○関東学院大学ラグビー部員二名、大麻栽培で逮捕
昨年度のラグビー大学日本選手権優勝の関東学院大学がこの不祥事により対外試合を自粛、早くも二連覇の夢は消えた。
関西の雄、同志社大学ラグビー部員による強姦事件に続き、ラグビー界に巻き起こった大不祥事。
「ラガーマン(あるいはスポーツマン)に悪人はいない」という根拠のない神話は大ウソだったことを証明した。
ただ、そうは言っても、ラグビー界のみならず昨今のスポーツ選手のモラル低下は目を覆うばかりである。
「健全な精神は健全な肉体に宿る」などと、体育教師が好む、全く誤った標語は封印し、スポーツ指導者は選手たちのカウンセリングにも力を入れるべきだ。
カウンセリングは日本のスポーツ界でもっとも遅れている部門である。。
○大阪エヴェッサ地元開幕戦、NHK総合テレビで放映
今日、プロバスケットリーグであるbjリーグの大阪エヴェッサ×高松ファイブアローズの試合を、NHK総合テレビの地元局が生放送した。
関西の地上波テレビがbjリーグを生放送したのは初めて。
全国ネットではないとはいえ、関西でも地上波放送を実現したbjリーグ。
徐々に勢力を増してきたbjリーグに対し、迷走を続ける天敵の日本バスケットボール協会はどう対処するのか?
そして、まだ株式会社組織に過ぎないbjリーグが今後、公益法人になることができるのか?
このままbjリーグが発展していけば、現在は知らんぷりの協会でも無視できなくなるかも知れない。
○アジアシリーズ、中日が中国代表を破り、予選リーグは2勝1敗
野球のアジアクラブチームを決めるアジアシリーズで、日本の中日ドラゴンズがチャイナスターズ(中国代表)を9−1で破り、予選リーグを2勝1敗で終えた。
予選突破は、今夜行われるSKワイバーンズ(韓国)×統一ライオンズ(台湾)の勝敗及び得失点によりまだわからないが、まずは決勝進出濃厚だろう。
しかし、たとえ決勝進出を果たし、明日の決勝戦に勝って優勝したとしても、このシリーズでの中日のメンバーでは、とてもアジアチャンピオンでございとは言い難い。
福留欠場は仕方ないとしても、四番のウッズはさっさと帰国し、下位打線は一軍半レベル。
SK(韓国)戦では自慢の守備が乱れて完敗し、統一(台湾)戦は足でかき回してようやく勝ったものの、中日の、そしてNPBの力を見せ付けることはできなかった。
今日の明らかに格下の中国代表戦でも、9−1と一見大勝に見えるが、実は中盤までは全く打てなかった。
中日の落合監督や選手たちがどこまでこのシリーズに対して本気なのか、はなはだ疑問だ。
もちろん、落合監督が「今日の中国代表戦が今年いちばん疲れた試合だ」と言っているように、手を抜いているわけではない。
でも、ベストメンバーを組まずに優勝を逃せば、「ベストメンバーだったら優勝できた」なんて言い訳できると思っているというのは穿ち過ぎか。
そして選手たちは「(勝って当たり前の)日本のチームが負けたら恥だ」という思いのためプレッシャーでガチガチになり、「こんなシリーズに出場したくない」というのが本音なのかと疑ってしまう。
もし決勝進出した場合、決勝戦は川上憲伸が先発するのだろうか?
決勝戦こそ、中日の本気度が試される。
ちなみに、SK(韓国)が決勝進出した場合、元広島のレイボーンの先発が濃厚だ。