今日は京都府宇治市にある万福寺に行ってきた。
正確には「萬福寺」と書くらしいが、そこでインド音楽の演奏会をやるとかで、なぜかインドにハマっている友人に誘われて行ってみた。
行くと30人ほどの男女が集まっていて、正午頃にいきなりイギリス人主導のヨガ教室が始まって少々面食らった。
ヨガの何かがある、とは友人から聞いていたが、まさか自分でヨガを体験するとは思わなかった。
2時間ほどヨガ教室が続いたが、不摂生の賜物で体が悲鳴を上げ、見かねた友人が「しんどかったら無理しなくていいよ」と言ってくれたほどだった。
ヨガ教室が終わり、なぜが各々の自己紹介が始まる。
トップは例のイギリス人ヨガ・ティーチャーで、インドに魅せられただけでなく、豪州、NZ、そして日本各国を転々とし、もうすぐイギリスに帰るという。
今日の集まりは、言わばお別れ壮行会という意味もあるらしい。
自己紹介で僕の番が廻ってきた。
自分の名前はもちろん、どこから来たか、座右の銘は何かを言うことが義務付けられていた。
「ネターランド王国からやってきた国王のきんぐと申します。座右の銘は、0.2と0.1です。……そら、左右の目ェやがな!」
と自己紹介した(筆者注:ネタラン国王云々を言ったのはウソ。だが、「左右の目」の一人ツッコミはホントに言った)。
自己紹介が終わり、昼食タイム。
宇治ということで、茶そばがメインの精進料理が出された(上記写真参照)。
宇治では水道の蛇口から宇治茶が出るよ、と言ったが、ダレも信用してくれなかった。
そりゃあ僕も、「奈良公園には鹿用の信号がある」とか、「航空自衛隊へ出張に行ったとき、たまたま高速道路で大事故が起きたので、救助のヘリに乗せてもらった」とか、会社の同僚相手に大ボラを吹いたことがあるが、さすがに初対面の人にはそんなウソはつかない。
まるでホラを吹く前からオオカミ少年になった気分だ。
ちなみに、奈良公園の鹿の信号の話も、航空自衛隊のヘリの話も、会社の同僚は簡単に信じてくれた。
僕は正直者だと認められていたからだな、きっと。
宇治の蛇口から出るお茶の話は、たまたま数日前にテレビで観たもので、宇治ではそれが当たり前なので、他の土地の人がなぜ驚くのかがわからないのだそうだ。
お食事タイムが終わった後、インド音楽の演奏会。
イギリス人がインド・バンスリーフルートを吹き、その奥様(日本人です)と大阪芸大出身の方の計三名による演奏が続いた。
イギリス人が日本の古都・京都の寺でインド音楽を演奏する、実に不思議な空間だった。
このイギリス人・シャイアンさん(のび太をイジめるヤツとは無関係)が明日の14日、20:30分から、大阪市北区中崎町の「天人(アマント)」という店で、日本でのラストライブをするそうです。
興味がある方は観に行ってみてください。↓