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安威川敏樹のネターランド王国

お前はチョーマイヨミか!?

ネターランド王国憲法

第1条 本国の国名を「ネターランド王国(英名:Kingdom of the Neterlands)」と言う。
第2条 本国の国王は「禁句゛(=きんぐ)、戒名:安威川敏樹」とする。
第3条 本国は国王が行政・立法・司法の三権を司る、絶対王制国家である。
第4条 本国の公用語は日本語とする。それ以外の言語は国王が理解できないため使用禁止。
第5条 本国唯一の立法機関は「日記」なる国会で、国王が一方的に発言する。
第6条 本国の国民は国会での「コメント」で発言することができる。
第7条 「コメント」で、国王に不利益な発言をすると言論弾圧を行うこともある。
第8条 「コメント」で誹謗・中傷などがあった場合は、国王の独断で強制国外退去に踏み切る場合がある。
第9条 本国の国歌は「ネタおろし」とする(歌詞はid:aigawa2007の「ユーザー名」に記載)。
第10条 本国と国交のある国は「貿易国」に登録される。
第11条 本国の文章や写真を国王に無断で転載してはならない。
第12条 その他、上記以外のややこしいことが起きれば、国王が独断で決めることができる。

ラグビーの背番号が持ち番号制に!?

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スポーツの世界において、背番号は重要な意味を持つ。

背番号とはその選手にとって、名前そのものであり貌でもあるからだ。

 

プロ野球で背番号3といえば長嶋茂雄、背番号1は王貞治を思い浮かべる人は多いと思う。

この両番号は、読売ジャイアンツ永久欠番となっている。

メジャー・リーグでは、背番号3はベーブ・ルースニューヨーク・ヤンキースにおける永久欠番、そして背番号42は黒人初のメジャー・リーガーとされるジャッキー・ロビンソンの番号で、メジャー・リーグ全体での永久欠番となっているのだ。

そして、4月15日にはジャッキー・ロビンソン・デーとして、球団に関係なくメジャー・リーガーの全選手が背番号42を着けることになっている。

つまり野球の世界では、背番号とは個人の持ち物という意識が強い。

 

その反面、日本の高校野球では、背番号とはポジションを意味する番号である。

高校野球の投手ならば、誰もがエース・ナンバーの「1」を目指すだろう。

と言っても、例えば背番号2の選手が投手になっても、それは全然構わない。

高校野球における背番号とは、その大会ごとに固定されているが、試合では背番号に関係なくどのポジションに就いてもいいのだ。

ただ、ほとんどのチームがポジション別に背番号を充てている。

 

日本の高校野球に似ているのがラグビーだ。

ラグビーは日本のみならず国際的に、ポジション別に背番号を割り当てている。

そのポジション別の背番号を記してみよう。

 

【フォワード(FW)】

①左(ルースヘッド)プロップ(PR)=フロント・ロー

②フッカー(HO)=フロント・ロー

③右(タイトヘッド)プロップ(PR)=フロント・ロー

④左ロック(LO)=セカンド・ロー

⑤右ロック(LO)=セカンド・ロー

⑥左(ブラインドサイド)フランカー(FL)=バック・ロー

⑦右(オープンサイド)フランカー(FL)=バック・ロー

ナンバーエイト(№8)=バック・ロー

【バックス(BK)】

スクラムハーフ(SH)=ハーフ・バックス

スタンドオフ(SO)=ハーフ・バックス

⑪左(ブラインドサイド)ウィング(WTB)=スリークォーター・バックス

⑫左(インサイド)センター(CTB)=スリークォーター・バックス

⑬右(アウトサイド)センター(CTB)=スリークォーター・バックス

⑭右(オープンサイド)ウィング(WTB)=スリークォーター・バックス

フルバック(FB)

 

国によってポジションの呼び方は多少違うが、概ねこのポジション別に背番号が割り振られており、当然のことながら先発メンバーは①~⑮の背番号になっている。

日本の高校野球と違うのは、試合ごとに背番号が変わる点だ。

ラグビーでは前の試合で背番号1だった選手が、次の試合で先発から外れたために背番号16になるなんてことは珍しくない。

日本の高校野球では、背番号10の選手が先発投手を務めたり、あるいはライトにいるべき背番号9の選手が先発投手になっても全然構わないのだ。

もちろんラグビーでも、背番号1(左プロップ)の選手がフランカーに入っても構わないし、極端な話がバックスとなってもルール上の問題はない。

ただし便宜上、ポジション別の背番号となっているのが暗黙のルールである。

 

