歴史
大阪府南東部に太子町という、大阪府内とは思えない自然豊かな(ハッキリ言えば田舎)町がある。 その東側の奈良県との県境にそびえ立っている、二上山という山を御存知だろうか。 その名の通り二つの山頂を持ち、北側の高い山を雄岳(標高517m)、南側…
日本史を語るうえで最大のミステリーとされるのが、邪馬台国の位置についてであろう。 中国の魏志倭人伝によると、3世紀頃の倭国(日本)に邪馬台国があったとされ、その距離と方角が記されているが、そこは日本より遥か南の海洋上なので海の上に邪馬台国が…
昨今の日本では道州制の導入が盛んに議論されている。 現在の都道府県制を廃止し、例えば東北州や関西州など地域権限を与えて、中央集権から地方分権に脱却する、という制度だ。 それで日本が発展するなら大いに結構だが、一つだけ引っ掛かる点がある。 それ…
11月7日に閉幕した平城遷都1300年祭に行ってきた。 近鉄線の大和西大寺駅近くに平城宮跡があり、そこがメイン会場となっている。 大和西大寺駅というのは近鉄奈良線と同・京都線(および橿原線)がクロスしており、奈良県でもキーステーションと言う…
以前にもここで触れたことがあるが、「明日香」をなぜ「飛鳥」と書くのか、日本史史上の謎とされている。 様々な説はあるのだが、これといった決定的な説がないのが実情だ。 そんな中で興味深いのが「京都・奈良「駅名」の謎(谷川彰英・著、祥伝社・黄金文…
日本での国境問題で真っ先に思い浮かぶのが北方領土であろう。 他にも竹島や尖閣諸島の問題もある。 これらは国益に直結し、こじれると国際紛争にまで発展する可能性が高いだけに、ナイーブな問題と言える。 それに比べると、中央集権国家である日本国内での…
「落ちこぼれ軍団の奇跡(馬場信浩・著)」は、荒廃しきっていた京都市立伏見工業高校を、ラグビー部監督に就任した山口良治が懸命な努力で立て直し、見事に全国制覇まで登り詰めた過程を描いたノンフィクション作品である。 この作品を原作としてドラマ化し…
大阪には二本の大河が流れている。 淀川と大和川だ。 大阪市は大部分がこの二つの川に挟まれている。 大阪市の北側を流れているのが淀川で、大和川は南を流れる。 大和川を隔てて南側が堺市になる。 同じ大阪府民でも、淀川の北に住む府民と、大和川の南の住…
大阪市内から紀州街道と呼ばれる国道26号線を南下し、堺市内からそのまま真っ直ぐ旧26号線(府道34号線)を走って岸和田市内に入ると、天守閣が見えてくる。 それが岸和田城だ。 岸和田と言えば清原和博の故郷、そしてだんじり祭りが有名だが、岸和田…
今日、阪神甲子園球場で第80回記念選抜高等学校野球大会の決勝戦が行われ、沖縄尚学(九州・沖縄)が聖望学園(関東・埼玉)を9−0で下し、1999年(平成11年)以来、二度目のセンバツ制覇を成し遂げた。 そしてそれは、沖縄県勢にとって二度目の春…
mixi国には書いたことだが、この前の16日、京都の大文字送り火を見てきた。 大阪南部で生まれ育った僕にとって京都は縁遠い街だったが、最近になってやたら京都に行く機会が増えた。 昨秋は左京の哲学の道を散歩して、今春は門田博光さんの京都でのパーテ…