前日の夜景撮影に引き続き、三連休の最終日となったこの日(11月4日)は昼間撮影による本格的な単焦点レンズ・デビュー。
見事なピーカンとなったので、奈良県橿原市の藤原宮跡へ行ってきた。
藤原宮跡は去年も行ったのだが、秋は見事なコスモスが花を咲かせる。
今年は同じコスモスを、5種類のカメラ及びレンズで撮り比べてみた。
1つ目は買ったばかりの単焦点レンズ、2つ目は標準ズームレンズ、3つ目は望遠ズームレンズで、この3本のレンズで使用しているカメラはいずれもPENTAX KFである。
4つ目は四代目デジカメであるネオ一眼のFUJIFILM FinePix S8200で、5つ目はスマートフォンのSHARP SH-51Cだ。
写真の設定は以下の通りだが、望遠ズームレンズのみオート・フォーカスでピントが合わなかったので、マニュアル・フォーカスで撮影している。
・50㎜単焦点レンズ(KF):絞り優先モード F1.8 SS-1/5000 ISO-100
・18-55㎜標準ズームレンズ(KF):絞り優先モード F3.5 SS-1/1600 ISO-100
・55-300㎜望遠ズームレンズ(KF):絞り優先モード F4.5 SS-1/640 ISO-100
・ネオ一眼(FinePix S8200):絞り優先モード F3.2 SS-1/1000 ISO-100
・スマートフォン(SHARP SH-51C):オート・モード F2 SS-1/2292 ISO-110
以下が、それぞれで撮影した同じコスモスの写真だ。
どのカメラあるいはレンズで撮った写真か判るだろうか。
①
②
③
④
⑤
正解は以下の通り。
あなたは幾つ判ったかな?
①18-55㎜標準ズームレンズ(KF)右上がケラレちゃった
③50㎜単焦点レンズ(KF)
④ネオ一眼(FinePix S8200)
⑤55-300㎜望遠ズームレンズ(KF)
つまり、50㎜単焦点レンズで撮影したコスモスは③だった。
①②④とはボケの具合が全く違う。
ただ、⑤の望遠ズームレンズのボケは、F値がさほど小さくないにもかかわらず、50㎜単焦点レンズと遜色ないボケとなっている。
しかし望遠ズームレンズの場合、ピント合わせが難しいので、距離感に制約が出てしまうのが欠点だ。
そして④のネオ一眼などは、絞り優先モードでF値も3.2と、望遠ズームレンズや標準ズームレンズよりも小さいにもかかわらず、ほとんどボケていない。
写真の綺麗さも、②のスマホとさほど変わらず、スマホ写真の進化には驚くばかり。
とはいえ、スマホのF値が2とはとても思えず、やはりボケでは一眼レフの凄さが判る。
なお、写真のサイズについては、一眼レフ(KF)は画素数を抑えて3072×2048としたが、ネオ一眼(FinePix)は4608×3456、スマホは4160×3120と、一眼レフが最も小さい。
それでは、藤原宮跡のコスモスをご堪能いただこう。
以下は全て50㎜単焦点レンズで撮影した写真ばかりである。
ただ、せっかく買った単焦点レンズ用のレンズフードを着け忘れてしまった。
▼後ろに見える山は大和三山の一つ、香久山
この日は前日の梅田の夜景に比べて、ボケ具合と言い距離感と言い、50㎜単焦点レンズの威力を発揮したようだ。
さて、これからは紅葉の季節、50㎜単焦点レンズでどんな写真が撮れるのか楽しみである。
▼単焦点レンズは使わなかった下記のコスモスと見比べていただきたい