我が忠勇なるネタラン国民たちよ。
あけましておめでとう!
本年も国益のために忠誠を尽くしてくれたまえ。
さて、今年のネタラン国のスローガンを掲げよう。
今年のテーマとは「みんな仲良く、ボチボチと」である。
この言葉は、1978年に阪神タイガースの監督に就任した後藤次男氏が掲げたスローガンである。
この年、我が阪神タイガースは球団史上初の最下位に沈んだ。
「クマさん」の愛称で選手からも慕われた後藤監督は、大好きだった麻雀でも気前よく負け続けるなど、勝負事には向いてなかったようだ。
寅年の今年は、後藤のクマさんに敬意を表すべく、阪神タイガースの躍進を祈願するものである。
ところで、去年の大晦日に出したクイズの正解を発表しよう。
なぜ、江戸時代以前の日本では、元日に月食を見ることができなかったのか?
答えは「江戸時代以前の日本では太陰暦だったから」である。
太陰暦では、各月の一日(ついたち)は新月となる。
月食という現象が起こるのは満月の時のみなので、各月の一日(ついたち)に月食が起こるわけもなく、したがって元日にも月食は見られないわけである。
「ついたち」とは「月立ち」から転訛した言葉だ。
逆に言えば、太陰暦で日食が起こるのは必ず各月の一日(ついたち)、ということだ。
日食は新月の時しか起こり得ない。
では、今年もネタラン国民の幸福を祈願して、新年の挨拶とする。