いよいよ明日(10月25日)から阪神タイガース×福岡ソフトバンク・ホークスの日本シリーズが始まる。
今年は両監督の申し合わせにより予告先発をすることになったが、現段階で予告されているのは第1戦のみ。
雨天順延がなく、第7戦までもつれ込んだと想定して、各試合の先発投手を予想してみよう。
①10月25日(土) 阪神甲子園球場 試合開始18:15
T=ランディ・メッセンジャー(右)13勝10敗 防=3.20
H=ジェイソン・スタンリッジ(右)11勝8敗 防=3.30
②10月26日(日) 阪神甲子園球場 試合開始18:15
T=能見篤史(左)9勝13敗 防=3.99
H=大隣憲司(左)3勝1敗 防=1.64
※10月27日(月) 移動日
③10月28日(火) 福岡ヤフオク!ドーム 試合開始18:30
H=武田翔太(右)3勝3敗 防=1.87
T=藤浪晋太郎(右)11勝8敗 防=3.53
④10月29日(水) 福岡ヤフオク!ドーム 試合開始18:30
H=中田賢一(右)11勝7敗 防=4.34
T=岩田稔(左)9勝8敗 防=2.54
⑤10月30日(木) 福岡ヤフオク!ドーム 試合開始18:30
H=攝津正(右)10勝8敗 防=3.90
T=ランディ・メッセンジャー(右)中4日
※10月31日(金) 移動日
⑥11月1日(土) 阪神甲子園球場 試合開始18:15
T=能見篤史(左)中5日
H=ジェイソン・スタンリッジ(右)中6日
⑦11月2日(日) 阪神甲子園球場 試合開始18:15
T=藤浪晋太郎(右)中4日
H=大隣憲司(左)中6日
第1戦の先発以外はわからないが、阪神は4人回し、ソフトバンクは5人回しと予想する。
順番としては、ソフトバンクが非常に読みにくい。
短期決戦だけに少数精鋭の阪神の方が有利にも思えるが、その分先発投手の負担も大きいと言える。
阪神は第3戦の先発が予想される藤浪がキーマンとなりそうだ。
1勝1敗、あるいは2連敗で迎えた時の第3戦は、最も重要な戦いとなる。
しかも最終戦までもつれ込んだ場合は、藤浪にとって未知の領域である中4日で日本一を決める試合に臨むのだから、体力面と精神面でかなりキツくなるだろう。
第1戦先発のメッセンジャーも中4日、第2戦先発予想の能見が中5日なので、1~3戦で先発投手の負担が軽くなるように、打撃陣が援護してやらなければならない。
その点、ソフトバンクは第1戦先発のスタンリッジと、第2戦先発予想の大隣は6、7戦でそれぞれ中6日になるので、ローテーションとしては楽である。
ただしスタンリッジ、大隣ともに、クライマックス・シリーズ(CS)から中5日になるので、2人にとってはややキツい。
特に大隣はCSファイナル・ステージで2試合投げているので、第2戦にもってくるかは微妙だが、その2試合とも好投したので第2戦と予想する。
5人回しだとローテは楽になるが、それまでに決められる可能性も高くなるので、3~5戦の先発投手がカギとなりそうだ。
中でも、シーズン終盤から調子を落としている攝津がキーマンとなる。
なお、第1戦先発のメッセンジャーとスタンリッジは交流戦でも顔を合わせ、この時はスタンリッジが完封、メッセンジャーは5回5失点KOで、スタンリッジに軍配が上がった。
日本シリーズの大舞台、しかも去年までは共にチームメイトとして戦った甲子園で、メッセンジャーがリベンジを果たせるか。
中継ぎ陣は質・量ともにソフトバンクが上回る。
阪神はベテランの福原忍と安藤優也に頼らざるを得ないのが不安材料だ。
松田遼馬あたりが2人の負担を軽くしたいが、左が高宮和也ぐらいしかいないのが痛い。
左では岡島秀樹と森福允彦がいるのが心強いが、阪神の右の代打陣・関本賢太郎、新井貴浩、新井良太との対決が最大の山となるだろう。
クローザーは阪神が呉昇桓、ソフトバンクにはデニス・サファテがいるが、ともにCSではフル回転で疲労が見られ、打ち込まれるシーンがあったので、小差のリードでは安心できない。
サファテは広島東洋カープ時代、呉昇桓は交流戦でも対戦しているので、情報は行き渡っているだろう。
なお、交流戦での両チームの対戦成績は2勝2敗。
日本シリーズという最高の舞台で、雌雄を決する時が来た。
【交流戦対戦成績】
①5月23日 ○ソフトバンク4-2阪神●(福岡ヤフオク!ドーム)
勝=千賀(1勝1敗)負=メッセンジャー(4勝5敗)S=サファテ(16S)
②5月24日 ●ソフトバンク3-4阪神○(福岡ヤフオク!ドーム)
勝=能見(5勝4敗)負=中田(5勝2敗)S=呉昇桓(12S)
勝=鶴(3勝1敗)負=オセゲラ(0勝2敗)
本=鳥谷5号(オセゲラ)
本=柳田7号(メッセンジャー)