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安威川敏樹のネターランド王国

お前はチョーマイヨミか!?

ネターランド王国憲法

第1条 本国の国名を「ネターランド王国(英名:Kingdom of the Neterlands)」と言う。
第2条 本国の国王は「禁句゛(=きんぐ)、戒名:安威川敏樹」とする。
第3条 本国は国王が行政・立法・司法の三権を司る、絶対王制国家である。
第4条 本国の公用語は日本語とする。それ以外の言語は国王が理解できないため使用禁止。
第5条 本国唯一の立法機関は「日記」なる国会で、国王が一方的に発言する。
第6条 本国の国民は国会での「コメント」で発言することができる。
第7条 「コメント」で、国王に不利益な発言をすると言論弾圧を行うこともある。
第8条 「コメント」で誹謗・中傷などがあった場合は、国王の独断で強制国外退去に踏み切る場合がある。
第9条 本国の国歌は「ネタおろし」とする(歌詞はid:aigawa2007の「ユーザー名」に記載)。
第10条 本国と国交のある国は「貿易国」に登録される。
第11条 本国の文章や写真を国王に無断で転載してはならない。
第12条 その他、上記以外のややこしいことが起きれば、国王が独断で決めることができる。

胡散臭いCM2

○アリコ(各種保険)


前回紹介した「やずや」のCMより、圧倒的に胡散臭いのが外資系保険会社の「アリコ」のCM。
保険のCMはどれもこれも胡散臭いが、「アリコ」は全てのCMが胡散臭いということで群を抜いている(「アメリカンホームダイレクト」も相当胡散臭いが)。


「アリコ」のCMは何種類もあるが、よくぞこれだけ胡散臭いものばかり作れるものだと感心する。
CMディレクターは相当無能か、あるいは視聴者をナメきっているのだろう。


ピアノの音に合わせて、女性が保険の内容を説明する。
が、全然リズムが合っていない
耳に残るのは気持ち悪さだけで、保険の内容は全然覚えていない。
なんでこんなCMを作ったのか、意図が全くわからない。
ひょっとして、ロクでもない内容なので、わざと気持ち悪さが残るような歌詞にしてたりして。
それならまだ納得できる。


別のCMでは、おばあさんが、
「(月々)3千円では無理ですか?」
と電話で(めちゃめちゃヘタクソな演技で)相談している。
「3千円」という数字はどこから出てきたんだろう?
もしこのおばあさんが、
「2千円では無理ですか?」
と訊いてきたら、どう答えるつもりなのだろう。
「ムリです」
としか言いようがないではないか。
まさしく、「アリコ」の都合による金額と言える。


別のオバハンは、電話ではなくテレビカメラに向かって腕組みをして、
「月々×千円(金額は忘れた)なんて、無理よね?」
などとのたまう。
まず、「無理よね?」などという物言いがいかにも胡散臭い
無理だと思うのなら、初めから「無理よね?」などと訊かなければいい。


一般人にもこんな女がいるな。
「○○まで迎えにきて欲しいけど、無理よね?」
そこで、
「うん、ムリ」
と答えると、
「なんて冷たい人なの!?」
などと理不尽なことをのたまう。


迎えに来て欲しいのなら、
「○○まで迎えに来て」
それだけでいい。
それをわざわざ「無理よね?」と付け加えるのは、自分がワガママな女とは思われたくない、という自己防衛にすぎない。
「無理よね?」と訊いてきた限り、「無理」と答えられたら、別の交通手段を考えればいいだけの話である。
あるいは「無理よね?」と訊いて、相手に「無理じゃないよ」と言わそうという、実にいやらしい魂胆なのか。
それを「無理」と言われると、言うに事欠いて、
「なんて冷たい人なの!?」
とは、いったい何様のつもりなのか。
こんな自己チュー女のなれの果てが、上記の「×千円なんて無理よね?」などとのたまうオバハンなのだろう。
「無理よね?」と訊くぐらいなら、演技が稚拙とはいえ上記のおばあさんの「無理ですか?」の方がまだマシだ。
「無理ですか?」の場合は、まだ相談になっているからだ。


