この世をば
わが世とぞ思ふ
望月の
欠けたることも
なしと思へば
遅くなりましたが、平安時代の貴族、藤原道長(そこのキミ、藤原組長と読まないように)がこの歌を詠んでから、11月23日でちょうど千年目になるそうです。
道長の日記によると、この歌を詠んだのは寛仁2年(1018年)10月16日で、今年の旧暦10月16日は11月23日だとか。
そして天文台によると、千年前の今日(10月16日)も、間違いなく満月だったそうです。
僕にとっての10月16日は、1985年に阪神がリーグ優勝を決めた日だけどね🐯
我が世を謳歌していた当時の藤原氏、その頂点だった道長の眼には、満月も欠けることはなかったわけですね🌕
僕の月は、ずっと新月のままだなあ……🌑
まあ、藤原氏の栄華も道長の息子である藤原頼通までが頂点で、その後は武士の世の中になり平家と源氏が台頭して、藤原氏は凋落していくわけですが。
写真は、藤原道長がこの歌を詠んでからちょうど千年目の、大阪の満月です。
ちょうどこの日(正確には日付が変わって24日)2025年の万博が大阪に決まりましたが、その頃には大阪もこの満月のように輝くのか、あるいは負債を抱えて藤原氏のように凋落するのか……。