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安威川敏樹のネターランド王国

お前はチョーマイヨミか!?

ネターランド王国憲法

第1条 本国の国名を「ネターランド王国(英名:Kingdom of the Neterlands)」と言う。
第2条 本国の国王は「禁句゛(=きんぐ)、戒名:安威川敏樹」とする。
第3条 本国は国王が行政・立法・司法の三権を司る、絶対王制国家である。
第4条 本国の公用語は日本語とする。それ以外の言語は国王が理解できないため使用禁止。
第5条 本国唯一の立法機関は「日記」なる国会で、国王が一方的に発言する。
第6条 本国の国民は国会での「コメント」で発言することができる。
第7条 「コメント」で、国王に不利益な発言をすると言論弾圧を行うこともある。
第8条 「コメント」で誹謗・中傷などがあった場合は、国王の独断で強制国外退去に踏み切る場合がある。
第9条 本国の国歌は「ネタおろし」とする(歌詞はid:aigawa2007の「ユーザー名」に記載)。
第10条 本国と国交のある国は「貿易国」に登録される。
第11条 本国の文章や写真を国王に無断で転載してはならない。
第12条 その他、上記以外のややこしいことが起きれば、国王が独断で決めることができる。

ソフトかハードか~3万3千円も得した話

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近年、筆者は老眼のせいで近くの物が見えにくくなっていた。

近視のため、元々はずっとハード・コンタクトレンズを装用していたのだが、ここ5年以上は専らメガネに頼っていたのである。

細かい字などが見えない場合、メガネだとすぐに外せるからだ。

 

しかし、この頃はパソコンと書類を交互に見ることが増えてきた。

パソコンを見るときはメガネで、書類を見るときはメガネを外すのだが、これを繰り返すのが面倒になってきたのである。

遠近両用メガネの使用も考えたが、こちらはレンズの上半分が近視用、下半分が老眼用ということで、違和感があるという意見をネット上で多く見掛けたので、遠近両用コンタクトレンズを試してみようと思い付いた。

ちょうど親から、かかりつけの眼科に連れて行って欲しいと頼まれたので、ついでにコンタクトレンズを作ろうと思ったのである。

 

◎ソフト・コンタクトレンズ初体験

この眼科は小さな医院だが、ドクターは女医さんでスタッフも全員が女性。

近所では結構評判の眼科らしく、行った日が土曜日ということもあって超満員、2時間以上も待ってようやく検査を受けることができた。

 

筆者は近視だけではなく乱視も入っており、乱視に対応できて、しかも慣れたハードにしたいと考えていたが、女医さんが言うには遠近両用のハードは値段が高いだけで評判は良くない、ということで使い捨てのソフト・コンタクトレンズを勧めてきたのだ。

普通、乱視への対応はソフトよりもハードの方が優れており、特に遠近両用では乱視も兼用できるソフトはないのだが、女医さんはしきりにソフトを勧める。

後から考えれば、要するにこの眼科は使い捨てソフトの専門で、ハードを取り扱っていなかっただけの話だったのだが。

 

しかし、診察を受けている最中はそんなことを考える余裕もなく、勧められるがままソフトを試してみた。

ソフトを装用するのは初めてだが、ハードとは勝手が全く違う。

眼に装着するとき、ハードだと眼球にそっと乗せるだけでいいのだが、ソフトだとそれだけでは眼球に着いてくれない。

結構、強めにコンタクトレンズを眼球に押し当てなければならないのだが(もちろん、強過ぎると眼を傷めてしまう)、コツが判らない上に指を眼に当てる行為は思ったより怖かった。

さらに、コンタクトレンズを外すときも、ハードだと指で目尻を上に引っ張ると簡単に外れるのだが、ソフトではコンタクトレンズを人差し指と親指でつまむ必要がある。

眼球の上でコンタクトレンズをつまむというのも勇気の要る行為で、なかなか上手く外せなかった。

何しろ、目の中を指でかき回している感覚に陥ってしまうのだ。

 

