実は昨日、このネタを書こうとしたのだが、3分の2まで書いたところでパソコンが突然落ちてしまい、パーになってしまった。
腹が立つし、書き直すのも面倒なので残り3分の1のみ書くことにする。
先日、ラグビー仲間と近鉄花園ラグビー場に行ってきた。
第一試合がホンダヒート×東芝ブレイブルーパス、第二試合が近鉄ライナーズ×神戸製鋼コベルコスティーラーズ。
また、目の前の試合を見ながらワンセグで早明戦を見て、それが予想外の好ゲームだったので、なかなか慌ただしかった。
夕方の4時過ぎにラグビー場を出て、仲間たちとテクテク歩いて隣り駅の河内花園駅(ラグビー場の最寄り駅は東花園駅)近くにあるラグビー酒場へ行った。
僕が行くのは初めてで、この日は本来定休日だそうだが、特別に開けてくれているらしい。
店には我々以外のグループもいて、すぐに満員となった。
みんなでワイワイやっていると、近鉄応援団の団長さんが店に入ってきた。
僕は話したことはないが、近鉄の試合には必ず現れる、花園の名物オジサンである。
去年見た時は髪を長くしてパーマがかかっていたが、今日の団長さんはスキンヘッド。
近鉄が不甲斐ない試合ぶりをしたので丸坊主にしたらしい。
その団長さんが凄いことを言い放った。
近鉄のタウファ統悦選手が来るというのである。
統悦とは、トンガ出身のフランカー、あるいはナンバーエイト。
もちろん今日の試合にも出場していた。
店にやってきた統悦は客全員と握手をし、写真にも応じている。
こんなこと、プロ野球では考えられない。
阪神戦の試合終了後、甲子園近辺で呑んでいて、その店にブラゼルが入ってきたら誰でもビックリするだろう。
別のテーブルにいた統悦が、なんと我々のテーブルにも来てくれた。
そして我々の質問に、流暢な日本語で丁寧に答えてくれたのである。
さらに、既に酩酊状態の団長さんまでが我々のテーブルに来た。
こうなると統悦への質問は打ち切られ、団長さんの独演会である。
「統悦はな、ホンマにええやっちゃねん。ホンマにワシ好っきゃねん」
「白人はアカン。トンガとかサモア、フィジーの選手はみんな日本に溶け込もうとして、日本語までちゃんと覚えてくれよる」
「近鉄は他のチームには全敗しても、神戸にさえ勝ってくれたらええねん。阪神ファンが巨人にだけ勝ってくれゆうんと一緒や。統悦、阪神と巨人、わかるか?」
団長さんの演説が延々と続く中、我々のグループはお開きとなった。
我々は3時間ほど呑み食いをしたが、会計を聞いてビックリした。
料金は伏せておくが、腰を抜かすほど安い値段である。