今日、日本国では参議院議員通常選挙なるものが行われたそうだ。
日本の各テレビ局は躍起になって出口調査を行い、当確情報を流している。
ちなみに、我がネタラン国営放送のサンテレビでは、選挙そっちのけで阪神×横浜戦を完全中継していた。
正式な選挙結果が出るのは明日未明らしいが、日本の各テレビ局調査は正確らしく、日本の政権与党である自由民主党及び公明党が惨敗、野党の民主党が参議院の過半数を越えるのが確実だという。
衆議院は自公連立政権が多数を占めるが、参議院では民主党が第一政党となるという、腸捻転現象が起こるわけだ。
実は国王が「日ネ和親条約」を結ぶべく、日本の安倍首相と調印式を交わしたのだが、そのときに安倍首相は国王にグチを言っていた。
「きんぐ国王、私は日本を美しい国づくりに邁進して参りましたが、こともあろうか私が選んだ閣僚どもが言いたい放題の失言を繰り返したために、国民による私の支持率は急落しました。今度の参院選で自民党が惨敗すれば、私は間違いなく辞任に追い込まれます。なにか選挙に勝ついい手はないでしょうか?」
安倍首相の申し出に、国王は選挙戦に向けてキャッチフレーズを授けた。
それは「今こそ必要、確かな与党!」というものだったが、安倍首相は即座に却下した。
この素晴らしい文言を首相が拒否されたのは、国王にはトンと理解しかねる。
ところで、我がネターランド王国でも選挙をやろうと考えた。
もちろん、国王の思い付きである。
これは国会議員を選ぶ選挙ではなく、各省庁の大臣を選ぶ選挙なのだ。
さすが民主的なネタラン、各大臣を選挙で選ぶのである。
そこで国民は、○○大臣になりたいと、立候補をしてくれたまえ。
○○の中身は、立候補する人が勝手に考えればよろしい。
財務省でもよし、文部科学省でもよし、防衛省、いや他国攻撃省でもよい。
「国土交通省」改め「鉄道マニア省」大臣でもいいわけだ。
つまり、勝手に省庁の名前を考えてくれてもよいのだ。
でもその場合は、その省庁の説明と、マニフェストを示してくれたまえ。
ただし、マニフェストが面白くなければ、その省庁は国王が却下する。
さあ、国民たちよ、ネタランをより素晴らしい国にするために、ネタラン総選挙を行おうではないか!
意欲ある諸君の立候補を国王は切に望むものである。