3月25日、大阪府枚方市の大阪国際大学・枚方キャンパスでラグビー・リーグの試合が行われた。
関西雷×ウエストミックスの試合である。
関西でリーグの試合が行われるのは年に1回程度。
締め切りが迫っていた原稿そっちのけで、この機会を逃すまいと出かけた。
とはいえ、さすがに原稿をほったらかしにはできないので、途中で帰ってしまったが。
リーグは13人制だが、この日は11人制で行われたようだ。
15人制のラグビー・ユニオンとの違いは、ユニオンでいうフォワード(FW)のプレーがほとんどない点が挙げられる。
スクラムはあるのだが、全くと言っていいほど押し合わない。
リーグでは6人でスクラムを組むが、この日は5人。ユニオンでは8人で組む
リーグとユニオンの最大の違いは、ラインアウトやモール、ラックがない点だろう。
リーグではタックルが成立すると、すぐにプレーが止まってプレイ・ザ・ボールから試合が再開される。
ユニオンのように、タックルが成立してモールやラックが組まれることはない。
リーグ独特のプレイ・ザ・ボール。1人ラックのような感じ
それでも、リーグとユニオンの共通点もある。
リーグでもボールを前に投げてはいけないし、ボールを前に落とすとノックオンとなる。
ボールより前にいるプレーヤーがプレーに参加するとオフサイドの反則となる点もリーグとユニオンは同じ。
そして、敵陣のイン・ゴールにグラウンディングするとトライとなって得点を得るのはユニオンもリーグも同じだ。
ただし、ユニオンではトライは5点、リーグでは4点という違いがある。
他にもトライ後のコンバージョン・ゴールは2点でユニオンと同じだが、ペナルティ・ゴールは2点(ユニオンは3点)、ドロップ・ゴールは1点(ユニオンは3点)となっている。
また背番号は、ユニオンの場合はフォワード(FW)から順に付けられていくが、リーグではバックス(BK)から付けられていくという、サッカー方式である。
見事なトライ!
結果は後で調べたところによると、ウエストミックスが関西雷を62-50で破った。
リーグには日本代表もあり、サムライズという愛称がある。
去年の11月には香港代表を破って初代の東アジア・チャンピオンに輝いたサムライズだが、今年の6月16日(土)には第2回東アジア ラグビー・リーグ・ネイションズカップが東京の稲城中央公園総合グランドで行われ、サムライズは再び香港代表と対戦する。
また最近では、ラグビーマガジン(ベースボール・マガジン社)でも、リーグの試合が掲載されるようになった。
来年の2019年には日本でユニオンのワールドカップが行われるが、リーグも同じように発展して欲しいものだ。
トライへ疾走!