さらに、ソフトではレンズが裏返ることもある。

ハードだとレンズが裏返ることなどないが(裏返る前にレンズが割れてしまう)、ソフトはレンズがフニャフニャなので簡単に裏返るのだ。

レンズが裏返っているか否かを判断するのも結構難しい。

レンズがお椀のようになっていれば表、レンズの縁が尖ったようになっていれば裏返っているということだが、ソフト初心者では判別がつかなかった。

 

ソフトを正しく装着してしまえば、ハードと違って柔らかいため初めてでも全く違和感はない。

筆者が初めてハードを装着したときは、目が痛くて痛くて、何でこんな硬い物を目の中に入れてみんな平気なんだろう、と不思議に思ったものだ。

しかし、ハードも慣れてしまえば、目にゴミが入ったときを除いて痛さを感じなくなる。

 

ソフトでは、初めて装着する際にハードのような痛さの試練はないが、眼に良いのはハードの方だ。

ハードのレンズは黒目よりも小さいため、空気に触れる面積が広いのだが、ソフトではレンズが白目にもかかってしまうので、眼への負担は大きい。

おまけに、ソフトはデリケートなのでハードと違い水洗いはできず、ケアにはかなり神経を遣う。

 

筆者はソフトの着脱に手間取ったので、慣れるまでは1日使い捨てタイプを使い、慣れれば2週間使い捨てタイプに切り替えればいいでしょう、と勧められた。

また、この眼科では処方箋をくれないので、コンタクトレンズを買うならばここで購入しなければならない。

そこで、とりあえずは1ヵ月分の使い捨てレンズを購入して、3日分の無料お試しレンズを渡すので、それを試してもし合わなければ交換もしくは返品すればいい、と言われた。

コンタクトレンズの在庫がないため、商品は宅配便での配達となるが、初めてとなるソフト・コンタクトレンズを買うことにしたのである。

 

まずは診察代を払う。

約2千円だったが、これは仕方がない。

コンタクトレンズ代は別の場所で支払うのだが、料金を聞いたとき、思わず眩暈がしそうになった。

「両目を合わせて30日分で合計8,160円になります」

い、1ヵ月で8千円超え!?

仮に1年間、1日使い捨てのソフトを使い続けると、10万円近くになる。

ハードは高いって、ソフトの方がよほど高いじゃないか。

もっとも、ソフトに慣れて2週間使い捨てタイプに切り替えると、ランニング・コストは少しマシになるが、それにしても高い。

この時点で、筆者は返品する気マンマンになった。

 

▼お試し用で貰った1日使い捨てソフト・コンタクトレンズ

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翌日からお試しの使い捨てソフトを使ってみたが、やはり乱視には対応していないので近くは見づらい。

とても月8千円の費用対効果があるとは思えなかった。

数日後、コンタクトレンズが自宅に届き、ソッコーで眼科へ返品に行く。

「すると、度数を変えられるのですか?」

「いえ、返品です」

有無を言わさず即答し(曖昧に答えていると度数が違うタイプを買わされそうだから)、8,160円を受け取って、ハードを買いに行ったのである。

 

◎大手コンタクトレンズ専門店のアイシティへ

 件の眼科を後にして、筆者が向かったのは郊外にある大型ショッピングセンター。

ここには大手コンタクトレンズ専門店のアイシティがある。

早速、遠近両用ハードが欲しいと店員に伝えると、3種類の商品を勧められた。

HOYAが1種類と、東レが2種類である。

このうち、強く推されたのがHOYAの商品。

東レはスペックが1種類ずつだけだが、HOYAはあらゆるデータに対応できる、というのがその理由だった。

後で知ったことだが、アイシティを経営しているのは他ならぬHOYAである。

 

そして、HOYA製品は両目で4万9千円ぐらいもした。

しかも、これは税抜き価格で(こういう場合、店員は絶対に税込み価格は言わない)、税込みだと54,160円もかかる。

初回割引を利用するともう少し安くなるが、面倒な会員登録が必要で、それでも4万円は余裕で超えてしまう。

1日使い捨てソフトよりはマシとはいえ、相当な出費だ。

 

