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安威川敏樹のネターランド王国

お前はチョーマイヨミか!?

ネターランド王国憲法

第1条 本国の国名を「ネターランド王国(英名:Kingdom of the Neterlands)」と言う。
第2条 本国の国王は「禁句゛(=きんぐ)、戒名:安威川敏樹」とする。
第3条 本国は国王が行政・立法・司法の三権を司る、絶対王制国家である。
第4条 本国の公用語は日本語とする。それ以外の言語は国王が理解できないため使用禁止。
第5条 本国唯一の立法機関は「日記」なる国会で、国王が一方的に発言する。
第6条 本国の国民は国会での「コメント」で発言することができる。
第7条 「コメント」で、国王に不利益な発言をすると言論弾圧を行うこともある。
第8条 「コメント」で誹謗・中傷などがあった場合は、国王の独断で強制国外退去に踏み切る場合がある。
第9条 本国の国歌は「ネタおろし」とする(歌詞はid:aigawa2007の「ユーザー名」に記載)。
第10条 本国と国交のある国は「貿易国」に登録される。
第11条 本国の文章や写真を国王に無断で転載してはならない。
第12条 その他、上記以外のややこしいことが起きれば、国王が独断で決めることができる。

さらば愛車

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遂に我が愛車、トヨタカローラフィールダーS(白)を手放すこととなった。

車検証を見ると、登録日は平成13年(2001年)3月28日になっているから、21世紀になってからの19年間、ずっとこの車に乗っていたわけだ。

ちなみに、フィールダーの前に乗っていたのは、やはりトヨタカローラレビンAPEX(黒)だったから、2代いずれもカローラ系ということになる。

もっとも、レビンはクーペでフィールダーはステーションワゴンと、車のタイプは全く違うが。

 

特に故障はなく(寒い日や雨の日には空気圧の低下を知らせる警告灯が点くという、謎の現象が起きるが)、問題なく走行できるのに愛車を手放す理由は、父親が免許返納するからだ。

そこで、父が乗っていたスズキのワゴンR(シルバー)を譲り受けることになったのである。

ワゴンRの方が新しいし、税金も格段に安くなるからそちらに乗り換えるわけだが、このデカい図体で軽自動車に乗り込むという、滑稽な光景がこれから頻発しそうだ。

 

ちなみに、阪神タイガースの史上最強の助っ人、ランディ・バースは来日当初サラリーが安く、乗っていたのはホンダのアコード。

ある日、アコードにバースと身長約2mの同僚リチャード・ゲイル、さらにプロレスラーのスタン・ハンセンとザ・デストロイヤーが乗り込んで、アコードは動かなくなってしまったことがある。

miruhon.net

 

さて、愛車フィールダーをどうしようかと思った。

19年も乗って、しかも16万7千kmも走ったのだから中古車としては売れないだろうし、廃車にするにしても廃車料金を取られるかも知れない。

 

ちなみに言うと、廃車には大きく分けて、「一時抹消登録」と「永久抹消登録」がある。

普通、廃車というと車をスクラップするイメージがあるが、それは永久抹消登録のことだ。

一時抹消登録というのは、たとえば海外赴任するときに、その間は日本で車を乗らないので、一時的に自動車としての登録を抹消するのである。

そうすれば、その間の税金は払わなくて済むし、時期によって自動車税を余計に支払っていれば還付金が戻って来る。

中古車として売る場合でも、買取業者が一時抹消登録にするわけだ。

一時抹消登録された車は、廃車扱いとなるので公道を走ることはできないが、再び登録すれば走らせることができる。

永久抹消登録の場合は、車を解体する必要があるので、二度と公道を走ることはできない。

 

実は数年前、廃車に関する記事の執筆依頼があって、車の売却について色々調べていたから、その時の経験が役に立った。

車売却にはどんな方法があるのか、手続きはどうすればいいのか、ある程度は記事執筆により判っていたからだ。

ついでに言えば、軽自動車では永久抹消登録のことを「解体返納」、一時抹消登録のことを「一時使用中止」と呼び、自動車税の還付金はない。

他にも、普通自動車の抹消登録手続きには実印と印鑑証明書が必要だが、軽自動車の場合は認印でOKなどの違いがある。

こういう知識を値段交渉中にブッ込んでいくと「あ、コイツは車売却のことを知っとるな」と業者側に思われて、アコギなことはできなくなるわけだ。

買取業者の中には、客の無知に付け込んで不当な料金を請求する悪徳業者も存在する。

 

