3月27日、先日亡くなった父親の納骨と永代供養のため、大阪市天王寺区にある一心寺に行ってきました。
父親は生前「葬式も墓もいらん」と言っていたので、宗派を問わず納骨と永代供養ができる一心寺を選んだのです。
宗派を問わず、と言っても、一心寺ではなぜか創〇学会だけは出禁なんだとか。
まだ四十九日の済んでいないのですが、父親の教えを受けた我が一家は信心深さなど一切なく、できるうちに納骨しようと思ったわけです。
なぜなら、一心寺では今年の4月1日から永代供養料および納骨料が2倍になるから。
ただでさえ一心寺は大変混雑すると聞いており、しかも4月1日より前に永代供養しようとする人が殺到すると予想したので、朝早く家を出ました。
近鉄南大阪線の大阪阿部野橋駅から徒歩約15分とのことで、歩いて行くことも可能ですが、年老いたうえに腰を疲労骨折している母親を連れているので、駅からタクシーで一心寺へ向かうことに。
受付時間の30分前、8時半頃に一心寺に着きました。
▼一心寺の山門
京都府亀岡市から来る姉と待ち合わせしていたのですが、まだ到着しません。
亀岡から車で茨木駅へ行って駐車し、JR京都線に乗ろうとしたところ、人身事故があったため電車が止まっていたんだとか。
後から聞いた話によると、姉の娘(筆者から見ると姪)が偶然にも、その1本前の電車に乗っていたらしい。
しかも、姪の同僚はその電車に乗ろうとして、目の前で人身事故を見たという。
姉はやむなく、JRに乗るのを諦めて阪急の茨木市駅へ車で向かい(JRの茨木駅の駐車場は1日600円だが、阪急の茨木市駅の駐車場は1日1200円もするらしい)、そこから阪急京都線と地下鉄堺筋線を乗り継いで、遅れて一心寺に着きました。
先に着いた我々は、納骨と永代供養の申込用紙を書いて、喪主の母親が受付に並びました(受付で並ぶことができるのは代表者の1名だけ)。
受付の30分前なのに、既に大勢の人が並んでいました。
それでも、噂に聞いていたよりかは遥かにマシです。
9時になって、ようやく受付開始。
なかなか母親の番まで回って来ませんが、ようやく母親の番になっても、かなり時間がかかっています。
それもそのはず、今回は父親の分だけではなく、我が家に置いている親戚数人分の位牌も一緒に納めてもらうとしたからです。
つまり、人数分の戒名を卒塔婆に書くため、それだけ長い時間がかかってしまったのでした。
ようやく母親が出てきて、3人で大本堂へ。
大本堂はかなり広く、そこには大勢の人が畳あるいは椅子に座って待っていました。
我々は、納める父親のお骨や位牌、受付でもらった卒塔婆を台の上に置き、他の人と一緒に名前が呼ばれるのを待ちます。
その間にも、大勢のお坊さんがお経を唱え、他の人の供養をしていました。
ようやく我々の番が来て、お経を唱えてもらい、焼香などが済むと中を通って納骨堂へ。
納骨堂でのお経が終わると、ようやく外へ出ました。
全てが終わったのは10時過ぎ。
思ったよりも早く終わりました。
この時点で、受付には長蛇の列ができており、受付時間前に来て良かったと思ったものです。
この後は特に急がないので、タクシーも使わず3人でゆっくり歩いてあべのハルカス(近鉄百貨店)へ。
途中、商店街に「舞昆」があったので香典返し用の塩昆布を買い、その後はあべのハルカスの「キャピタル東洋亭」で食事し(ここのハンバーグ・ランチが絶品だった)、あとは近鉄百貨店で香典返しの買い物をしました(トップ画像はあべのハルカス16階から撮影)。
▼一心寺の桜は満開間近