ただ、定額プランというサービスもあって、遠近両用ハードだと月々約1,400円の支払いで、2年間だと税込み3万4千円弱。

2年間は解約できないが(解約すると違約金が必要)、レンズが合わないと別の商品に交換も可能で、確かにこちらの方が安い。

ただし、2年間を過ぎてもアイシティから知らせることはなく、解約しなければそのまま月々約1,400円を支払い続けなければならない。

2年間で解約するためには、自分で定額プランに加入した年月日を覚えておき、その時期が来たら自分でわざわざアイシティに出向いて解約手続きをする必要がある。

こういうことも、筆者が店員に質問したから教えてくれたわけで、知らずに2年以上も無駄な月額を払い続けている人も多いだろう。

さらに、レンズを紛失したときもサービスを受けられるが、税込み1枚5千5百円もかかる。

これも筆者がネットで調べたことだが、こういう肝心なことは教えてくれない。

そもそも、レンズが合わなければ途中で商品を交換できると言っても、実際に交換を要求する客は稀だろう。

よほど合わなければ話は別だが、大抵の人は「こんなものか」と思ってそのまま使い続けてしまう。

わざわざ店に来るのは面倒だし、交換して余計に合わない可能性もあるからだ。

 

それでも使い捨てソフトよりはマシかと、アイシティでコンタクトレンズを購入するつもりで、書類を受け取り店員に勧められるがまま同じフロアにある眼科へ行った。

もちろん、この眼科はアイシティと提携している。

 

◎アイシティお抱え眼科で起きた大ファインプレー

 眼科で診察を受けた筆者は、5年以上ぶりにハードを装着した。

ソフトよりは違和感があるが、それもすぐに慣れて昔の感覚を取り戻す。

何よりも、ソフトと違って簡単に取り外しが出来るのが嬉しかった。

お爺さんドクターは、目薬を8つも処方し、1日4回もさすように言う。

何しろアイシティと提携しているので、目薬を8つも渡せばコンタクトレンズ買うだろう、と思ったに違いない。

これでコンタクトレンズを買わなければ、診察代と目薬代が無駄になるからだ。

 

目薬を8つも買わされたので、診察代は3千7百円以上もしたが、ここで大ファインプレーが起きた。

いや、筆者は何もしていないので、眼科の大ボーンヘッドといったところか。

なんと、この眼科では処方箋をくれたのである。

アイシティ提携の眼科なので、前に行った眼科と同じように処方箋はくれないものと思っていた。

 

10年ほど前にコンタクトレンズを買ったのはアイスペースという店だったが、現在ではアイシティになっているらしい。

実際に、アイシティにはアイスペースで購入した筆者のデータが残っていた。

筆者が行ったアイスペースは店と眼科が一体になっていたので、処方箋はくれなかったと思う。

しかし、現在のアイシティと眼科は同じフロアにあるとはいえ、少し離れている。

その為に、患者には処方箋を渡す必要があったのだろうが、これは筆者にとって好都合だった。

ハッキリ言って、処方箋さえもらえれば、もうこっちのものである。

その理由は後ほど述べよう。

 

処方箋を受け取り、眼科を出た筆者は、すぐにはアイシティには戻らず、処方箋の写真を撮る。

コンタクトレンズを買わなかった場合、処方箋を返して欲しいと言われるかも知れないと思ったからだ。

しかし、写真を撮っておけば処方箋を返してもデータは判る。

 

写真を撮った後、アイシティに戻り、もう少し検討したいから今日は買わない、という旨を伝えた。

店員にすれば、高い診察代まで払ってコンタクトレンズを買わない、なんてないと思っただろう。

最初に受け取った書類は返したが、処方箋はそのままくれた。

処方箋は1年間有効なので、いつでもアイシティに来てください、と。

もちろん、筆者はアイシティでコンタクトレンズを買うつもりなどさらさらなく、意気揚々とアイシティを後にした。

本当の大ファインプレーは、アイシティでコンタクトレンズを買わなかったことである。

 