しかし、日本のトップリーグでは、2018年度からプロ野球のような持ち番号制に移行することを検討しているという。

たとえば、パナソニック・ワイルドナイツスクラムハーフ田中史朗なら、どんな試合でも関係なく背番号9になるということだ。

たとえフルバックとして出場しても背番号9、リザーブ(控え)でも背番号9というわけである。

もっと極端な話で言えば、田中が背番号86と決めると、どんな試合でも田中の背番号は86となってしまうのだ(背番号は二桁以内)。

 

トップリーグの狙いは、試合ごとに背番号が変わるとユニフォームのストックを多く揃える必要があって費用がかかることと、持ち番号制にすれば選手の貌にもなってプロ野球のようにユニフォーム販売促進にも繋がるということだ。

2017年2月に行われるトップリーグ選抜×サンウルブズ(スーパーラグビーに参加する日本チーム)の試合で試験導入するという。

もちろん、まだ決まったわけではなく試験段階だ。

 

ラグビーの持ち番号制について、ラグビー・ファンの間では賛否両論が渦巻いている。

賛成派は、ラグビー人気に繋がるのは大いに結構ではないか、という意見だ。

反対派は、背番号がポジションを現しているのは見ていてもわかりやすい、という意見である。

 

では、筆者の意見はどうかというと、よくわからないというのが正直なところだ。

どちらも一理あるからである。

それでも、どちらかと問われれば、心情的には「反対」だ。

やはり、試合を見ていると背番号でポジションを判断することが多いし、その方がわかりやすい。

でも、初心者にとっては、人気選手の背番号が固定されていた方が感情移入しやすい、という意見もよくわかる。

 

ポジション通りの背番号ではないと、最初は戸惑うだろうが、やがては慣れるかも知れないという気もする。

だったら、初心者にも感情移入しやすいように、背番号を選手個人の物にしてもいいのではないかとも思うのだ。

もっと言えば、プロ野球のように背番号の上には選手のネーム(田中ならTANAKA)を入れてもいい。

 

ラグビーの背番号で言えば、去年(2016年)に亡くなった平尾誠二さんを思い出す。

伏見工業高校(現:伏見工・京都工学院)時代はスタンドオフとしての10番、同志社大学に進学してからはインサイド・センターとしての12番、神戸製鋼(現:神戸製鋼コベルコスティーラーズ)では最初は10番ながら全盛期は12番となり、最後は10番として現役を終えた。

平尾さんの背番号は、10番、12番とも、全く違和感なく似合っていた。

ただ、1シーズンだけアウトサイド・センターの13番を着けていたことがある。

平尾さんはアウトサイド・センターでも素晴らしいプレーを見せていたが、それでも背番号13は違和感があったものだ。

 

もう一つの例は、オーストラリア代表(ワラビーズ)のデビッド・キャンピージ

1991年に行われた第2回ワールドカップでは、キャンピージは右ウィング(本来は背番号14)で出場しながら、背番号は11だった。

キャンピージの持ち番号は11番」という認識だったのである。

実際、キャンピージの背番号11は光っており、準決勝では世界最強のニュージーランド代表(オールブラックス)を破り、決勝では地元のイングランド代表に勝って、ワラビーズを初の世界一に導いた。

 

では、ラグビー界では昔からポジション別背番号制だったのかというと、そういうわけでもない。

むしろ、昔の方が遥かに曖昧だったのだ。

 

筆者の手許には、今から46年前の1971年(昭和46年)、花園ラグビー場で行われた日本代表×イングランド代表のVTRがある。

昔のラグビー・ファンならピンと来るだろうが、秩父宮ラグビー場で行われた日本代表×イングランド代表(結果は6-3でイングランドの勝ち)の前哨戦だ。

秩父宮での激闘は今でも伝説になっているが、どうしてどうして、この花園での一戦も凄い勝負だったのである(27-19でイングランドの勝ち)。

 

