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安威川敏樹のネターランド王国

お前はチョーマイヨミか!?

ネターランド王国憲法

第1条 本国の国名を「ネターランド王国(英名:Kingdom of the Neterlands)」と言う。
第2条 本国の国王は「禁句゛(=きんぐ)、戒名:安威川敏樹」とする。
第3条 本国は国王が行政・立法・司法の三権を司る、絶対王制国家である。
第4条 本国の公用語は日本語とする。それ以外の言語は国王が理解できないため使用禁止。
第5条 本国唯一の立法機関は「日記」なる国会で、国王が一方的に発言する。
第6条 本国の国民は国会での「コメント」で発言することができる。
第7条 「コメント」で、国王に不利益な発言をすると言論弾圧を行うこともある。
第8条 「コメント」で誹謗・中傷などがあった場合は、国王の独断で強制国外退去に踏み切る場合がある。
第9条 本国の国歌は「ネタおろし」とする(歌詞はid:aigawa2007の「ユーザー名」に記載)。
第10条 本国と国交のある国は「貿易国」に登録される。
第11条 本国の文章や写真を国王に無断で転載してはならない。
第12条 その他、上記以外のややこしいことが起きれば、国王が独断で決めることができる。

『「キャプテン」「プレイボール」の秘密』1周年

毎週水曜日に我が国の図書館で連載中の『野球少年の郷(ふるさと)・墨谷―「キャプテン」「プレイボール」の秘密―』が第4章に突入しました。
調べてみると、初掲載が昨年の9月26日ですから、来週で1周年となるわけです。
よくぞここまで書きも書いたりですが、まだ折り返し地点です。


もう一度おさらいすると、「キャプテン」「プレイボール」は、故・ちばあきお先生がお描きになった野球漫画。
少年野球漫画の金字塔と言われ、30年以上たった現在でも野球少年にとってバイブルと言える漫画です。
もちろん、小学生の頃の僕はこの二つの野球漫画に夢中になり、野球のルールや作戦などはこの両作品で覚えたと言っても過言ではありません。


ではなぜ、大人になった今、この両作品を取り上げ、研究書を書こうと思ったのか。
それは、子供時代に夢中になった漫画を大人になった今、読み返して検証してみると、新たな発見があるのではないか?
と考えたからであり、名作マンガを徹底的に研究するという崇高かつバカバカしい決心をしたのです。
すると出るわ出るわ、子供の頃には気付かなかったことが。
子供の頃、この両作品に夢中になり、現在この連載をご覧になっている読者の方もおそらく同じではないでしょうか。
そこには当然、当時は気付かなかった矛盾点なども多く発見され、僕も結構動揺してしまいました。
でも、それらの矛盾点を拾い出して揚げ足を取るのが本書の目的ではありません。
現在読めば矛盾を感じる出来事でも、実際に行われた野球の試合およびシーンとして重く受け止めた上で徹底検証をし、それらの現象が起こった背景を推理することこそが本書の趣旨なのです。
もちろん、本書に書かれているのは僕独自の解釈であり、異論を唱える人もいるでしょう。
でも、夢中で読んでいた頃を思い出し、「自分はこう解釈する」と考えてくだされば、まさしく我が意を得たり、です。
そして、こういう理由で俺はこの漫画に夢中になっていたのか、という発見があれば、執筆者としてこんなに嬉しいことはありません。
なお「はじめに」でも書いているように、文章の途中および終りにある「(キ三巻二五頁)」「(プ二一巻一一二頁)」の記述は、前者は当時のジャンプ・コミックスの「キャプテン3巻25ページ」を指し、後者は同じく「プレイボール21巻112ページ」にその出来事が載っていることを意味します。
お手元に当時のジャンプ・コミックス「キャプテン」「プレイボール」があれば、それらを見ながら本書を読むと、なお一層面白さが引き立ちます。


現在、連載が終わったのは第3章までです。
第1章 「キャプテン」墨谷第二中学校 谷口キャプテン編
第2章 「プレイボール」墨谷高校 谷口一年生編
第3章 「キャプテン」墨谷第二中学校 丸井キャプテン編


今後の連載予定です。
第4章 「プレイボール」墨谷高校 谷口二年生編
第5章 「キャプテン」墨谷第二中学校 イガラシキャプテン編
第6章 「プレイボール」墨谷高校 谷口三年生編
第7章 「キャプテン」墨谷第二中学校 近藤キャプテン編


今後、これ以外にもコラムを挿入していきたいと思います。
なお、「プレイボール」に関しては、夏の大会終了時を区切りとしており、たとえば「谷口二年生編」は、谷口が一年生秋から二年生夏までを対象としています。


この両作品をご覧になった方はご存じでしょうが、「キャプテン」と「プレイボール」は兄弟作です。
「キャプテン」で墨谷二中のキャプテンを務めた谷口が、墨谷高校に進学した後のことを「プレイボール」で描かれています。
したがって、両作品共に登場するキャラクターが数多く存在します。
そして「プレイボール」では主人公が一貫して谷口なのに対し、「キャプテン」では谷口が卒業すると次のキャプテンの丸井、さらに丸井も卒業するとイガラシ、続いて同じく近藤と、年代ごとに主人公が代わるという変わったスタイルをとっています。
月刊少年ジャンプ」で「キャプテン」が連載され、谷口が卒業すると「週刊少年ジャンプ」で「プレイボール」の連載が始まり、両作品は同時進行で描かれました。
ちなみに、当時のジャンプ・コミックスで「キャプテン」は全26巻、「プレイボール」が全22巻という、合わせて全48巻というロングセラーです。
同時代に人気野球漫画だった水島新司先生の「ドカベン」も全48巻ですから、まさしく当時の両巨頭の野球漫画だったと言えるでしょう。


それでは、これからも連載をお楽しみください。
はじめからお読みになりたい方は、下記の「ネターランド王国図書館」からご覧になれます。
http://neterlands.web.fc2.com/index.html
また、更新されるたびにその週のアドレスを当ネタランブログ、そしてmixiや楽苦美愛などのSNSにも貼り付けますので、毎週水曜日はお見逃しなく。
そしてできれば、「コメント」の欄にご感想をお書き下さい。


話が変わって、この連載とは関係ないのですが、僕が書いた野球小説の電子本「初夏の残像―Early summer has come in The Ballpark―」は下記からご購入いただけます。
会話が一切なし、独白のみという変わったスタイルの小説です。
1部525円(税込)ですが、途中までなら無料で立ち読みできます。
http://necom.cool.ne.jp/book1900.html
ぜひともご覧ください。