◎インターネットからのコンタクトレンズ購入でてんやわんや

家に帰った筆者は、早速インターネットで遠近両用ハード・コンタクトレンズを物色した。

コンタクトレンズのデータさえ判れば、ネットでも購入が可能だからである。

約10年前、コンタクトレンズは眼科で買うものと思い込んでいた筆者は、ネットで購入するなど思いもつかなかったが、最近ネットで調べたところ、そういう購入方法があることを知った。

 

すると、楽天市場でアイシティが勧めていたHOYAの商品が売られている。

しかし、店員の話と違い、BC(ベース・カーブのこと。後で説明)が合う数字がない。

しばらく筆者のデータに合う商品を探していたが、東レはやはりアイシティで言っていたように、ADD(加入度数のこと。後で説明)が1種類しかなかった。

自分に合う商品を探し続け、ようやく見つかる。

それは東レの、アイシティで売っていたのとは別の商品だった。

 

そのお値段は、税込み1枚12,000円也。

つまり、両目分だと24,000円で、アイシティで買うよりも3万円以上も安い。

しかも、1枚目を買った時点で1,500円分のクーポンが使える為、2枚目は1,500円引きの10,500円となる。

 

しかし、ここで筆者は大ファインプレーを帳消しにしかねない、大ボーンヘッドを犯してしまった。

1枚目を買った時間が23時55分で、2枚目を買おうとすると「クーポンが間もなく終了します」というメッセージが出る。

なんと、今日中に2枚目を購入しないとクーポンが使えないのか、と思い、慌てて購入を急いだ。

ここで、レンズのデータを入れるのを忘れ購入ボタンを押し、それに気付いてデータを入れた時点で11時59分。

急いで購入ボタンを押すと、22,500円の文字が……。

 

1枚目の12,000円と、2枚目の10,500円を合わせた金額かと思ったが、どうも様子が違う。

これはデータを入れていない分も購入したことになっている、と気付いた筆者は、焦ってキャンセル・ボタンを探した。

このままだと、12,000円が無駄になってしまうが、キャンセルの仕方が判らない。

ようやくキャンセル方法のボタンを見つけ、そこには「購入後、30分以内ならキャンセル可能」と書かれていた。

危ういところでキャンセル手続きをしたが、2回目に購入した分は、データが入っていない分だけをキャンセルする、という事は出来ず、2枚ともキャンセルすることになった。

この時点で、もう午前0時を過ぎており、2枚目はクーポンが使えないだろうと思ったので、1回目に購入した分もキャンセルする。

次の日に改めて2枚とも購入すれば、1枚分はクーポンが使えると思ったからだ。

ところが、これが再びファインプレーとなる。

 

今度は24時間も余裕があるので、落ち着いてデータを入力し、1枚目を購入しようとした。

ここで、クーポンを使うか否か、訊いてくるのである。

なんと、1日またいだにも関わらず、しかもキャンセルしたにも関わらず、1,500円のクーポンが生きていたのだ。

1枚目を買った時点でさらにクーポンが発生し、2枚目もクーポンを使って購入。

前日、普通に購入していれば1回のクーポンだけだったのが、キャンセルしたおかげで2回もクーポンをゲットし、両目分を21,000円で買う事ができたのである。

アイシティで買っていると、54,160円だったところが、なんと3万3千160円も得したのだ。

最初の眼科での1日使い捨てソフトに換算すると、3ヵ月で約3千円のお釣りが来る。

もう、眼科や専門店でコンタクトレンズを購入するのはバカバカしいレベルだ。

アイシティの定額プランを最短の2年間利用と比べても、1万3千円近くも安い。

最初の眼科で受けた約2千円の診察代のみ損失だったが、これは授業料&ソフト経験代と思っておこう。

 

そして、注文から3日後の日曜日にコンタクトレンズが自宅のポストに届いた。

ゆうパケットで自宅ポストに入る大きさのため、普通の箱に入っているのではなく、内側にエアキャップが巻かれた封筒入りである。

当然、洗浄・保存液や専用レンズ・ケースは入っていなかったので(もちろんケースは流用してもいいのだが、左右を判るようにする必要がある)、薬局へ行ってこれらを購入。

さらに、いくら遠近両用とはいえ、かなり細かい文字やノギスの目盛りなどは読めないだろうと思ったので(実際、読みづらかった)、百円ショップでメガネ型ルーペを買っておいた。