とりあえず、インターネットで車査定の一括サイトを調べ、そこへ依頼した。

一括サイトというのは、サイトの運営会社が複数の車買取業者に見積もり依頼を出して、その中から利用者がいちばん良い条件の業者を選べるシステムだ。

もちろん、条件が折り合わなければ、全ての業者を断ってもよい。

 

CMなどでは、ネットで簡単見積もりとよく謳っているが、どのサイトでも電話番号の入力は必須である。

つまり、ネット見積もりすれば、電話が掛かってくることを覚悟しなければならないわけだ。

筆者は電話が嫌いなので、一括サイトでパソコンのメールアドレスも記入しておいた。

そうすれば「電話ではなくてパソコンメールでの連絡をお願いします」というメッセージにもなる。

 

一括サイトで出た、とりあえずの見積もりは0~3万円だった。

やっぱり、せいぜいそんなもんか。

最高で3万円なら、1~2万円で売れれば御の字、0円も覚悟しなければならない。

一括サイトに登録したのは夜だったので、次の日から勝負だ。

 

明けて次の日、思った通り電話攻勢となった。

最悪だったのはA社で、電話に出ないと15分おきぐらいに電話が掛かってくる。

半日に約20回も電話が掛かってくるという、筆者がいちばん大嫌いなしつこさに辟易し、A社には連絡も取らず一括サイトから断ってもらった。

電話連絡に拘る業者は、客を口八丁で何とか言いくるめようとするのだろう。

 

B社はそれほどのしつこさはなく、電話に繋がらないとなるとパソコンメールで連絡をくれたが、それでも電話交渉に拘っていたようだ。

こちらが、車のデータと写真をパソコンメールで送るから大体の見積もりを出してくれと頼んでも、それなら携帯のショートメールで年式をお知らせくださいという。

それで年式を伝えたら大体の見積もりは0~4万円で、しかも車の引き取りもなしというサービスの悪さから、こちらも査定する時間が無駄とお断りした。

 

C社は最初の電話に取らなかったら、パソコンメールに連絡してくれて、それ以上の電話はしてこない。

A社とB社に比べて格段に良い対応で、しかもパソコンメールでデータと写真を送ると3万円以上の見積もりとなった。

ちなみに、A社とB社はテレビCMでも宣伝している大手業者で、C社は個人経営のようなものだったが、会社の大小はアテにならないものだ。

実際に売却となった場合でも、無料で引き取りに来てもらえるということなので、C社に車を実際に見てもらって、無料査定を行うことにする。

 

一括サイトが斡旋したA~C社は、いずれも中古車としての買い取りとなっていた。

3社だけだと心許ないので、一括サイト以外でもネットで調べて廃車での見積もりを数社にしてもらうことにする。

廃車の場合、中古車と違って車をそのまま売ることはできないので、部品を売って利益を上げるのだ。

場合によっては、車を解体せずに海外へ売りさばくこともある。

日本車は、日本人なら誰も乗らないようなポンコツだろうが、海外の新車と比べても故障が少ないので人気の的なのだ。

 

廃車での見積もりは、どこの会社でも1~2万5千円だった。

そんな中で、D社だけが4万円の値を付けるという。

しかも、4万円とは別に自動車税の還付金がある。

これにより、中古車買取のC社と、廃車買取のD社の争いとなった。

 

ここからは詳しい金額は書けないのだが、C社に車を見てもらった。

一応はD社からの見積もりをちらつかせ、C社は渋々D社以上の査定を出した。

ただし、自動車税の還付金はないという。

筆者が自動車税の話をしなければ、C社の方がいいと思ったかも知れない。

 

中古車業者と違い、廃車業者での買い取り場合、実際に車を見ての査定はないらしい。

つまり、メールで送る車の年式や走行距離および事故歴と、車の写真のみで査定する。

車検証の写真をメールで送ると、信用度が増すのは言うまでもない。

廃車業者は、どうせスクラップにするのだから、車に多少の傷や凹みがあっても関係ないということと、実地の見積もり査定を行わないことによって人件費を抑える目的があるのだそうだ。

