8月に大阪で世界陸上が行われる。
球技は遊びから派生したものがほとんどだが、陸上競技は人間が生きていくために必要な競技が多い。
わかりやすいものでいえば、短距離走などはそうだろう。
獲物を追うため、あるいは猛獣から逃げるために速く走ることは、人間にとって生き抜くために必要条件だった。
同じく、中距離走、長距離走などの持久力が試される競技も、必要な能力と言えそうだ。
走り幅跳びも川を飛び越えるために必要だったのかも知れないし、走り高跳びも元々は木の上の物を取るために跳躍力の必要性から生まれた競技とも考えられる。
だが、中には何のために生まれたのかわからない陸上競技もある。
たとえばハンマー投げ。
人類有史以来、生活する上において、あんな妙チクリンな物を振り回す必要性に迫られたことがあったのだろうか。
ハンマー投げなんて、公転の授業ぐらいでしか役に立たないだろう。
ちなみに「Dr.スランプ」に登場するハンマー投げ選手は、ドでかいカナヅチを振り回して投げていた。
円盤投げも、その必要性がわからない。
あんなもん、遠くに投げてなんの役に立つのだろうか。
まだ、的に投げて当てる競技なら、獲物を捕らえるためとも言えるのだが。
円盤投げなんかより「ブーメラン投げ&キャッチ」なんて競技のほうがよっぽど実用的だとも思える。
ナゾは深まるばかりだ。
ところで、ここで国民に問題を授けよう。
ある陸上競技の選手が、ある順序を逆にしてしまったために、その競技をやめることとなった。
さて、その陸上競技とはなにか、答えてくれたまえ。