これで全て準備完了である。

 

ゆうパケットで自宅のポストに届いたコンタクトレンズ(裏面)

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◎インターネットでのコンタクトレンズ購入方法

こんな話を聞くと、誰でもインターネットでコンタクトレンズを購入したい、と思うだろう。

そこで、インターネットでのコンタクトレンズ購入方法を記してみる。

 

まずは、眼科に行って自分の目のデータを知らなければならない。

もちろん、既にコンタクトレンズを愛用していて、特に違和感もなく同じ商品を購入したいという人は、データさえ判っていればネットから購入できる。

ほとんどの業者では、データさえ判れば処方箋がなくても購入できるが、中には処方箋が必要という業者もあるので、そこは気を付けていただきたい。

 

データは処方箋を見るのが一番手っ取り早いが、筆者が最初に行った眼科のように、処方箋を渡してくれない医院もある。

処方箋を見ずにデータを知る方法は、レンズを購入した時に、ケースの蓋などに書かれているデータを読めば良い。

初めてコンタクトレンズを買う人は処方箋をもらうしかデータを知る方法はないが、それでもお試しセットなどをもらった場合は、ケースの蓋にデータが書かれている。

そのデータを、ネット購入の際に書き込めば、難なくコンタクトレンズをゲットできるはずだ。

それでは、データの見方を説明しよう。

 

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①POWER(度数)

➁BC(ベース・カーブ)

➂DIA(レンズ直径)

 

この①~➂の3つは、コンタクトレンズ購入の際には絶対に必要だ。

まず「①POWER(度数)」は、メガネでもお馴染みの度数。

上の写真では、左側のキャップに書かれている-4.5、右側のキャップの-4.0がPOWERだ。

度が入っていないレンズのPOWERは0.00で、近視用はマイナス、遠視用はプラスとなる。

近視の度合いが強いほどマイナスの値が大きくなるわけだ。

当然、左と右の視力が違う場合は、レンズのPOWERも左右で変えなければならない。

 

➁BC(ベース・カーブ)」は、眼球の形に合わせたレンズのカーブのこと。

上の写真でいうと、左側の8.2、右側の8.15がBCの値だ。

人によって眼球の形が違うのは当然だが、同じ人でも左と右では異なる。

ハードの場合、BCは非常に重要で、これが眼球に合っていないと不快感が増すばかりか、眼に大きなトラブルを招きかねない。

ハードでは、商品によって違うが7.00~9.00ぐらいまで揃えており、だいたいは0.05刻みで、値が大きいほどカーブは緩くなっている。

ソフトの場合は柔らかいので、ほとんどの眼球にフィットするためハードほど種類は多くなく、1商品あたり1~2種類ぐらいしか用意されていない。

 

➂DIA(レンズ直径)」はレンズのサイズのことで、筆者が貰った処方箋にはSIZEと書かれていた。

上の写真では左右とも9.3で、ハードは9.3前後、ソフトはそれよりも大きく14.0前後となっており、ハードやソフトを問わず1商品につき1種類しか用意されていない物も多い。

 

上記3つ以外には、以下のようなデータがある。

 

④CYL(乱視度数)

AXS(乱視軸)

⑥ADD(加入度数)

 

④CYL(乱視度数)」「AXS(乱視軸)」は乱視用レンズのデータだ。

CYLとAXSは、上の写真には書かれていない。

筆者は乱視だが軽度のため、ハードだと乱視用ではなくても充分に対応できるからだ。

 

⑥ADD(加入度数)」は、遠近両用のコンタクトレンズに必要なデータで、上の写真では左右ともに1.50と書かれている。

ADDは、値が大きいほど近くが見やすくなるが、逆に遠くは見づらくなるので気を付けなければならない。

近視用を重視するか、近くを見やすくするかは、ライフスタイルに合わせて選ぼう。

 

