カウンター

ネターランド王国

国王:ハードフォーク安威川トークン

ネターランド王国憲法

第1条 本国の国名を「ネターランド王国(英名:Kingdom of the Neterlands)」と言う。
第2条 本国の国王は「禁句゛(=きんぐ)、戒名:ハードフォーク安威川トークン」とする。
第3条 本国は国王が行政・立法・司法の三権を司る、絶対王制国家である。
第4条 本国の公用語は日本語とする。それ以外の言語は国王が理解できないため使用禁止。
第5条 本国唯一の立法機関は「日記」なる国会で、国王が一方的に発言する。
第6条 本国の国民は国会での「コメント」で発言することができる。
第7条 「コメント」で、国王に不利益な発言をすると言論弾圧を行うこともある。
第8条 「コメント」で誹謗・中傷などがあった場合は、国王の独断で強制国外退去に踏み切る場合がある。
第9条 本国の国歌は「ネタおろし」とする(歌詞はid:aigawa2007の「ユーザー名」に記載)。
第10条 本国と国交のある国は「貿易国」に登録される。
第11条 その他、上記以外のややこしいことが起きれば、国王が独断で決めることができる。

DRAGON GATE@Kobe

f:id:aigawa2007:20150720183720j:plain

 

ネタランでは何度もプロレスに関する記事を書いているが、僕は決してプロレスに詳しい方ではない。

というか、僕にとってのプロレスとは「昭和プロレス」であり、「平成プロレス」に関してはほとんどわからないのだ。

いや、全日四天王(三沢光晴川田利明田上明小橋建太)や闘魂三銃士武藤敬司橋本真也蝶野正洋)のことはわかるので、20世紀までならなんとかなるが、21世紀プロレスとなるともうお手上げ。

 

しかし、そんな僕が先日、ドラゴンゲートドラゲーの試合を観に行くことになった。

そもそも僕は、プロレスを生観戦したのはたった一度しかない。

吉本女子プロレスJd’という、その名のとおり女子プロレスで(現在は消滅)、岸和田での興行でタダ券を貰ったので観に行ったことがある。

もっともこの団体は大阪プロレスと業務提携していたのでスペル・デルフィンらが出場しており、一応は男子プロレスも見ることができた。

 

それ以外では、団体名は忘れたがアマチュアのプロレス団体(アマチュアなのになぜプロレスと呼ぶのか不思議だが)で、羽曳野で試合をするというので観に行ったが、アマチュアということで入場無料だった。

他にも、近所にある大阪芸術大学の学園祭で、プロレス同好会の試合も見たことがあるが、もちろんタダである。

要するに、金を払ってプロレスを見るのは今回が初めてということだ。

 

だが、ドラゲーに関する知識がほとんどない。

知っていることといえば、ルチャ・リブレ(空中殺法を主体としたメキシコのプロレス)系の団体であること、神戸を本拠地としていること、全日本プロレス新日本プロレスら老舗系メジャー団体とは一線を画しながらかなりの人気があること、ぐらいである。

知っているレスラーといえばCIMAだけ(後で知ったことだが無所属らしい)。

あ、ストーカー市川も知っていた(なんでそんなヤツ知ってるねん)。

 

海の日の7月20日、この日はドラゲーにとって年に一度の「KOBEプロレスフェスティバル」という、神戸ワールド記念ホールで行われるビッグイベント。

三宮からポートライナーに乗り込んだ時、車内は既に満員だった。

そもそも僕がポートライナーに乗るのは、1981年のポートピア博以来である。

そう、ポートライナーはその時に開業したのだった。

あの時のフィーバーぶりもよく憶えている。

 

午後1時半頃、ポートアイランド内の市民広場駅で下車すると、試合開始の1時間半も前なのに、ワールド記念ホールへ続く道は鈴なりとなっていた。

つい数年前まではプロレス暗黒時代と言われていたのに、この盛況ぶりはどうだろう。

もっとも、景気がいいのはドラゲー新日本プロレスぐらいかも知れないが。

 

