今日は生まれて初めて水間鉄道に乗った。
水間鉄道というのは、大阪南西部の貝塚市を走るおよそ5kmのローカル線である。
南海本線の貝塚駅から水間観音がある水間駅まで結んでいるが、いかにもローカル線といった風情で、経営も苦しいだろうなと一目でわかる。
独立会社だが南海電鉄との結び付きが強く、上記写真の車両もかつて南海高野線で使われていたステンレス車とよく似ている。
昔は本当に南海電車のお古を使用していたそうだ。
全線単線で、行き違い可能な2ホームの駅が一つだけあり、起点の貝塚駅と終点の水間駅以外は無人駅である。
と言っても、二両編成ながらワンマンカーではなく、ちゃんと車掌は乗っていた(時間帯によってはワンマンカーになるようだが)。
客が乗ってくるたびに車掌はその乗客のところまで行って切符を売っているのだから、もっと乗降客が多ければ大変だ。
大手鉄道会社の車掌の方がよっぽど楽である。
途中で降りた客に対しても車掌や運転手が切符を受け取っていた。
また、電車の後ろの風景(つまり、車掌が常駐しているところ)を見ていると、電車を通り過ぎた後に、どこかの野良仕事を終えたようなオッサンが、踏み切りもないところを堂々と線路横断していた光景には笑えた。
だが、全国では次々にローカル線が消えていく中、大阪に残るこの貴重なローカル線だけは存続していただきたい。
こちらは終点の水間駅。
右からの横書きで「駅」が旧字体というのも嬉しい。
駅の周りは大阪第19選挙区ということで、松浪健四郎・文科省副大臣のポスターで溢れかえっていた。
ところで、この水間鉄道は僅か10駅にもかかわらず、難読駅名が4つも含まれていたので、関西難読地名駅名フェチの国王としては思わずニンマリした。
そこで、以前mixi等でも敢行した関西難読地名駅名検定を行う。
以前にも出題した地名・駅名はもちろん、関西人は読めても他の地方の人には読めないだろうという地名・駅名も入れてみた。
なお、( )内は、地名の場合は市町村区名、駅名は路線名である。
それでは、挑戦してくれたまえ。
(1)近義の里(水間鉄道)
(2)清児(〃)
(3)名越(〃)
(4)三ケ山口(〃)
(5)京終(JR桜井線)
(6)帯解(〃)
(7)櫟本(〃)
(8)巻向(〃)
(9)香久山(〃)
(10)畝傍(〃)
(11)畠田(JR和歌山線)
(12)志都美(〃)
(13)御所(〃)
(14)掖上(〃)
(15)隅田(〃)
(16)中飯降(〃)
(17)笠田(〃)
(18)名手(〃)
(19)布施屋(〃)
(20)千旦(〃)
(21)平城山(JR関西本線)
(22)放出(JR片町線)
(23)祝園(〃)
(24)伽羅橋(南海高師浜線)
(25)河堀口(近鉄南大阪線)
(26)布忍(〃)
(27)恵我ノ荘(〃)
(28)土師ノ里(〃)
(29)孝子(南海本線)
(30)六十谷(JR阪和線)
(31)学文路(南海高野線)
(32)栂・美木多(泉北高速鉄道)
(33)信太山(JR阪和線)
(34)百舌鳥八幡(南海高野線)
(35)弥刀(近鉄大阪線)
(36)柏原(JR福知山線)
(37)萱島(京阪本線)
(38)八戸ノ里(近鉄奈良線)
(39)枚岡(〃)
(40)淡輪(南海本線)
(41)深日港(南海多奈川線)
(42)当麻寺(近鉄南大阪線)
(43)網干(JR山陽本線)
(44)英賀保(〃)
(45)妻鹿(山陽電鉄本線)
(46)飾磨(〃)
(47)鵯越(神戸電鉄有馬線)
(48)中書島(京阪本線)
(49)膳所(JR東海道本線)
(50)売布神社(阪急宝塚本線)
と、つらつらと書いていると、駅名だけであっという間に50問になってしまった。
従って、地名に関しては後日あらためてということにする。