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安威川敏樹のネターランド王国

お前はチョーマイヨミか!?

ネターランド王国憲法

第1条 本国の国名を「ネターランド王国(英名:Kingdom of the Neterlands)」と言う。
第2条 本国の国王は「禁句゛(=きんぐ)、戒名:安威川敏樹」とする。
第3条 本国は国王が行政・立法・司法の三権を司る、絶対王制国家である。
第4条 本国の公用語は日本語とする。それ以外の言語は国王が理解できないため使用禁止。
第5条 本国唯一の立法機関は「日記」なる国会で、国王が一方的に発言する。
第6条 本国の国民は国会での「コメント」で発言することができる。
第7条 「コメント」で、国王に不利益な発言をすると言論弾圧を行うこともある。
第8条 「コメント」で誹謗・中傷などがあった場合は、国王の独断で強制国外退去に踏み切る場合がある。
第9条 本国の国歌は「ネタおろし」とする(歌詞はid:aigawa2007の「ユーザー名」に記載)。
第10条 本国と国交のある国は「貿易国」に登録される。
第11条 本国の文章や写真を国王に無断で転載してはならない。
第12条 その他、上記以外のややこしいことが起きれば、国王が独断で決めることができる。

関東遠征千秋楽(千葉編)

13日朝、ウエストポーチを持って洗面所へ。
前述したとおり、このホテルには部屋にバス・トイレが付いていないので、当然のことながら洗面所も共同である。
僕のウエストポーチには、いつでもどこでも泊まれるように、洗面用具一式が常に入っている。
洗面所で顔を洗って部屋に戻り、浴衣から服に着替え、さあ出かけようかとウエストポーチを手に取ったところで、あっ、と小さな声をあげた。


ベッドが濡れていたのである。
しかも、寝た姿勢の時に、ちょうど下半身の位置に。


そう、洗面所が濡れていたためにウエストポーチも濡れてしまい、そのウエストポーチをベッドに置いてしまったため、ベッドの一部分が濡れてしまったのである。
しかも、大変誤解され易い位置に。
なにと誤解されやすいかと言えば、子供の頃によく親に怒られた行為だ。


げげ、このままではホテルの人に誤解されてしまう……。
だからと言ってチェックアウトの時に、


「ベッドが濡れてしまったけど、決してオ○ショじゃないんですよ。それが証拠に浴衣は濡れてません。ホンマです」


なんて説明すると、言い訳がましくて却って疑われるかもしれない。
あるいは、別の疑惑をかけられたりして。


「オネ○ョじゃありません。信じてください!」
「お客さん、わかってます。夕べ、ズイブン色っぽい夢を見たんですなあ」


そんな元気はおまへん。


ハムレットの心境を味わった挙句、結局何も言わずにチェックアウトすることにした。
匂いでわかるだろうと祈りつつ……。


JRの新宿駅まで歩いて行った。
ここである野球ファンと待ち合わせ。
と言っても、一緒に野球を観に行くわけではなく、僕がせっかく上京したので、ネットで知り合ったその方と会いましょうと約束したのである。
喫茶店で小1時間ほど野球談議をした後、その人は神宮へ、僕は千葉へと出発した。


中央線快速で東京駅に出た後、京葉線に乗り換え。
がしかし、同じ東京駅でも中央線(山手線や東海道線もそうだが)から京葉線は恐ろしく離れている。
なにしろムービングウォークが3ヵ所もある。
しかも京葉線は地下駅で、地中奥深く潜っている。
昨日までなら重い荷物はホテルに置いて来れたのだが、今日は既にチェックアウトしている。


ようやく京葉線ホームに着いたが、山手線なんかと違って本数は少ない。
試合開始まではまだまだ時間があるが、車内は結構満員。
それもそのはず、途中でディズニーランドがあるからだ。
ただ、土曜日の午前中にしては少なく感じられる。
車を利用する客が多いのだろうか。
電車が地下から地上に出ると、西武線とは打って変わってずっと海景色で、しかも工業地帯。
舞浜に着くと、案の定乗客がどっと降りた。
急に車内はがらんとなったが、南船橋あたりからまたどっと客が乗ってきた。
当然、千葉マリンスタジアムに行く客で、阪神のユニフォーム姿が目立った。
千葉でも結構阪神ファンが多いのだなと思ったが、次の駅が新習志野で、あっ、掛布の故郷か、と思ったものだ。
考えてみれば、千葉県に来ること自体が初めてだ。