なお、最初の眼科でお試し用の1日使い捨てソフトを貰ったときでも、ネットでソフトを購入可能だった。

「ソフト・コンタクトレンズ初体験」の項に貼っている写真を見れば判るように、お試し用とはいえ、全てのスペックが書かれている。

つまり、購入した30日分の1日使い捨てソフトは返品して、ネットで安い1日使い捨てソフトを買っても良かったわけだ。

ただし、ソフトとハードではデータが異なるため(特にBCとDIA)、ソフトのデータでハードを買うことはできない。

もちろん、その逆も同様だ。

 

◎眼科や専門店でコンタクトレンズを買うメリット

インターネットで買った方がお得だという事を書いてきたが、それでは眼科や専門店でコンタクトレンズを買うメリットはないのだろうか。

結論から言えば、初めてコンタクトレンズを購入する人は、値段が高くても眼科や専門店を利用する方がいい、ということになる。

 

ネットで購入し、コンタクトレンズだけが自宅に届いても、筆者のようにコンタクトレンズのユーザーなら何が必要でどう扱えばいいのか判るが、初心者にとってはチンプンカンプンに違いない。

もちろん、説明書も付いているのだが、それを読むだけではビギナーは不安だろう。

 

その点、眼科や専門店で購入すれば、スタッフが必要な物や注意点を丁寧に教えてくれるので安心だ。

もし、コンタクトレンズだけ家に送られてきても、洗浄・保存液を買わずにそのまま装用し続ける、なんてことにもなりかねない。

 

例えば、ハードの場合は装着する前に必ずレンズを水洗いしなければならないが、ソフトでは絶対に水洗いしてはいけないのだ。

つまり、ハードとソフトでは正反対なのである。

ハードを水洗いせずに装着すると、眼に有害な保存液を点眼したことと同じになるし、ソフトはデリケートなので専用の洗浄・保存液以外の液体は大敵なのだ。

そんなこと、初心者では判らないだろう。

今ではインターネットという便利なものがあるので、それで調べるという方法もあるが、自分で調べると肝心な情報を見ずに装用するという事も考えられる。

 

それに、眼科や専門店で購入すると、紛失や破損に対してある程度の補償をしてくれるのも魅力だ。

初心者はレンズを失くしがちだが、最低限の出費で再びコンタクトレンズを使用できる。

 

コンタクトレンズに慣れれば、次に購入する時にはネットを利用するのもいいだろう。

その際に重要なのは、必ずデータが書かれたケースなどを残しておくことだ。

また、そのデータを写真で撮っておけば二重で安心である。

そして、そのデータが左右どちらの分かを判るようにしておかなければならない。

そうすれば、スムーズにネット購入できる。

 

また、ネット購入した際でも、定期的に眼科検診を受けておこう。

体の部分でも最もデリケートな目の中に物を入れるのだから、どんなトラブルが起きるのか判らないし、最悪の場合は失明の危険性もある。

もちろん、眼に違和感があった場合や、度数が変わった時でも、眼科検診が必要なのは言うまでもない。

 

それでは、以上のことに気を付けて、よりお得にコンタクトレンズを購入し、視界良好な生活を送ってくれたまえ。

 

コンタクトレンズを正しく装用して、綺麗な風景を堪能

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紫陽花と花菖蒲

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梅雨の鬱陶しい季節ですが、奈良県北中部にある馬見丘陵公園では紫陽花花菖蒲が見頃を迎えています。

この日は朝から雨だったのですが、午後から時折り日差しが見えてまさしく五月晴れ、雨上がりに花が映えるという絶好の鑑賞日和となりました。

それでは、雨の季節だからこそ見れる紫陽花と花菖蒲をご堪能ください。

 

紫陽花

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花菖蒲

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クロスワードパズル58

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闘病中のアントニオ猪木
1980年代の6月には、猪木絡みの事件が多数勃発しました。

 

週刊ファイトでパズルを作りました。
無料記事のため、どなたでも自由に挑戦できます↓.

miruhon.net

高校デビュー前のPL一年・清原和博、“実質プロ”投手から長打を放つ!

