人口は約5千人で、大阪府下ではもちろん最も少ない。
そんな千早赤阪村が1年で最も輝くのは「下赤阪の棚田ライトアップ」の日である。
今年(2016年)は11月12日に行われた。
なお、正式名称は「金剛山(こごせ)の里 棚田夢灯り&収穫祭2016」だ。
「下赤坂の棚田」は、日本の棚田百選に選ばれている。
場所は、楠木正成が根拠地として鎌倉幕府軍と戦った下赤阪城跡。
そこから見下ろす棚田に、ロウソクを並べてライトアップするのである。
筆者も今年、初めて行ってみた。
下赤阪城跡は、千早赤阪村立中学校のすぐ近くにあるのだが、その運動場には屋台が数多く並んでいた。
年に一度のライトアップとあって、凄い人出である。
間違いなく、千早赤阪村の人口を超えているだろう。
凄い人出の屋台
下赤阪城跡では、地元中学生による雅楽の演奏もやっていた
それでは、棚田がライトアップされていく様子を、下赤阪城跡から時系列で見てみよう。
初夏の頃、昼間の棚田
晩秋の午後4時58分、ライトアップされた棚田
2分後の午後5時ちょうど、棚田はこうなった
その23分後、午後5時23分の棚田
さらに7分後、午後5時30分の棚田
その12分後、午後5時42分の棚田
同時刻、別の角度から
14分後の午後5時56分、日は完全に暮れた。左上の空に輝くのは宵の明星・金星
今年のライトアップはもう終わりだが、来年も催されると思うので興味がある方はぜひ行ってもらいたい。
毎年11月の第二土曜日に開催されている。
場所は、近鉄長野線の富田林駅から金剛バスに乗り「千早赤阪中学校前」停留所を下車。
車利用の場合は、赤阪小学校と村民運動場に臨時無料駐車場があり、そこから無料送迎バスが出ている。
雅楽が演奏されていた場所では、かがり火が焚かれていた