我が忠勇なるネタラン国民たちよ、あけましておめでとう。
今年も我が国の繁栄のために、尚一層尽くしてくれたまえ。
1月3日にアジア州・日本国の奈良県にある橿原神宮という神社に行ってきた。
日本国では正月三ヶ日に「初詣」と称して、日本独特の宗教である神道の社に行くという風習があるそうである。
そこで国王も友邦国である日本国に敬意を表し、橿原神宮へ参拝に行ったわけだ。
しかし、橿原神宮へ行くまでに大渋滞に巻き込まれてしまった。
初詣をする客は1月1日がほとんどで、3日になると神社は閑散としていると聞いていたが、どうやら車の波はみんな橿原神宮へ行くらしい。
なんとか橿原神宮に辿り着いたが、ここから駐車場に停めるまで、全く車が動かない。
結局、約10km進むのに2時間も費やしてしまった。
やはり橿原神宮へ初詣に行くときには、近鉄特急を使うべきである。
橿原神宮の鳥居を抜けると、1月3日の夕方とは思えない程の人の多さ。
なぜか宮崎県名物の出店と、宮崎県を見捨てようとしている知事のイラストがある。
他にも飲食できるテントがあって、そこでは温かいおでんや熱燗などが売られていたが、当然のことながら車で来ていたため、酒を呑むことはできない。
つくづく、近鉄特急で来ていればと思った。
初詣に来て、日本酒を呑めばさぞかし旅先気分を味わえただろう。
そして、初詣に来ると日本では「おみくじ」なるものを引く習慣があるそうで、今年1年の運勢を占うらしい。
国王の運勢は「小吉」だった。
なんでもこれは、良くも悪くもない、非常に中途半端な運勢だそうである。
この小さな紙切れが、1枚200円也。
こういう商売方法を、我がネタラン国では「ぼったくり」という。
橿原神宮に麗々と掲げられていたが、日本国の紀元節では、今年は紀元2671年になるそうだ。
我がネタラン国は、禁句゛世紀0005年(トリプルオー・ファイブ)だから、歴史には随分差がある。
何しろ日本国の初代天皇である神武天皇が即位したのが今から2671年前、弥生時代の頃なのだから。
橿原神宮の隣りに神武天皇陵がある。
我がネタラン国も、歴史ある日本国に負けぬよう、益々発展させる所存である。
では、ネタラン国民たちに、今年を占う意味で一つの問題を出題する。
ぜひ考えてくれたまえ。
<問題>
1 1 9 9
この四つの数字を使い、
+ − × ÷
この四つの加減乗除の記号のいずれかを使って、答えを10にしてくれたまえ。
加減乗除の記号は全て使う必要はなく、同じ記号を何度使っても構わない。
ヒントとしては、正解するためには必ず( )が必要である。
それでは、解いてくれたまえ。
正解者には名誉国民の称号を与えよう。