「電話でセレクト入院保険」なんてのもある。
保険に入りたい方は、電話で相談してくださいよ、というわけだ。
それ自体は何も問題はないが、保険に入りたがっている人なんてどれぐらいいるだろう。
保険のCMに出てくる人は、みんな保険に入りたがっている人ばかり。
だが、僕が今まで出会ってきた人たちで、保険に入りたがっている人なんて一人も会ったことがない
保険に入る動機なんて、知り合いが保険会社に勤めていてその義理か、あるいは会社にやってくるセールスレディの口車に乗せられて、というのがほとんどだろう。
ところが保険のCMに、保険に入りたがっている人ばかりを登場させる(もちろん演技だが)のは、
「保険に関心のないそこのアナタ、アナタの感覚はオカシイですよ。世間一般の人はみんな保険に入りたがっていますよ」
と、アピールしていることに他ならない。
さらに、保険に入っておかないと大変なことになる、と必死になって不安を煽る。
「電話でセレクト」とは要するに、不安になった人を言いくるめて保険に加入させようとして、電話を利用しているだけだ。


ここで一つの構図が見えてこないだろうか。


「電話で勧誘」
「不安を煽る」
「将来得する」


これらは全て、詐欺の手口と全く同じである。
断わっておくが、「アリコ」やその他保険会社が詐欺を行っていると言っているわけではない。
ただ、手法が同じだと言っているのである。
「アリコ」の不祥事についてはこちら。↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%82%B3%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%91%E3%83%B3


たとえば、入っていた保険会社が倒産した時、掛けていた保険金はちゃんと支払われるのか。
そんな場合にはどんな法律が適用されるのか知らないが、保険に加入するときはちゃんと訊いておいた方がいいだろう。
ちなみに、一応こんな仕組みになっているそうである。↓
http://www.seihohogo.jp/
あるいは、北朝鮮が核ミサイル「ノドン」を日本に打ち込んで多数の死傷者が出れば、たとえ生命保険に入っていても、死んでしまえば掛けていた保険料は全てパーになる。
これは各保険会社の約款に「地震その他の災害や戦争などの災害で多数の死者が出れば、保険金は支払われない」と書かれている。
要するに、保険会社は損しないようにできているのだ。


保険のCMがこれだけ氾濫している背景には、グレーゾーン金利廃止が影響していると思われる。
少し前までは、消費者金融のCMが蔓延っていた。
かつて、キー局の全国ネットでは消費者金融のCMは自粛されていたが、解禁になってからは消費者金融のCMがバンバン流れ出すようになった。
グレーゾーン金利の甘い汁をタップリ吸っていた消費者金融会社はこれ幸いとばかりに、全国ネットのCMを流し続け、グラビアアイドルを使って「清潔さ」を懸命にアピールして、「お金を借りて楽しい人生を送りましょう」と宣伝してきた。
ところが利用者の「借り過ぎ」による自己破産者急増が社会問題になると途端に「ご利用は計画的に」「借り過ぎに注意しましょう」などと、まるで「借り過ぎは客の自己責任じゃ!」という責任回避のCMを流し続ける。
そしてグレーゾーン金利廃止により暴利をむさぼれなくなると、高いCM料を払えなくなり、スポンサーから多数が撤退する。
それに代わって蔓延り出したのが保険のCMというわけだ。


これだけ胡散臭いCMが蔓延っているのも、テレビ局自体が末期的状態だからだろう。
もはやテレビ局は商売にならず、優良なスポンサーが撤退するのは火を見るより明らかだ。
今あるテレビ局も今のままではとても利益を生むのは不可能で、倒産を含む統廃合は必至である。
今後のテレビ局のスポンサーになるのは、


○怪しげな金融機関
○パチンコなどのギャンブル産業
○宗教団体


という、胡散臭い3点セットの団体になると思われる。
もっとも、テレビ局は役人にとって大切な天下り先なので、そう簡単に潰しはしないだろうが。