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▲外野から見たPL球場

 

最近、慶應義塾大学の野球部に入部し、新人戦で活躍する元プロ野球選手の清原和博の長男・清原正吾選手が話題になっている。

筆者の数少ない自慢の一つに、KKコンビの世の中デビューを生で観た、というのがあるが、そのことについてはこのネタランで何度か書いた。

KKコンビというのは清原和博と、桑田真澄のことだ。

 

KKコンビについて、今では若い人はよく判らないかも知れないので、もう一度おさらいしておく。

1983年、夏の甲子園に出場したPL学園(大阪)は、一年生の桑田を事実上のエース(2完封を含む4勝)、やはり一年生の清原を四番打者(1本塁打)として抜擢、この一年生コンビの大活躍により全国制覇を達成した。

桑田・清原は一躍大スターとなり、いつしか彼らを人は「KKコンビ」と呼ぶようになったのである。

 

特に桑田は、1968年4月1日生まれ。

つまり、早生まれでの最後の日であり、「史上最年少の甲子園優勝投手」ということで話題になった。

何しろ、桑田が生まれるのがあと1日遅かったら、桑田はまだ中学三年生だったので、この年に甲子園で活躍することは有り得なかったのだから。

高校野球の制度が変わらない限り、桑田の「最年少甲子園優勝投手」の記録が破られることはない。

 

この年、最も注目を集めた高校はPLではなく池田(徳島)。

池田は前年夏とこの年の春の甲子園を制覇し、史上初の夏春夏三連覇の偉業を成し遂げるかが最大の関心事だった。

特に、池田は当時まだ珍しかったウェート・トレーニングをいち早く取り入れ、パワー抜群の「やまびこ打線」をどの投手が止めるのか、ということでも注目されていたのである。

そんな中、PLの前評判は決して高くはなく「一年生にエースと四番を任せるなんて、PLも落ちたものだ。とても池田には敵わないだろう。桑田なんて、やまびこ打線にアッサリKOされるに違いない」というのが大方の予想だった。

ところが、準決勝での両校の対決で、「実質中学生」の桑田は、全国レベルの三年生投手でも抑えることができなかったやまびこ打線を完封してしまった。

しかも、桑田自ら特大のホームランを打つというオマケ付きである。

 

当時の高校野球雑誌で、「PLの桑田投手は最年少選手として話題になったけど、池田の三年生の金山(光男)選手は(1965年)4月2日生まれで『一番のオジン選手』なのに、話題にならなかったのはナゼ?」という読者投稿があった。

そう、高校野球には年齢制限があるので、1983年夏の甲子園に出場できる選手は「1965年4月2日~1968年4月1日に生まれた高校生」に限られている。

例えば、この年の夏の甲子園に出場した箕島(和歌山)の硯昌巳は二年生だったが、留年したうえでの二年生だったため、翌年は年齢制限に引っ掛かるので高校野球の大会には出場することはできない。

このような制度があるのは、かつては規定が曖昧で、全国大会に出場するため大学選手を引っ張ってくる、なんてことが行われていたからだ。

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そう考えると、池田の金山は「一番のオジン選手」だったはずだが、この年の甲子園大会に限っては違った。

つまり、金山以上の「オジン選手」が、甲子園に出場していたのである。

その選手とは、後に阪神タイガースなどで活躍する、当時は興南(沖縄)の左腕エースだった“マイク”こと仲田幸司だ。

 

マイク仲田の生年月日を見ると「1964年6月16日」となっている。

つまり、上記の「1965年4月2日~」よりも1年早いわけだ。

それではなぜ、マイク仲田はこの年の高校野球大会に出場できたのか?

