来年(2019年)に花園がラグビーのワールドカップの会場となるため、新装されたのである。
この日が、その杮落としとなった。
行われる試合は、日本代表XV×世界選抜。
ワールドカップでベスト8を目指すジャパンには、相手にとって不足はない。
試合開始の1時間以上前に、近鉄奈良線の東花園駅に着いたのだが、凄い人だかりだった。
試合開始の1時間以上も前なのに、この人だかり
東花園駅からスクラムロードを歩いていくと、新装なった花園ラグビーが見えてきた。
なんと電飾されていて「HANAZONO RUGBY STADIAM」の文字が浮かび上がってくる。
「HANAZONO RUGBY STADIAM」の電光掲示板
場内に入る前には、手荷物検査を受けた。
ラグビー場で手荷物検査を受けるのは初めてである。
場内に入った。
何しろ、花園では初めてのナイト・ゲームである。
藤井寺球場でナイト・ゲームを観たとき以来の感動かも知れない(注)。
花園ラグビー場の照明塔
バック・スタンドに入ろうと思ったが、1時間前にもかかわらず中央部はほぼ満席。
スコアボード側の端っこは席が空いていたが、そこも見づらいので、結局はスコアボードとは反対側の、ゴール裏の席に座った。
すると、そのすぐ傍を、長いアゴの人物が階段を昇って行った。
あれは、アインシュタインの稲田ではないのか!?
まさか、こんな所で芸人に遭遇するとは……。
このことをツイッターに書いたら、なんとアインシュタイン稲田からフォローされた!
エゴサーチしてたんかい(^^;)
試合が始まった。
前半は世界選抜の一方的なペース。
後半も開始早々、いきなり世界選抜がノーホイッスル・トライを挙げた。
このままジャパンの惨敗となるかと思われたが、そこから反撃。
遂に3点差まで詰め寄った。
しかし、敵陣ゴール前まで攻めるも最後にはノック・オン。
28-31でジャパンは敗れた。
敵陣ゴール前のスクラム
帰りの東花園駅まで行く道程も、大混雑だった。
スクラムロードは歩行者天国となっていたものの、全く前に進まない。
ようやく駅前のロータリーに辿り着いたら、タクシー乗り場までホコ天になっていた!
ロータリーを歩道にしていたのである。
来年のワールドカップは、もっと多くの人が詰め掛けるだろう。
近鉄は、快速急行まで臨時停車していた(東花園駅で停車するのは、普段は準急まで)。
ワールドカップでの人員整理は大丈夫なのか、ちょっと心配になった。
注……近鉄バファローズの本拠地だった藤井寺球場は長い間、周辺住民の反対があって、ナイター設備がなかった。しかし1984年に住民側と近鉄側が和解し、ナイター設備が設置された。