僕が子供の頃から見続けていた夢は「夕べ見た夢をもう一度見たい」という夢である。
実にややこしい言い方だが、要するに寝ている間に見た夢を、起きた時にもう一度、映像として確認したい、ということである。
そんな夢みたいなことを、と思われていたことが、現実に可能になるかも知れないらしい↓
http://sankei.jp.msn.com/science/science/081211/scn0812110201000-n1.htm
夢を見ていると、いつもハラハラドキドキするが、考えてみれば全て自分が考えていることである。
にもかかわらず、なぜハラハラドキドキするのだろう。
自分が考えていることなのだから、結末ぐらいわかっているはずだが。
さらに、ハラハラドキドキする夢に限って、結末を迎える前に目が覚めてしまう。
そして起きてみると、夢の内容の細部がなかなか思い出せない。
もし夢の映像化が実現すると、ハリウッド映画など及びもつかないほどの面白い作品ができるはずだ。
だから僕は子供の頃から夢をもう一度映像として見てみたいと思っていたし、それが実現する可能性があるというニュースを知って、実に喜ばしく感じている。
しかし、自分ではぜひ見たいが、他人には絶対に見られたくないなという夢を昨日見てしまった。
とある施設に行った僕は、見知らぬ外人女性からいきなり求婚された。
しかもこの外人女性、かなり興奮している様子である。
「オー、オー！アイラブユー！！××××！！（何を言っているのか意味不明）」
僕は怖くなってしきりに、
「ノーサンキュー！」
と言って拒み続けるが、外人女性は取り合おうとしない。
それどころか外人女性の興奮はさらにヒートアップし、僕に抱きついてくる。
「ノーノー！ヘルプミー！！」
僕は必死になって助けを求め、ようやく他の人によって外人女性から解放された。
それでも外人女性は何やらわめき続け、他の人に引き離されながら僕に手紙を渡した。
どうやらラブレターらしいが、英語で書かれている。
よく見ると英語の一文一文に日本語訳が付けられている。
だが、それを読むことがなく、夢は覚めてしまった。
国王たる僕があんな野蛮な外人女性を妃に迎え入れるわけにはいかないが、あの手紙の内容はどんなのだったか読んでみたい気がする。
もし上記のように夢が映像化すれば、この手紙を読めたかも知れない。
だが、実は本当の夢のクライマックスは外人女性から解放された後である。
そこからどんなドラマが起こったか、絶対に他人には見せられないし、ここで書くこともできない。
でも、この後のシーンを映像化したビデオを僕だけの秘密としてぜひ見たい。