試合開始1時間半前にもかかわらず、ドラゲーを見に来た大勢の人たち。奥にある茶色い建物がワールド記念ホール

f:id:aigawa2007:20150720133627j:plain

 

ワールド記念ホールの中に入ると、大阪城ホールほどではないが大きな会場。

主催者発表では9,650人の超満員札止めとなっていた。

最近のプロレス団体は後楽園ホールですら満員にするのが難しいのに、ドラゲーは1万人近く集めている。

ちなみに、今年の5月21日に後楽園ホールで行われた全日本プロレスでは、元横綱の曙が登場する三冠ヘビー級タイトルマッチにもかかわらず、平日だったとはいえ定員より約半分の911人(主催者発表)しか集められなかった。

 

会場内には若い女性客が多い。

おそらく彼女らは、昭和プロレスなんて全く知らないだろう。

昭和プロレスは、ヤローのファンが圧倒的に多かった。

テリー・ファンクのようにチアリーダー姿をした親衛隊が付いているレスラーもいたが、それは例外である。

 

もっとも、僕の隣りに座っていたのは、一人で来ていた中学生ぐらいの少年だった。

おそらく、この日のために貯金して、なけなしの小遣いをはたいたのだろう。

この少年は試合中もほとんど声を発することなく、じっと試合を見つめていた。

かつての猪木信者などとは全く違う、今風のプロレス・ファンなのだろうか。

 

午後3時、いよいよ第一試合が始まった。

第一試合といえば前座だが、そんな雰囲気は全くない。

いきなりバリライトと大音量により、花道から6人のレスラーたち(シックスメン・タッグマッチなので)が颯爽と入場してくる。

かつてのプロレスでは、前座での派手な演出はもちろん、試合中の大技(空中殺法などはもちろん御法度)すら禁じられていた。

なぜなら、前座から盛り上がりすぎたら、メインの試合が霞んでしまうからである。

しかしドラゲー(あるいは今のプロレス)では、最初から盛り上がらないと損とばかりに、会場のテンションは上がっていた。

 

第一試合からいきなりのバリライト&大音響。客もレスラーもテンションが上がりまくり

f:id:aigawa2007:20150720150943j:plain

 

僕が座っていたのは2階席、しかも楕円形のホールの長辺側だったので見にくいのかなと思ったが、さすがはルチャ系で動きが派手なので、遠いという感じは全くない。

むしろ、リングサイドの後ろの席の方が見にくかったのではないか。

臨場感ではもちろんリングサイドの方が迫力があるだろうが、見やすさで言えば2階席の前の方がいいかも知れない。

 

第2試合はエイトメン・タッグマッチ。

この試合ではなんと、”ハリウッド”ストーカー市川がフォール勝ち!

いつの間に強くなったんだ?ストーカー市川!?

 

3人による綱渡りならぬロープ渡り

f:id:aigawa2007:20150720152724j:plain

 

第3試合は、オープン・ザ・ブレイブゲート選手権試合という、この日初めてのシングル・マッチ。

チャンピオンの戸澤陽トップロープで、挑戦者のEitaを抱え上げようとすると、

「ブレーン・バスター!!」

と戸澤が叫ぶ。

ディック・マードックかっての。

もちろん、観客も一緒に「ブレーン・バスター!!」

結局、戸澤がパッケージ・ジャーマン・スープレックス・ホールドというややこしい技でピンフォールを奪い、王座防衛。

 

第4試合はタッグ・マッチでB×Bハルク(もちろん、ハルク・ホーガンではない)がバンピング・ボンバー(当然、アックス・ボンバーではない)からピンフォールを奪った。

第5試合では我らがCIMAが登場、オープン・ザ・トライアングルゲート選手権試合6人タッグ3WAYマッチという、ワケのわからん試合形式。

要するに、3人ずつがタッグを組んで、3組が三つ巴で対戦するという方式である。

つまり、9人が一堂に介して勝敗を競うのだ。

あるときはチーム同士が協力し合い、あるときは反目し合うという、バトルロイヤル的要素のある試合。

最大の見せ場は、2階席にまで及んだ場外乱闘。

普通、場外乱闘といえばリングサイドで行うものだが、この日は相撲で言うところの向正面の2階席で場外乱闘を行い、相手レスラーを突き落とそうというもの。

 

