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安威川敏樹のネターランド王国

お前はチョーマイヨミか!?

ネターランド王国憲法

第1条 本国の国名を「ネターランド王国(英名:Kingdom of the Neterlands)」と言う。
第2条 本国の国王は「禁句゛(=きんぐ)、戒名:安威川敏樹」とする。
第3条 本国は国王が行政・立法・司法の三権を司る、絶対王制国家である。
第4条 本国の公用語は日本語とする。それ以外の言語は国王が理解できないため使用禁止。
第5条 本国唯一の立法機関は「日記」なる国会で、国王が一方的に発言する。
第6条 本国の国民は国会での「コメント」で発言することができる。
第7条 「コメント」で、国王に不利益な発言をすると言論弾圧を行うこともある。
第8条 「コメント」で誹謗・中傷などがあった場合は、国王の独断で強制国外退去に踏み切る場合がある。
第9条 本国の国歌は「ネタおろし」とする(歌詞はid:aigawa2007の「ユーザー名」に記載)。
第10条 本国と国交のある国は「貿易国」に登録される。
第11条 本国の文章や写真を国王に無断で転載してはならない。
第12条 その他、上記以外のややこしいことが起きれば、国王が独断で決めることができる。

One for all,all for one

今日、車を運転していて踏切にさしかかり、一旦停止して左右確認すると、いきなり仁王立ちしている警察官が目に飛び込んできた。
まさか、こんなところで……、と思って車を進めると、その前方には案の定、「止まれ」の赤い旗を持った警察官が道路脇にいた。
僕は一旦停止したので当然、止められることはなかったが、まさかこの踏切で一旦停止検問をしているとは思わなかった。


この踏切があるのは単線の、ハッキリ言ってローカル線である。
どのくらいのローカル線かというと、1時間に上下1本ずつ、つまり2本しか通らない。
交通量もさほど多くない。
こんな踏切で昼間に事故が起こるのはよほどの奇跡だろう。
それなのになぜわざわざこの踏切で一旦停止検問をしているのか。


本当に事故防止を考えるのなら、交通量も多く「開かずの踏切」と呼ばれている、線路4線はあるような危険な踏切で検問すればいい。
開かずの踏切」では、イライラしたドライバーが危険を承知で、警報機が鳴っているのに無理に突っ切る場合が多いからだ。
しかし、そんな場所での検問は見たことがない。
おそらく、違反車両を脇に寄せる場所を確保できないからだろう。


でも、本当に検問が必要な踏切では何もせず、事故が起きる可能性が極めて低い踏切で検問を行うというのは本末転倒である。
警察は本当に事故防止のために検問をしているのだろうか。


僕が通った踏切で検問をしていた理由はよくわかる。
なぜなら、その踏切は一旦停止をせずに通り過ごしやすいからだ。


この踏切の手前はカーブになっていて、その先に踏切があるとはわかりにくい。
つまり、踏切があることに気付かず、一旦停止しない車両が多いから検問しようという魂胆がミエミエである。
一旦停止を促すのなら、カーブの手前に「この先、踏切あり」とわかり易い表示をするのが先決だろう。
そんな本当の意味での事故防止対策をせずに、一旦停止をしない車両が多いことをいいことに検問するというのはいかがなものか。
先述したようにこの道は交通量も少なく、またうまい具合に踏切の先には脇に広いスペースがあるから、違反車両を摘発するのには持って来いの道路である。
まるで所轄警察署の点数稼ぎと反則金稼ぎのためにあるような踏切だ。
交通量は少なく、電車の本数は少なく、したがって事故はほとんどなく、それでいて違反車両は釣り放題という、警察にとっては打ち出の小槌のような黄金の踏切と言える。
どうりで「この先の踏切に注意」の看板を掲げないわけだ。
そんな表示をして全ての車両が一旦停止し、入れ食い漁場が無くなれば困るのは警察である。


さらにこの踏切が(警察にとって)都合がいいのは、カーブになっているため監視する警察官がドライバーから見えないという点である。
踏切に限らず、スピード違反やシートベルト違反を張っている警官には舌を巻く。
ドライバーには絶対に見えない死角で見張っているからだ。
この警察による絶妙なポイントの見つけ方には敬意を表する。
敵ながら天晴れだ。
特にスピード違反を取り締まる道路では、あえてスピードの出やすい、つまり安全な道に40km/hというノロノロ制限速度を設け、飛んで火に入る夏の虫を手ぐすねを引いて待っている。
ドライバーからは絶対に見えない、見事な死角で。


ただし、ドライバーもさるもの。
普通に走行していれば死角になる警察の監視員も、反対車両からは丸見えだ。
そこで検問を見つけた反対車両は、対向車両に対し、
「この先で検問をやってまっせ」
と、わざわざパッシングライトで教えてくれる。
相手は見ず知らずのドライバーなのに、警察の検問がある時は妙な連帯感が生まれる。


これがドライバー同士の「ワン・フォア・オール、オール・フォア・ワン(一人はみんなのために、みんなは一人のために)」の精神といったところか。