D社も例外ではなかったが、C社の査定を伝えると、それ以上の値段を出してきた。

最初に見積もってもらった時よりも、遥かに高額になっていたのである。

しかも自動車税の還付金は、売却料金とは別で返って来るということだ。

廃車ではなく、中古車として買い取ることになったらしいが、それでも実際に車を見ての見積もりはないという。

結局は我が愛車、カローラフィールダーはD社にドナドナされることとなった。

 

オートマチック車なのにマニュアル車のようなギアとも、もうお別れ

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実は我が愛車、タカタ製エアバッグがリコールの対象となっていた。

リコールが発表されたのは約2年前だったが、筆者の形式では車検に通るタイプだし、どうせ廃車にすると思っていたので、そのまま放っておいたのだ。

しかし、D社への売却が廃車から中古車に変わったということで、リコールのことを思い出した。

リコールは無償修理なので査定に影響はないが、立つ鳥跡を濁さず、今週の日曜日にトヨタカローラ店にてリコール修理を行うことにしたのである。

 

リコール作業を受けた3日後、国土交通省からリコールに関する通知が郵送されて来た。
リコール作業が終わった証明書かと思ったら、リコール作業を受けろという。
3日前に受けたっての。

 

それにしても、2年前のリコール通知をなんで今頃?と思ってネットで調べてみたら、その日のニュースでトヨタのリコール記事があった。
海外でエアバッグによる死亡事故があったので、国交省トヨタにリコールの指示をしたという。
3日前にリコール作業を受けたのに、またリコールとは。
もう少し早ければ、日曜日に一緒にやってしまうことができたのに、タイミングが悪い。

今からリコール作業を受けると、車の引き取り日に間に合わないので、D社にリコール作業を受けてもらう必要がある。

D社に連絡する前に、トヨタに電話してリコールのニュースについて伝えると、担当者はビックリしていた。
トヨタの販売員が、トヨタのリコールを知らなかったのだ。

 

「調べてから折り返し電話します」
と言われて、待っていたら販売員から電話が掛かってきた。
その日のニュースのリコールは、日曜日に修繕したエアバッグよりも古いタイプだという。
したがって、筆者の愛車はリコール作業済みで、もう受けなくていいそうだ。

つまり、国交省からのリコール通知は、筆者がなかなかリコール作業を受けなかったので、その催促だったらしい。

 

2年前のリコールを、たまたま今週の日曜日に作業を受けて、それを知らずに国交省たまたま3日後にリコール通知を送ってきて、たまたまその日にトヨタのリコール(しかもエアバッグ)のニュースがあった、ということだ。
こんな偶然ってある?
こういうのを「奇跡の無駄遣い」というのだろう。

 

それはともかく、リコール作業も無事に終わって、遂に愛車が引き取られる日が来た。

売却先のD社は東京の会社だが、引き取りに来るのは奈良県桜井市の業者だという。

通常なら積載車に積んで引き取るそうだが、我が愛車は自走が充分に可能ということで、業者の人が運転して引き取ることとなった。

しかし、車検証はD社に郵送する必要があったので、愛車には積んでいない。

任意保険も利かないだろうし、事故でも起こしたらどうするのだろうと思ったが、あちらはプロ。

こんなことは日常茶飯事なのだろう。

軽トラックに乗って2人でやって来た引き取り業者のうちの1人にキーを渡し、引取証明書にサインをすると、我が愛車と軽トラは桜井へ帰って行った。

時間にすれば1~2分で、19年間も連れ添ったにしては、あまりにもあっけないお別れだった。

 

あまりにもあっけなく、子牛のように売られていく我が愛車(前)

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前の車のレビンのようなカッコ良さはなかったが、車内も広く実用性ではフィールダーの方が圧倒的に上だった。

ちなみに、約10年乗ったレビンは下取りで5万円だったが、今回のフィールダーは遥かにその金額を上回っている。

故障することもなく、約20年間もよく走ってくれたと思う。

廃車ではなく、中古車になるということで、新しいオーナーにも愛されますように。

さらば我が愛車、カローラフィールダー。

 

【追記】
C社に断りのメールを入れたら「またの機会がございましたら、何卒よろしく男長居いたします」というナゾの返信があった。