場外乱闘はスタンドまで及び……

f:id:aigawa2007:20150720172325j:plain

 

アリーナへ落とされそうになり……

f:id:aigawa2007:20150720172413j:plain

 

落とされちゃった

f:id:aigawa2007:20150720172500j:plain

 

おまけ:昔懐かしいコント「ゆーとぴあ」のゴムパッチンまで披露

f:id:aigawa2007:20150720172729j:plain

 

勝敗はまあ、どうでもいいでしょう(^_^;)

<注:CIMAが最終的にフォール勝ちしています>

 

第6試合、セミ・ファイナルのオープン・ザ・ツインゲート統一タッグ選手権試合は、土井成樹&YAMATO組の王者チームが防衛に成功。

そして第7試合、メイン・エベントはオープン・ザ・ドリームゲート選手権試合、チャンピオンの吉野正人と挑戦者のT-Hawkとのシングル・タイトルマッチ。

吉野は35歳、T-Hawkは25歳と、10歳離れている。

昭和プロレス風に言えば、ナウリーダー対ニューリーダーの一戦か。

ちなみにT-Hawkは駒大苫小牧の野球部出身で、マー君こと田中将大ブルペン捕手を務めていた

 

シングルのタイトルマッチということもあって、セミ・ファイナルまでのタッグ・マッチでの空中殺法が飛び交う試合とは違い、かなり重厚なムード。

とはいえ、やはり軽量級のレスラー同士の戦いだけあって、中盤からは試合が動き出す。

ドラゲーにはヘビー級の選手はいない。

かつてのプロレスでは、体重70kg台の選手がレスラーになることなど考えられなかったが、ドラゲーでは充分にスターになれるのだ。

 

会場には男女関係なく声援が飛び交う。

「よしのー!」

「ティーホーク!!」

 

中には、

「よしのさぁーん!」

と何度も叫ぶ女性がいた。

さん付けかい。

それも、フォールされそうになった時に叫ぶのではなく、試合が膠着した時に、

「よしのさぁーん!」

と唐突に叫ぶのである。

このあたりの心情はよくわからない。

 

試合は30分にも及ぶ長い試合となり、吉野がソル・ナシエンテ改という技でT-Hawkからギブアップを奪い、王座を防衛した。

この日の7試合の中で、ギブアップ決着はこの試合だけだ。

ルチャ系の試合の中で、ギブアップで試合を決めたというのは興味深い。

 

30分23秒、吉野正人がT-Hawkからソル・ナシエンテ改でギブアップを奪い、王座防衛

f:id:aigawa2007:20150720191414j:plain

 

結局、全試合が終わったのは試合開始から4時間15分も経った午後7時15分頃。

せいぜい3時間ぐらい(つまり、午後6時ぐらい)で終わると思っていたのが、とんだ計算違いとなった。

それでも、長時間とはあまり感じなかった。

今夜はまさしく、夏の夜の夢だったのだろうか。

 

夏草や 兵どもが 夢の跡

試合が終わると、さっきまでの喧騒がウソのように寂しく、リングが解体されていく

f:id:aigawa2007:20150720193324j:plain

f:id:aigawa2007:20150720193330j:plain

 

ワールド記念ホールを後にして、ポートライナーで三宮に戻り、「龍の扉」という店に行った。

「龍の扉」、英訳すればDRAGON GATEである。

つまり、ドラゲー・ファンが集まる店だ。

ここで店の名物である「こげそば」と宮崎地鶏を堪能して、神戸の夜にサヨナラを告げた。