今日、国王が車を運転しているときに、右折ラインの先頭で信号待ちしていると、右から凄いスピードで左折してくる車があった。
その車は国王の車に正面衝突しそうな勢いで向かってきた。
正面衝突か!?
重大事故を覚悟した国王だったが、その車は急ハンドルを切って正面衝突は免れ、後方に走り去った。
これはマ大佐に続く国王に対するクーデターか!?
国王はすぐネタラン軍にスクランブル発進の命令を下した。
しかし、ネタラン軍及びネタラン警察の調査によれば、クーデターとは関係のない者の犯行らしい。
たしかに国王が見た限りでは、車を運転していたのは若い男で、携帯電話をしながら猛スピードで左折してきて、危うく国王の車と正面衝突しそうになった。
どうやらクーデターとは関係ないようだが、国王としてはこんな交通ルールを守れぬヤツを見逃すわけにはいかない。
こんなヤツが走る凶器である車を運転する資格などない。
今日の国王は「死」を覚悟した瞬間を味わった。