2019年に日本で第9回ラグビー・ワールドカップが開催される。
現在、その優勝トロフィーが日本中を巡回しており、10月12日にJRの大阪駅、14日には大阪府吹田市の万博記念競技場にやって来た。
ラグビーの場合、ワールドカップの優勝トロフィーはウェブ・エリス・カップ、あるいは単にエリス・カップと呼ばれている。
1823年、イギリスのラグビー校でフットボールの試合中、ウィリアム・ウェブ・エリス少年がルールを無視し、ボールを持って走り出したという伝説があるのだ。
これがラグビー・フットボールの始まりとされ、優勝トロフィーをウェブ・エリス・カップと呼ばれる所以である。
ラグビー・ワールドカップは1987年に始まり、これまでニュージーランドが3回、オーストラリアおよび南アフリカが各2回、イングランドが1回、エリス・カップを手にしている。
ウェブ・エリス・カップは純銀製で表面を金箔で覆っており、重さ4.5kgで高さは47.2cmである。
持ち手にはギリシャ神話のサテュロスとニンフの頭部が施され、また顎鬚のあるマスク、ライオンのマスク、そして全体はブドウの木がモチーフとなっている。
2019年、ウェブ・エリス・カップを手にするのはどこの国か?
ウェブ・エリス・カップ