だがこの試合、イングランド代表の背番号はバラバラだったのだ。

たとえば、ロックの選手が背番号13だったり、スタンドオフが背番号3、ウィングが背番号6で、さらには先発メンバーの中に背番号20番台の選手が二人いたのである。

要するに、イングランド代表の選手たちは、好き勝手な背番号を着けていたのだ。

 

これは、当時のイングランド代表が日本代表との試合をテストマッチ扱いしていなかったことを意味する。

ラグビーにおけるテストマッチとは、国代表チーム同士の真剣勝負であって、テストマッチに出場した選手にはキャップ(帽子)が与えられるという、極めて重要な試合なのだ。

しかしこの年、日本代表との試合に出場したイングランド代表の選手には、キャップは与えられていない。

要するに、格下である日本代表との試合など、テストマッチに値しないというのがイングランドの見解だったのだ。

だから、イングランド代表の選手たちは、ポジションとは全く関係がないバラバラの背番号が着けられていたのである。

 

もう一つの例が、1984年に来日したフランス代表。

こちらはVTRが残ってなくて、筆者の記憶に頼るしかないのだが、間違いがあればご容赦いただきたい。

この年、日本選手権6連覇中だった新日鉄釜石(現:釜石シーウェイブス)とフランス代表が対戦した。

結果は、65-6でフランス代表の圧勝。

筆者は生まれてこの方”強い釜石”しか見たことがなかったので、釜石の惨敗は衝撃的だった(この年度でも新日鉄釜石は日本選手権を制し、7連覇を達成)。

そして、この試合でのフランス代表も「テストマッチではない」という理由で、背番号はバラバラだった記憶がある。

記憶違いだったらごめんなさい。

その後、日本代表とのテストマッチ(例によって、フランス代表はテストマッチ扱いしていない)では2試合とも完勝したが、背番号は規則通りポジション別に割り振られていたのではないか。

キャップ対象外だったとはいえ、一応はテストマッチとしての体裁をフランス代表は保ったわけだ。

 

それ以降、来日した外国チームは「格下の日本だから」という理由で好き勝手な背番号を着けることはなく、ラグビーの掟に則ってポジション通りの背番号を着けていたように思う。

 

これで、ラグビー界では必ずしもポジション別に背番号が割り振られていたわけではないとわかっていただけたと思うが、もし日本のトップリーグで持ち番号制が採用されたらどうなるか。

オールド・ファンからはかなりの反発があると思われる。

でも、スター選手の個人的な背番号が採用されたら、初心者には魅力的だろう。

そこで、オールド・ファンからも、初心者からも受け入れられる折衷案を二つ、提案してみる。

 

一つ目は、シーズンごとに背番号を固定するという案だ。

たとえば、トップリーグのシーズン・インの前に、各チームが選手の背番号を決めてしまうのである。

これは、従来のポジション別に則って、1番から15番までレギュラーと思われる選手の背番号を決めるのだ。

もちろん、試合によっては1番から15番以外の選手が先発出場してもいい。

これは、高校野球における背番号制度と似ている。

要するに、そのシーズンでの背番号を決めてしまって、あとは各チームの自由というわけだ。

ただし、そこには各チームの良識があって、ポジションに合った背番号を選手に割り振るのである。

こうすれば、オールド・ファンのアレルギーも防げるだろう。

そして、翌年度には新たな背番号を設置するのである。

 

もう一つは、持ち番号にするとしても、ポジション別に背番号の縛りを付けるという案だ。

これは、アメリカン・フットボールNFLで採用されている制度である。

これをラグビーに当てはめてみよう。

 

0~9=プロップ

10~19=フッカー

20~29=ロック

30~39=フランカー

40~49=ナンバーエイトナンバーエイトという呼称はどうなるのだろう?)

50~59=スクラムハーフ

60~69=スタンドオフ

70~79=センター

80~89=ウィング

90~99=フルバック

 

こうすれば、一目でポジションがわかるし、選手たちは10個の数字のうち自由な背番号を着けることができる。

慣れれば、観客にもポジションを見分けることができるだろう。

 

もちろん、これは試験段階であり、色々試してみるといい。

不具合があれば修正するか、あるいは廃止してもいいのだから。