、我々はますます焦った。
キオスクに売っている駅弁に目を奪われつつも、「駅弁はどない?」と言うオバちゃんに対して、「ごめん、時間ないねん!」と言って和歌山線ホームを目指した。
なんとか和歌山線9時4分発の電車に間に合った。
トイメンにはわかやま電鉄貴志川線の電車が停まっていたが、たま電車ではなく、いちご電車だった。


和歌山線はひたすらゴトゴト、長椅子電車ワンマンカーで2両編成の完全なローカル線である。
ほとんどが無人駅のため、乗客は路線バスのように運賃箱にお金を入れて降車する。
そのため、先頭車両と広報車両には電光掲示型の運賃表がある。
つまり、そこには駅名が表示されているわけだ。


和歌山線難読駅名の宝庫である。
「この駅名はなんと読むかわかる?」と参加者に問い掛け、あーでもない、こーでもないと参加者が悩む姿を見るのは快感だった(^<^)
「千旦」「布施屋」「笠田」「中飯降など、枚挙に暇がない。
「これはなんて読むの?」と問われると、「いい質問ですねぇ〜」と、池上彰ばりに答えていた。


和歌山線の乗車時間はとにかく長い。
各駅停車のうえ、単線なのでしょっちゅう行き違いがある。
紀ノ川沿いを走る電車は、ずっと山間風景だ。
それでも、今回は一人旅ではなく大勢の人がいたので、おしゃべりしながらだとあっという間に時間が過ぎた。
南海高野線との乗り換え駅である橋本駅を過ぎて、五条駅へ行った。
ここは既に奈良県である。
時間帯によっては和歌山〜奈良間の直通電車もあるのだが、今回のダイヤでは五条止まりで、そこから乗り換えなければならない。


五条から乗り換えと言っても、車両自体はワンマンカーの二両編成と、さほど変わらない。
ここからゴトゴト、奈良県の山間部を走る。
唯一大きな駅と言えば、近鉄南大阪線との乗り換え駅である吉野口駅ぐらいだろうか。
それでも、吉野口駅を過ぎて北上すると、段々都市部の風景が見えてくる。


そしてやがて、高田駅に到着した。
高田駅は大和高田市の中心駅であり、様々な商業施設もある。
大和高田市は、奈良県では人口密度が1位の都市だ。


久々に見る都会風景に、電車は長らく停車する。
スイッチバックをするためだ。
本来、和歌山線はこのまま西北に行って、奈良県の王寺駅が終着駅となる。
しかし多くの電車はこのルートを取らず、高田駅から桜井線(万葉まほろば線)に入線するのだ。
王寺駅へ向かう和歌山線とは逆方向となるため、スイッチバックする必要がある。
そのため、運転士はそれまで後方車両だった運転席に乗り込む。

こうして、五条から乗った電車は王寺に向かう路線に背を向け、大和時代のロマンが漂う桜井線に歩を進めた。


(つづく)