約30分ほどで海浜幕張駅に着いた。
東京駅からは1本なので西武ドームほど遠くは感じないが、新宿からだとさすがに遠く感じる。
しかも電車の本数が少なく、西武ドームと違って駅の目の前に球場があるわけではないので、さほど変わらないかも知れない。
マリスタ行き直通バスに乗り込む。
かつては無料だったそうだが、現在では人気があるせいか100円払わなければならない。
そして、初体験の千葉マリンスタジアムに着いた。
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試合開始までまだ2時間以上あるのに、周りは人でいっぱいだ。
売店では物産展みたいなのをやっていて、牛肉の匂いが立ち込めている。
さらにトラッキー&ラッキーが遠征してきて、マーくん(楽天ではありません)らとイベントをやっていた。
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外では、バレンタイン監督をマリーンズに残留させるべし!という署名を集めていた。
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後日の報道によると、この署名は11万人も集まったそうだ。
しかし、ファンの署名により残留した監督なんて聞いたことがない。
マリサポには申し訳ないが、ハッキリ言うと監督人事なんてファンが口を出す問題ではないのである。、
もし本気でボビーを残留させたい、あるいは千葉ロッテ球団に抗議をするのなら、不買運動ならぬ「ノー・ショウズ(球場に行かないこと)」をした方がずっと効果的だろう。
そんなことをしたら野球を観られなくなる、と思うかも知れないが、本気で球団に抗議をする気ならそれ以外に手はない。
それにしても、こんな状態の中で、先日報知スポーツがスッパ抜いた「ロッテ次期監督に江川卓氏」なんてのが実現すれば、江川氏は千葉から生きて帰れないのではないだろうか。
ひょっとするとマリサポは、その時こそノー・ショウズを実行する気なのかも知れない。
そんな千葉県人が知事に選んだのが偽剣道士なのだから、県民性はよくわからない。


スタンド内に入った。
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今日は西武ドームの時と違い、一塁側二階席とあまり良くない席で、しかもマリーンズ側だ。
土曜日のデーゲームとあって、当日券はなく全て売り切れである。
梅雨時なので雨が心配されたが、幸いにして晴れ間が拡がった。
特にスコアを付けている途中で雨が降ってきたら困るなと思っていたが、マリスタの二階席は屋根に覆われているので、その心配もなさそうだ。
この日は時間に余裕があったので、ラーメンを食べてみることにした。
とんこつベースの醤油味で結構旨かった。
が、食べる場所に苦労した。
スタンドで食べてもいいが、二階席は狭いので、汁物は隣りの人に気を遣う。
まだ試合が始まっていなかったのでスタンド裏で食べようとしたけど、マリスタは場内は奇麗なのだが、スタンド裏はカモメの糞らしき物がいっぱいで、とても食う気にはなれない。
海に近い球場の性だろうか。
結局、立ち食いができる小さなテーブルがあったので、そこでラーメンを食った。
先日の西武ドームにしてもそうだが、食い物に関しては関西の球場の方が行き届いているように思う。


試合が始まった。
熱いマリサポ、しかも土曜日のデーゲームでのタイガース戦となれば、試合開始頃には超満員である。
また、僕が座っていたのは一塁側とはいえ、タイガースのユニフォームを着ているファンが結構いた。
恐らく、マリスタでビジターのファンがこれだけ集まるのは阪神戦だけだろう。


とはいえ、マリサポはやはり熱い。
明らかに他球団のファンとは異質だ。
ボビー残留署名運動でもわかるように、この熱さだけはトラキチもマリサポには敵わないだろう。
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試合は、阪神先発の福原が4回途中でKOという背信投球。
早くも筒井がリリーフに出たが、なぜかリリーフカーはボルボである。
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マリーンズ一方的リードのまま試合は終盤へ。
マリーンズのラッキーセブンには、こんなヤツがバックスクリーンに現れた。
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結局、9対1でマリーンズが大勝。
タイガースの見せ場は、3球連続自打球を当てて悶絶しながら、ホームランを打ったブラゼルのみだった。
この関東遠征で、僕が見た関西のチーム(阪神の2試合と、近大)は全て負け。
わざわざ関西から「敗戦パウダー(トミーズ健の「健ちゃんパウダー」のようなもの)」を持って来たようなものである。
ただ、晴れ男ということで、幕張の夕景を見られたのがせめてもの救いか。
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だが、幕張の悲劇はここから始まる。
どの球場でも、大抵は「行きはよいよい帰りは怖い」。
帰りのバスは長蛇の列でなかなか帰れない。
ちなみに帰りのバスは、なんと2両編成で対応している。
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2両編成の路面電車は広島で乗ったことがあるが、バスは初めてだ。
しかも、夕方で渋滞しているため、なかなか駅には着かない。
駅にはようやく到着したが、今度は電車がなかなか来ない。
阪神電車と違って、野球があってもJR東日本はわざわざ増便などしてくれないのだ。
さらに、次の電車はなんと特急の「わかしお」。
これに乗るには特急券が必要だ。
ヘタすると大阪には帰れなくなるので、500円を奮発し特急券自由席を購入して、「わかしお」に乗り込んだのが18時20分ごろ、試合終了の約1時間後だった。


東京駅にようやく着いたものの、ここから長いエスカレーターと3ヵ所のムービングウォークを、重い荷物を背負ってテクテク歩き、東海道新幹線の東京駅ホームになだれ込んで、ようやく19時0分発ののぞみに乗り込んだ。
のぞみが新大阪駅のホームに滑り込んだのが21時半ごろ。
ここからさらに長い道のりで、電車とタクシーを乗り継いで23時半ごろにようやく自宅に辿り着いた。


この関東遠征で、最大の心残りはN700系のぞみに乗れなかったことだろうか。
行きも帰りも、普通の700系だった。