 

マイク仲田はアメリカ生まれで、アメリカ人の父と日本人の母との間に生まれたハーフだ。

高校野球には前述のように年齢制限があるが、特別な事情がある場合は19歳でも大会に参加できる(20歳以上は、いかなる事情があっても出場できない)。

マイク仲田の場合は「特別な事情」に該当したのだろう。

 

マイク仲田は、二年夏(普通なら三年生)と三年春夏(普通なら高校卒業)の三季連続で甲子園に出場している。

この年の夏の大会前にマイク仲田は、練習試合で池田を完封しており、甲子園でも興南は「打倒・池田」候補に挙げられていた。

ところが、マイク仲田が練習試合で池田を完封したちょうど同じ頃、そのマイク仲田を打ち込んだ選手がいたのだ。

それが、他ならぬ清原である。

 

筆者はKKコンビの世の中デビューを生で観た、と書いたが、それはこの年の夏の大阪大会でのこと。

PLにとっての初戦(二回戦)、住之江公園球場での大阪学院戦、四番打者として登場したのが背番号14の清原だった。

この試合が清原にとって初の公式戦、つまり世の中デビューだったわけだ。

清原は公式戦初試合で、見事に二塁打を放っている。

筆者はこの時、清原が一年生だとは知らなかったが、翌日の新聞で一年生だと知った。

まさか、自分と同い年の選手が、一年生でPLの四番を張るとは……。

 

清原和博にとって“高校デビュー”の場となった住之江公園球場

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そして四回戦での大阪球場、吹田戦で先発マウンドに上がったのが、背番号17の桑田だった。

当時の大阪大会でのベンチ入りは17名で、つまり背番号17の桑田はドン尻のベンチ入りメンバーだったのだ。

好調の吹田打線を、背番号17の投手が抑えられるのか?と思ったが、この小さな投手は凄い球を投げていた。

二回戦の住之江球場ではPL三年生エースの藤本耕のピッチングを見たが、ハッキリ言ってモノが違っていたのである。

結局、桑田は吹田を2安打完封、これが桑田にとって公式戦初登板初勝利だった。

この試合で清原は公式戦初ホームランを放っている。

 

高校一年生の選手にとって、初の公式戦は夏の地方大会ではない。

それより前に、入学間もない4月に春季大会が始まる。

普通の都道府県では、春季大会で好成績を収めると夏のシード権を獲得するが、大阪の場合はシード校制度がなかった(今年から大阪でもシード校制度を採用)。

従って、大阪では春季大会は夏の大会に直結しないが、それでも選手たちにとっては夏のベンチ入りメンバーに入るための大事な大会である。

この年の春季大会では、清原も桑田もベンチに入っていなかった。

つまり、普通では夏の大会でもベンチ入りできないところだが、実際には夏にベンチ入りを果たしている。

 

春季大会に出場できなかった清原にとって、夏のベンチ入りのチャンスが6月に行われた興南との練習試合だった。

マウンドに立つのは、甲子園で活躍し、練習試合ながら池田を完封したマイク仲田。

代打で登場した清原にとって、これが高校入学後の対外試合初打席だった。

打席に立った清原はバット一閃、マイク仲田から見事にライナーで右中間を破る二塁打を放ったのである。

 

この時、清原は3ヵ月前まで中学生だった一年坊主。

一方のマイク仲田は、本来なら高校を卒業している19歳。

 

もしマイク仲田が、年齢通り高校を卒業していたら、どうなっていただろうか。

マイク仲田のポテンシャルから言って、高卒でいきなりプロにドラフト指名されていた可能性は高い。

実際のマイク仲田は高校卒業後、ドラフト3位で阪神に入団し、2年目には一軍で1完封を含む3勝をマークした。

マイク仲田が清原と対決した年にプロ入りしていたとすると、一軍登板は難しかったかも知れないが、二軍戦では投げていたのではないか。

 

いずれにしろ、”実質プロ”とも言えるマイク仲田から放った二塁打が、清原にとって夏の大会でのベンチ入り切符となった。

ちなみに、現在のマイク仲田は野球チームの監督、ではなく工事現場の監督になっている。

 

▼PL球場のスコアボード下にあった、KKコンビが高校時代を過ごしたPL学園硬式野球部の「研志寮」(大阪府富田林市)

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クロスワードパズル57

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