今日の夕刊に「幻の彗星」と呼ばれるジャコビニ彗星が111年ぶりに観測されたと報じていた。↓
http://www.asahi.com/science/update/0922/TKY200809220051.html
天文に興味がない人で「ジャコビニ」という言葉に反応する人は、おそらく重度の中毒患者だろう。
なんの中毒患者か?
そう、スーパーバイオレンスミラクルベースボールコミック「アストロ球団」中毒症と思われる。
超人球団・アストロのエースで四番打者でもある宇野球一が編み出した打法が「ジャコビニ流星打法」である。
当時、阪急ブレーブスに所属していた明智球七(当時・球七郎)・球八の明智双子兄弟の超守備を打ち破るために開発した打法だ。
明智兄弟の超守備とはどんなものか?
百聞は一見にしかず。
下の写真を見ていただこう。
体がハンパじゃないぐらいに大きい弟の球八が、ハンパじゃないくらい小さい兄の球七を投げ飛ばし、明らかなホームランの打球を球七がキャッチする。
ハッキリ言って、バリー・ボンズが筋肉増強剤を100本ぐらい射っても、明智兄弟の超守備を打ち破るのは不可能だ。
アストロ超人でもある明智兄弟をアストロに入団させるため、日本シリーズの巨人×阪急戦に宇野球一(当時・球児)が堀内に変装して潜り込み、明智兄弟に挑戦した。
そしてついに球一のジャコビニ流星打法が火を噴き、明智兄弟の超守備を打ち破り、アストロに入団させることに成功する。
球一はヒビの入ったバットを使用し、ボールと一緒に粉々になったバットの破片も飛ばし、球七にどれがボールかわからせないように打つという、完全無欠の打法だ。
阪神は13ゲーム差を巨人に追いつかれ崖っぷちに立ったが、金本あたりがこの打法をマスターすれば、再び巨人を引き離すことができるだろう。
もっともこのジャコビニ流星打法、明智兄弟が相手でないと何の意味もないのだが。
ちなみに、ジャコビニ流星打法のヒントとなったジャコビニ流星は、ジャコビニ彗星とは何の因果関係もない。